いくらおにぎりブログ

邦画中心の映画感想ブログです。ネタバレがありますのでお気をつけ下さい。

【映画】忠直卿行状記

2008-11-05 | 邦画 た行
【「忠直卿行状記」森一生 1960】を観ました



おはなし
豪勇を謳われた松平忠直(市川雷蔵)は、自慢の槍で、家臣がわざと勝ちを譲っていたことを知り…。

菊池寛の原作を映画化したものです。いつものお約束ですが、原作じたい史実と異なりますし、映画化にあたってもかなり改変されていますので、ご注意ください。

「天守近くに火が付いたぞぉ」「燃えるぞぉ」「落城じゃぁ」。メラメラ。ドッカーン。ボッカーン。よくわかんないけど、大阪城が落城した気配。

「元和元年五月八日」、使い番の騎馬武者が前後して二騎、徳川家康(中村鴈治郎)の待つ本陣に飛び込んできました。「一番乗りは越前少将忠直卿の手勢にござります」「恐れ入ります。忠直卿の軍勢、大阪方の軍師、真田幸村を討ち取ってございます」。あいつぐ朗報に、「あの忠直が、あの孫めが」と喜ぶ家康です。

「天晴れ、でかした」と松平忠直(市川雷蔵)を褒めている家康。「そなたの父秀康、世に在りし頃は、よく忠孝を尽くしてくれたものじゃ」と、孫の凛々しい武者ぶりに目を細めた家康は、「当座の引き出物に初花の茶入れをつかわそう」と言いだしました。「初花の茶入れを。何ものにも代えがたく、秘蔵されている初花の茶入れを」と、感激の面持ちの忠直。家康はさらに、樊カイ(昔の中国の強い人)になぞらえて、日本ハンカイという称号まで、忠直にくれるのです。居並ぶ大名たちの前で、すっかり面目を施した忠直は、勇躍、領地の越前北ノ庄に帰国するのでした。

領地に帰っても、戦場の興奮が抜けない忠直は大宴会を催します。「なんと申しても、大阪陣第一の手柄は殿じゃ。御三家も、伊達も前田も黒田も、殿のおみ足の爪にも及ばぬわ」と言い出す家臣がいると思えば、「日本ハンカイ」と言い出す家臣もいて、忠直は「もうよせ」と言いつつ、満更ではありません。よし、明日は槍試合をやろう。日本ハンカイの名に恥じぬ武勇を家臣たちにみせてやるのだ。

ということで、翌日、紅白に分かれて槍試合が行われました。忠直の白軍は形勢悪し。しかし、大将の忠直が出たからには、負けるものではありません。あっという間に、赤軍の家臣を倒し、迎えたのは赤軍の副将、大島左太夫。槍の無双と呼ばれる男です。しかし、そんな大島も忠直の前には歯が立ちません。そして赤軍大将の小野田右近。「いくら殿でも、指南番の小野田殿には勝てまい」という大方の予想を裏切り、忠直は小野田までをも、その槍の下にくだすのでした。

その夜はまた宴会。「殿の強いのは恐れ入りました」「お強い。お強い」。家臣たちはもうベタ褒めです。「殿様はもう人間ではない。鬼人じゃ。摩利支天の再来じゃ」とまで言うものもでてきて、忠直、すっかりご満悦です。

宴会を中座した忠直は、ひとり庭に出ました。煌々と輝く月の下で、思わずつぶやきます。「母上、ご覧ください。忠直は臣下の者が誰一人打ち負かすことのできない、強い男になりました。家来ばかりではない。大阪の陣では、日本中の大名、誰もが及ばない手柄を立てて、おじいさまから日本ハンカイをいう名誉をいただきました」。と、庭の向こうから、なにやら話しつつ歩いてくる家臣がいます。おお、あれは大島左太夫と小野田右近じゃありませんか。二人は、どうやら忠直の噂をしているようですよ。

