断末魔の叫び

今年ももう終わりに近づいていいこと尽くめで終わりたいと思っていたのに～～～
歯医者に車で行く途中、県道を走っていたら（ここはあまり信号がないので飛ばす）左の道端でキジトラの仔猫と思われる子がけいれんを起こしたようにのた打ち回っていた
対向車が通り過ぎるのを待って徐行している間にけいれんがパタッと止まった
きっと車にやられて断末魔のもがき苦しんでいたんだ
歯医者の予約に合わせて家を出たから、そこに車を止めている余裕はない
でもでも何にもできない自分が悔しくて涙がこぼれてきた

治療中もあの子のことが気になって、いつもの緊張感もなく終わった

帰り車でその場に差し掛かる前に遠くからあの子の横たわる姿が見えた
傍を徐行しながら通って、ああ、血が流れてる、もう死んでる
どうしよう
車を止める場所がないから、じゃないな
やっぱり恐いのが一番
タオルで包んで林の中に移動させてあげるだけでもいいのに、それができない
あああ、雑巾のようになるまで何台もの車に轢かれるのは間違いないのに、わたしにはついにできなかった
ごめんよ～～
けいれんを起こすぐらい苦しかったんだね

毎日こうして多くの犬や猫が犠牲になっているか考えると、目の前で死んでいっただけでどうってことない！と自分を慰めたい気持ちと
仔猫の身体を抱えることができなかった情けなさが葛藤中

歩きだったり自転車だったらきっとできたかもしれない