今となっては、自分が元々どんな性格を持って産まれたのか知る由もない。
もちろん、全く無くなってしまった訳ではないのだろうけれど。
過去を振り返って考えてみても、環境はそれ程悪くない。
ただ、たまたまあたしの所でアンラッキーが重なってしまっただけだった。
お母さんにしても、ばあちゃんにしても、あたしを傷つけようとした訳ではなく悪気はなかった。
頭では十分理解できた。
けれど自分に残った心の影響を何とかするのは、また別問題らしい。
強い自己否定、人との距離感が掴めない事、自分の不在、自己評価が低い事、相手にとっての正解ばかりを気にして対応をしてしまう事、子供の頃の経験を過去にできない事。
これまでの知識と経験で、仕事ではある程度対応できるようになって来たけれど、プライベートでは全くと言っていいほど他人に対応できない。
いま分かっている事は、どうやら自分と同じように、子供の頃の傷を抱えたまま生きている人とは仲良くなりやすい。という事。
きっと合う人が見つかれば、あたしにも結婚したり子供をもったり。そんなチャンスも巡ってくるかも知れない。
これからは過去に縛られず、前だけを向いて自分の人生を歩いて行きたい。
人と関わる勇気を持って、これからの自分を変えていきたい。