「時に、殿の腕前をどう思う」と言う左太夫に、「殿のお噂か。聞こえたら切腹ものじゃでのう」と軽くたしなめる右近。しかし、左太夫は真剣です。「陰では公方さまのお噂もする。どうじゃ、、殿のお腕前は。本当のご力量は」。ピクッ。忠直も耳をそばだてます。「さればじゃの。いかいご上達じゃ」と答える右近。思わず忠直はニンマリです。しかし、続く言葉に愕然です。「以前ほど、勝ちをお譲りするのに、骨がおれなくなった」。それに答えて、「なにしろ、相手は日本ハンカイ殿じゃ」と、冗談めかす左太夫。ガーン、ガーン。忠直はショックを受けています。なにしろ両人が去っても、「なにしろ、相手は日本ハンカイ殿じゃ」という言葉が脳裏でリフレインしちゃうくらいですから。

翌日、いきなり予定を変更して、槍試合をやると言い出した忠直。試合は、前日と同じような展開で進み、いよいよ副将の左太夫との対戦です。と、ここで忠直はトンデモナイことを言い出したのです。「左太夫、槍といい剣といい、まことの腕前は、真槍真剣でなくては分からん。俺は偽りの試合はイヤだ。大阪の陣で手馴れた真槍を持って立ち向かうから、その方も真槍をもって相手をせい」。「殿、お気が狂わされたか」と止める家臣たちを、「止めたて、一切無用じゃ」と一喝する忠直。左太夫も何かを察したのでしょう。そのまま、真槍をとって対峙するのです。テヤー。たあっ。グサっ。左太夫は内股を刺されて敗退です。うーん、これでは良く分かりませんね。

「右近、その方の番だ。立てい」。まさか、忠直自身が聞いていたとは思わないにしろ、主君に対して不忠の言葉を吐いたのは事実。もはや、これまでと覚悟した右近は、忠直と槍の穂を合わせます。えいっ。やあ。打ち合うこと数合。しかし、忠直だって、決して武勇の腕がないわけではありません。むしろ、衆を圧しているといってさえ良い腕前ですから、右近が手を抜いているのは分かります。「右近はわざと隙を作っている。どうして、俺の心が分かってくれんのだ。俺はただ、自分の真の力量を知りたいだけなのだ」。えいっ。忠直の突き出した槍に、自ら飛び込んだ右近は、肩を刺されて、そのまま敗退。この瞬間、忠直の運命は決まったのです。

左太夫、右近が相次いで切腹して果てた、と報告をうけた忠直。「きやつらは、命を賭けて、おのれの嘘を守ったのか」と暗い顔です。「生まれてこの方、俺の身に注いでくれた賞賛は、みな偽りのモノだったのか」と言いつつ、昔を思い出す忠直。剣術で褒められ、書で褒められ、弓で褒められ、誇らしさで胸をいっぱいにした少年時代の記憶が、すべて嘘に思えてきました。「幾たびかの試合や遊戯、俺が占めた勝利や優越の中で、どれだけが本当に俺のものだったのだぁ」。

さて、忠直には、兄弟同然に育てられた浅水与四郎(小林勝彦)という家臣がいます。そして、その妻に与えたのは、やはり忠直に誠心誠意仕えた腰元の志律(山内敬子)でした。つまり、忠直にとっては、何にも代えがたい忠臣たち。しかし、そんな与四郎をも遠ざけて、忠直は酒色にふけるようになりました。もはや、かつであれだけ好きだった武芸の稽古も、一切しようとはしません。

とは言え、そんな酒色も忠直のささくれた心を癒すには足りませんでした。「注げ」と酒盃を差し出す忠直。しかし、連日連夜の酒宴に、寵姫もうたた寝をしていたのです。そんな女を見ているうちに、忠直の心にまた、どす黒い疑念が湧きおこってきました。
「この女は俺を愛しているのではない。美しい笑いも媚びも、うわべだけの技巧に過ぎないのだ。ただ領主としての俺の権力に靡いているに過ぎないのだ」。もう、疑念が疑念を呼んで止まりません。「愛の代わりも服従だ。友情の代わりも服従。信頼の代わりも服従だ。俺と家来の間には虚偽の膜がかかっている。その膜の向こうでは、人間が人間らしく付き合っているのだ。俺は膜のこちらに、ひとりだけ取り残されているんだ。俺の周りにあるものは、全て服従だ。服従、服従、服従だ」。

