夢の続きの中で

真・恋姫†無双のSSを書いていきたいと思います~

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エピローグ

2009-01-13 02:36:09 | 魏END 長編SS


―――体の感覚がなくなっていく―――


―――愛しい人の姿が見えなくなっていく―――



この物語の俺の役目は終わったんだ。

大陸の覇王となり、平和と安寧を取り戻そうとする曹孟徳の夢を叶えること。

これからは、俺が知る歴史にはない程の素晴らしい国が作られていくんだろう。



華琳が


魏のみんなが思い描き、望み、勝ち取った世界に居られないことは残念だけど、


物語は終端を迎えてしまったんだから…


俺は俺のできることを全力で頑張ってきた。


その結果、例え自分の身が滅んでも、後悔はしていない。



ただ、


もし許されるのなら、


いつもは威厳に満ちて堂々としているのに、


本当は寂しがり屋で意地っ張りな少女を


最後まで支えてあげたい。















『あなたの望みは、元の世界との永遠の決別。肉親や友に二度と会えなくなる選択』


透き通った声音が、突然、俺の魂魄に響き渡る。


『あなたが望む世界は、所詮は庶人が描く夢物語の世界なのかもしれない。それでも、本当にいいの?』


だが、突然の問いかけであったにも関わらず、心は妙に落ち着いていた。

俺の答えは、もちろん決まっている。


「俺は、この世界で生き続けたい」


『それはなぜ?』


「俺にとっては、自分がいる世界が夢か現実だなんて関係ないです。全ては、事実として俺の心に残り続けるんですから」


そう、それは、誇り高き王が残してくれた言葉。


「それに…」


この世界には、
 俺の為すべきことがまだあるはずだから。

この世界には、
 俺のかけがえのない仲間と、最愛の少女がいるのだから。


「俺は、この世界を選びたい」



『ならば、物語の続きを紡ぎなさい。世界は、人の夢・想い・願望の数だけ無数に存在するのだから』



だんだんと声が遠くなっていき、

そして、


俺は意識を手放した…
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