仕事が始まりました。少しずつ仕事モードになっていきたいと
思います。お休みの今日は、少し出かけていました。
写真は、お花屋さんで選んだお花です。最初に手に取ったのは
ワインレッドの珍しい枝ものでした。名前を忘れてしまったので
すが、美しい姿だなと思いました。それにブランデー色のバラと
白いニゲラを合わせ、物足りなくてルージュのような色のバラを
合わせてみました。不思議な取り合わせですが、今日の直感に
従う楽しさがお花選びにはあります。なぜか冒険してみたくなる
のが面白いです。
今日は、カフェで3時間くらいかけて一冊の本を夢中で読んで
いました。宮坂道夫さんの『対話と承認のケア ナラティヴが
生み出す世界』という本です。帯に「人の物語に触れること。
なぜ、それはケアなのか。」とあります。その一文に触れて、
読みたくなりました。
ナラティヴ、語りは、空気のようにあまり意識されていない、
という著者の言葉に心の中でうなずきました。あまり意識されて
いないけれど、沈黙と同じように私にとって大切な言葉だった
からです。(「語り」と「沈黙」、逆のようですが相互に補完
しあう大切な存在だと思っています。私は、ピカートの『沈黙の
世界』という沈黙のすばらしさについて書かれた本がお守りの
ように大事だと感じています)
この本を読んでの感想が、すらすらとは出てこないのですが、
話を聴く側にも「いずれは死ぬ」という時間の有限性があると
感じる時、人は話をしてみたくなる、というような文章が心に残り
ました。そこにあるのは、「弱さ」だというのです。聴いてくれる
人の弱さに触れる時、人は(通じ合うかもしれない)と思うのかも
しれません。完全な球体には沁み込む隙がありませんが、傷ついた
やわらかい心には、相手の心の揺れ、色、温度などが、沁み込む
余地があるのかな、と想像を広げました。ピア、というのは
そういう通じ合う可能性をたくさん秘めた存在なのだろうなと
思いました。
明日も、私は患者さんに出会うわけですが、沁み込む隙である
自分の弱さは大事に傍らで感じていたいと思います。
語りと沈黙、どちらも深めていきたいテーマです。深く関心の
ある領域の本を読めて、とても嬉しかったです。
思います。お休みの今日は、少し出かけていました。
写真は、お花屋さんで選んだお花です。最初に手に取ったのは
ワインレッドの珍しい枝ものでした。名前を忘れてしまったので
すが、美しい姿だなと思いました。それにブランデー色のバラと
白いニゲラを合わせ、物足りなくてルージュのような色のバラを
合わせてみました。不思議な取り合わせですが、今日の直感に
従う楽しさがお花選びにはあります。なぜか冒険してみたくなる
のが面白いです。
今日は、カフェで3時間くらいかけて一冊の本を夢中で読んで
いました。宮坂道夫さんの『対話と承認のケア ナラティヴが
生み出す世界』という本です。帯に「人の物語に触れること。
なぜ、それはケアなのか。」とあります。その一文に触れて、
読みたくなりました。
ナラティヴ、語りは、空気のようにあまり意識されていない、
という著者の言葉に心の中でうなずきました。あまり意識されて
いないけれど、沈黙と同じように私にとって大切な言葉だった
からです。(「語り」と「沈黙」、逆のようですが相互に補完
しあう大切な存在だと思っています。私は、ピカートの『沈黙の
世界』という沈黙のすばらしさについて書かれた本がお守りの
ように大事だと感じています)
この本を読んでの感想が、すらすらとは出てこないのですが、
話を聴く側にも「いずれは死ぬ」という時間の有限性があると
感じる時、人は話をしてみたくなる、というような文章が心に残り
ました。そこにあるのは、「弱さ」だというのです。聴いてくれる
人の弱さに触れる時、人は(通じ合うかもしれない)と思うのかも
しれません。完全な球体には沁み込む隙がありませんが、傷ついた
やわらかい心には、相手の心の揺れ、色、温度などが、沁み込む
余地があるのかな、と想像を広げました。ピア、というのは
そういう通じ合う可能性をたくさん秘めた存在なのだろうなと
思いました。
明日も、私は患者さんに出会うわけですが、沁み込む隙である
自分の弱さは大事に傍らで感じていたいと思います。
語りと沈黙、どちらも深めていきたいテーマです。深く関心の
ある領域の本を読めて、とても嬉しかったです。