それからの忠直はもうやりたい放題。佞臣・小山田多聞(稲葉義男)の甘言にのって、婚儀の決まった家臣の娘を犯し、家来を殴りつけ、もはや乱心したといわれても仕方のない状態です。えてして悪い噂は、広まりやすいもの。とうとう幕府の重臣、土井利勝から家老たちに詰問状が届きました。慌てる家老たち。どうしよう、どうしよう。誰か殿に諫言しなければ。いやいや、誰がやるというのだ。うーん、それもそうだ。ならば、ともかく土井さまに弁明の使者を送り、あわせて、江戸にいる忠直卿の実母、清涼院に取り成しをお願いしようではないか。

そんな、重要な役目をこなせるのは、小身ながら忠直と兄弟同然に育てられ、将軍家へのお目見えも済んでいる与四郎しかいません。与四郎自身も、忠直の乱行に、深く心を痛めていた忠臣ですから、否やはなく、早速江戸に出府することにしたのです。そうと決まれば、まずは忠直に出府の挨拶をしなければ。まさか、詰問状が届いたとも言えませんから、清涼院さまにご機嫌伺いということにしておきましょう。

会ってみれば、そこは二人の仲。穏やかなようすの忠直は、「俺も、俺も会いたい」と母の清涼院を懐かしみ、切々と諫める与四郎の言葉も素直に聴いています。これなら、安心。あとは、自分自身が江戸で頑張るだけ、と思う与四郎です。

「美しい女性(にょしょう)がいます」と下卑た顔を向けてくる佞臣・小山田多聞。今度は人妻ですよ、とニヤニヤ笑いです。しかし、与四郎と会って、なんだかサワヤカな気分の忠直は、「よそう。与四郎のつらを見てから、俺もどうやら、心の手綱を取り戻したような気がするわ」と答えるのでした。しかし、これで諦めたら佞臣の名が廃るというもの。小山田は、悪相に邪悪な笑みを浮かべて言うのです。「殿には、与四郎出府の目的をご存じないと見えまするな」と、土井から来た密書のことを話すのです。あとは、もう簡単。全て嘘だと見破られますが、真実に嘘のフレークをふりかければ、人は簡単に騙されるものです。「あいつら、あいつら。与四郎、おのれまで」。

ささいなことを理由に、家老の本多土佐に手傷を負わせる忠直。家老は、もはやこれまでと、自害してしまいました。もう、誰も忠直をとめられません。乱行はますますエスカレートです。

一方、越前からはるばる江戸にやってきた与四郎。早速、清涼院(水谷八重子)に目通りをして、忠直の行状を報告します。「あの子は不幸せな星の下に生まれた子です」と嘆く清涼院。学問も武芸も手を尽くして一流の師につけ、修めさせた。それに、あの子の父は将軍秀忠の兄じゃないか。本来なら、あの子こそが将軍の座についているべきなのに。ああ、母の。この母の悲しみを。
ダメだ。自分のことばかり、語っていますよ。と、そこに土井利勝の使者が与四郎を探して、訪ねてきました。至急、評定所に出頭するようにと言うのです。「えっ、評定所へ」と驚く与四郎です。

評定所に行ってみると、なんだか気まずい雰囲気。「浅水、困ったことになったわい」と土井利勝は苦りきった表情です。「由々しき一大事となったぞ、浅水。忠直卿は国家老本多土佐を手にかけられたのだ」。「いえ、信じられません」と答える与四郎。それはきっと、あやまりでございます。もう少し、時間をくださいませ。「猶予はならん」と声を高めたのは、やはり重臣の本多正純。ほれ、ここに証拠がある、と小山田多聞からの密書を出してくるのでした。してみると、小山田はただの佞臣かと思ったら、本多正純の密偵だったのですね。いえ、密偵というよりは、忠直を陥れるために使わされた間者なのかもしれません。

それからしばらくして、越前に噂が聞こえてきました。公儀の討っ手が越前に向かっているらしい。さらに隣の藩でもくに境に兵を集めているらしい。「将軍家が何だ」と俄然張り切る忠直。「討っ手を向けるなら、向けるがよい。日本中の兵を引き受けて戦ってやるぞ」。

