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白頭鷲に再会

2020年05月04日 | 日記

 我が家の庭の木の枝に一羽の白頭鷲(イーグル)がやってきた。去年の夏に自転車で暴走している僕の10メートル程前を巨大な白頭鷲が横切って、道の反対側のガードレールに降り立った。鷹の鋭い爪が鉄のガードレールを掴む時に、ガシガシという甲高く豪快で不快な音を立てたのを覚えていた。しかし、そいつとの遭遇はここから25キロ程北に行った所であった。この白頭鷲があの時の奴かどうかは不明だが、あの時の奴だと思いたい。白頭鷲はアメリカ合衆国の象徴であり国璽である。また、過去においてはローマ帝国の象徴でもあった。古来からネィティブアメリカンは白頭鷲は天高く舞い神に近い聖なる鳥とみなし、彼らの装着物にも多用してきた様に畏怖な存在である。

 

 白頭鷲は地域の守護神なのであろうか? アメリカの都市部に住んでいて、白頭鷲を近くで目撃する機会は殆ど無い、近くでの遭遇は貴重な体験である。先月、コロナで世界各国がてんやわんやしている最中に、一つ気になるニュースが心に留まった。

【4月12日 AFP】世界的に有名な英出身の霊長類学者、ジェーン・グドール (Jane Goodall) 博士(86)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)は、人類が自然を無視し、動物を軽視したことに原因があると指摘している。

 これが、時代的に、つまり歴史的に。更に世界的に、大きな目を持って、別の表現をすると、鳥の目から見たコロナの発生理由である。それについては自然発生か人工物かは問う必要は無く、起こるべき時に起こり、現在の人間生活のあり方に一度ストップを掛けた。もしも、この説に一つの真理が有るとすれば、人類が自然を愛し、地球上の動物を初めとする全ての生き物を尊重する姿勢を持つ事が。今後人類の生存を左右する要となるのである。人工的な乗り物を媒介として自然に足を踏み入れようとする我々にとって、これは心に秘めておくべき叡智なのである。

 


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