そんな事態に心を痛めたのは、与四郎の妻・志津。あのお優しかった殿様が、そんなに変わるわけはない。お諫めすれば、きっと聞いてくれるはず。しかし、忠直は既に心が少し壊れていたのかもしれません。まるで「シャイニング」のジャック・ニコルソンみたいな顔で迫ってくるのです。「志津、俺のものになれー」。キッとした顔で懐剣を抜く志津。「志津、俺を殺す気か」「いいえ、殿様に罪を犯させようとする、この私を殺すのです」。「志津、お前は」と絶句する忠直。その表情に真実を見たのでしょうか。志津はポロリと懐剣を落とし、「殿。どうか昔の殿様に返ってくださいませ」と忠直の足にすがり付いて泣くのでした。

失意のままに越前に戻ってきた与四郎。しかし、留守番のじいやに、志津がお城にあがったまま三日も戻ってこないと聞いて、顔色が変わりました。ドタドタ。城に乗り込む与四郎。佞臣・小山田は忠直に、成敗いたさせましょう、と囁きますが忠直はそれを許しません。むしろ、「貴様たちは遠慮せい」と人払いをして、二人きりで会うのです。

「与四郎、そちは犬になったそうじゃのう」と皮肉な笑みを浮かべる忠直。しかし、与四郎だって負けてはいません。「犬畜生は殿でござろう。殿、志津はどこにおります。志津は。志津を何となされた」。しかし、忠直はあくまで与四郎を疑っています。「幕府のタヌキどもと腹を合わせ、この忠直を陥れ、家安泰。おのれらの安楽を首尾よく謀ってきたかと聞いておるのだ」と、与四郎の弁明をいっさい聞こうとしません。その上、「与四郎、俺は志津が愛おしゅうなったぞ。もう、お前には返してやらんぞ」とまで言い出しました。

プチン。恋女房を返さぬ、と言われて完全にキレた与四郎が刀を抜きました。槍はともかく、刀では、この与四郎も藩内屈指の腕前。かたや忠直は丸腰。勝負になりません。しかし、飛燕のようにスイスイと刀を避ける忠直。あまつさえ、刀をとりあげ、与四郎を組み伏せたのです。あとは、与四郎の首がぽーんと飛ぶ……ことはなく、忠直はうれしそうな表情で与四郎を見ています。「与四郎、お前こそまことの男だ。俺を主君としてではなく、一個の人間として扱ってくれたのは、お前だけだ。俺は、俺はうれしいぞ。この忠直、心から礼を言うぞ」。話の展開が見えずに戸惑っている与四郎に、「似たもの夫婦じゃ。志津めはな、殺されても俺の言うことは聞かんというぞ」と笑いかける忠直。もちろん、志津は無事でした。手を取り合って喜ぶ、与四郎と志津です。

忠直の鬱屈は晴れました。一つには藩内有数の使い手、与四郎の剣を交わし得て、自らの技量が決して人に劣るものではないと確信できたのです。そして、もう一つ。少なくとも与四郎と志津は、真実、自分を人間として見て、泣いて怒ってくれる。決して、自分は孤独ではない、そう心の底から納得できたのです。めでたし、めでたし。

しかし、時既に遅しです。上使の一行がくに境を越えて、越前領内に入ってきたのです。延々と松明を点しつつ行軍してくる上使の行列。いえ、その物々しさは軍勢です。精鋭徳川本隊が、やってきたのです。「皆の者、合戦の用意じゃ」と叫ぶ忠直。こういう時は、身分が低い侍ほど素直なもの。「はっ」と返事をするや、城門を閉ざし、篝火をたき、合戦用意が進んでいきます。しかし、慌てたのは重臣と呼ばれるひとたち。口々に忠直を止めはじめました。まずは上使の言い分を聞いてからでも、合戦は遅くありません、エトセトラ、エトセトラ。それもそうか、と忠直は上使に会うことに。

いくら国主とはいえ、上使の前では下座に座り平伏しなければなりません。家臣と共に平伏して待つ忠直。スルスル。着物のすれる音がして、どうやら上使が上座に座ったようです。表をあげる忠直。と、ビックリです。なんと、上使は母清涼院その人だったではありませんか。「母上っ」「忠直殿、やつれましたのう」。そんな親子の会話もつかの間。清涼院は威儀を正しました。「上意っ。その方儀、大国を領する身でありながら、施政を忘れ放埓に耽り、家来どもを非道に殺害し、婦女を掠めるなど、悪行を挙げて数うべからず。よって、領地を召し上げ、豊後府内竹中釆女正に預け、終生押し込め申しつくるものなり」。「押し込め」と絶句する忠直。片方で合戦といいつつも、どこかで甘えがあったのでしょうか。まさか、この自分に押し込めという処分が下るとは思っていなかったようです。しかし、いったん上使と対面するという選択をして、今から合戦ができるのか、いいえできません。清涼院が「忠直殿、身一つになって城を出てくだされ」と懇ろに説得をした結果、忠直は「母上。忠直、謹んで仰せに従います」と答えるのでした。

密かに本多正純のもとに逃げようとしていた佞臣・小山田多聞が、家臣の者に斬り殺されるという一幕を境に、越前家の戦意は急速に低下しました。そして、朝を迎え、「いく久しく、こんなに清々しい朝を迎えたことはない」と憑き物が落ちた表情の忠直。家康からもらった初花の茶入れを与四郎に渡します。「このような尊いものを」と固辞する与四郎に、「俺は六十七万石を投げ出して、もっと尊いものを得たんだ」と、苦く笑う忠直。確かに、授業料としては、あまりに高すぎる失敗だったようです。

家臣たちが泣いて見送る中、忠直の駕籠は遠い豊後に向けて旅立ちます。「心も軽く、身も軽い」、そんな忠直の呟きをよそに、駕籠を見送る領民たちの表情は、よそよそしく冷ややかです。


まあ、一言でいってしまえば、スポイルされて育ったお坊ちゃまが、ひょんなことから自信を喪失して家庭内暴力に走っただけ、といえるかもしれません。ただ、その家庭が、67万石の大藩であったことが問題なだけです。その点では、忠直が家臣との間に感じる「膜」というのも、思春期の若者が感じる孤独感と異なるところは無いように思います。つまり、これは間違いなく、青春映画なのです。

鬱屈した青春期の悩み、という点から考えると、同じ市川雷蔵の演じた「炎上」で描かれた青年像の、いちバリエーションともいえるでしょう。ですから、いわゆる髷モノとしての評価には馴染まない部分があるのも事実です。

すいません、ちょっとコムズカシイ言い方しました。要は、歴史モノとして見ると不満が残るけど、青春モノとして見たら、悪くないんじゃないの、ってことです。

ちなみに、この映画ではとっても優しいおじいちゃんだった家康ですが、忠直のお父さんの秀康を嫌っていたみたいです。なにしろ、嫡男(次男だけど)なのに、他家に養子に出しちゃったくらいですから。ということは、この忠直のことだって、内心でどう思っていたか。むしろ、今回の一件は全て家康の差し金ではないかという邪推すら浮かんできます。そうなると、中村鴈治郎の家康というキャスティングがグッと効いてきます。なんか、企んでそうですからね。鴈治郎って。







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2 コメント

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いやあ (ゆう)
2008-11-05 22:44:16
こんばんは。高貴な、また権力を持つ人のジレンマですね。周りの人は本当に自分を思ってくれているのか、見えなくなる。忠直様は真実を知るに、えらく高い授業料を払われたようで。惨い話です。思えば侍って理性を重んじ、名誉は命を懸けて守るところがありますね。感情を否定するようなところが。多分その狭間で苦しんだ侍もいたかも知れません。だからこそ美しいのかも。
人間なんて、らららー (いくらおにぎり)
2008-11-06 15:10:31
侍の美学ですね。一方では保身に汲々とするサラリーマン的な部分もあるので、一概にはこうと断言できませんが、お話の中では、孤高を保ってないとキマリませんね。まあ、いずれにしろ、同じ人間。そうは変わらないのかもしれません。

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