舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

フラノート話(追記)

2014-10-01 04:47:25 | ダンス話&スタジオM
先程、私がひっそりと参加している「人気ブログランキング」の新着画像一覧を見てビックリ。
わ、私の描いた絵が載っているッ
しかも、私の記事の新着画像としてではなく、他のブロガーさんが記事でお使いになったようですね

フラダンス ブログランキングへ今もコチラでご覧いただけるようです。


出典もきちんと明記してくださいましてありがとうございます
そうと知っていたら私、あんなサインペン殴り書きではなくて、きちんと着色した物をしておいたんですけれども、ともあれその方が振付ノートの取り方を考察なさるにあたってたしょうなりともお役立て頂けたようで光栄な限りです。


あの画像が決してテキトーやデタラメではない証拠に、8月のロバート・カジメロ様ワークショップ@日光の時に書いた振付の覚え書きもほぼ同じ書き方をしました。
何しろあの日マミちゃんは四代目がワークショップを妨害しないよう看守役を務めていましたから独力で書かねばなりませんでしたし、あとで生徒さんに訊かれた時に責任を持ってお答え出来ねばならんという事で、プレッシャー半端なかったッス。
でも、ロバート様の振付は歌詞に忠実な上、動きから動きが見事なまでに美しく繋がっているため、ああいう要点のみの覚え書きでも歌詞と身体の記憶の助けを借りれば十分に再現出来ます。


私の書き方は、そのブロガーさんもおっしゃっていたとおり読み解くハードルが高い
まず第一に、もし他の人に見せたとしても私の振付ノートに書かれた事はほとんど伝わらないでしょう。まして、その振付を知らない人ならチンプンカンプンだと思います。
しかしそれでいいのです。あくまでも「覚え書き」なのですから。
あまり説明的に書きすぎると、自分自身でもその記述に頼るようになってしまい、身体の記憶が十分に強化されません。
単語や化学式のような暗記モノでさえ、「声に出して読む」「歩きながら覚える」など身体を動かしつつ覚える事が記憶を強化するのですから、覚える物がダンスであればなおさらです。
繰り返し踊る事で身体によ~く覚えさせるようにして、振付ノートはあくまでも「補佐」と心得る事が大切です。
逆に言えば、ノートを見ながらでなければ踊れない曲は決して「マスターした」とは言えません。出来るだけ簡潔な言葉で記憶が呼び起こされるようになってはじめて覚えた事になるのです。

さらに、事細かに書き過ぎてしまうと、しばらく経ってから見た時に却って分りづらくなる事さえあります。
色々考えずに動いてみれば意外と身体が覚えていて正確に踊れたりするのに、ノートの細かい書込みに頼って動こうとすると、まるで新しい物を覚える時のようにぎこちなくなってしまうものです。


第二に、私の書き方は「歌詞とセットである事が大前提」です。
むしろ歌詞の方がメインで、振付けノートは副教材のポジションなのですね。

こないだ来月のイベントの為に十数年前に踊った曲を思い出す作業をした時も、私はひたすら歌詞カードを見て、ひとつひとつの単語の意味を考えて、声に出して歌う事で思い出しました。
歌詞カードを見なくても歌えるようになって来ると、だいたい振付も同じくらい記憶がハッキリしてきます。
曲と振付は一心同体ですから、やはり普段からできるだけ素敵な演奏に合わせて覚えたいものですね

余談ですが、今回の曲で言うと、今度実際に踊るハワードさん&ナタリーさんバージョンより、その前に使っていたデニス・パヴァオさんバージョンの方が強く記憶に残っているし、それよりもっと前に使っていたカハウアヌ・レイク・トリオのバージョンの記憶が最も鮮明という困った事態が起きてます。
昔の事の方がよく覚えてるってマジだわ~(笑)。


私のノートの取り方が最も役立つのは速く書きたい時です。
例えばワークショップのように限られた時間内でメモする場合、書く事を必要最低限に絞って要点だけ書かなければとても間に合いません。
そして、瞬時に要点を見定めて的確に書くのは慣れと技術が必要です。
この慣れと技術を磨く為には、普段のレッスンで練習しておくのがとても重要です。
「家に帰ってから一人で、あるいはレッスン後に仲間達と、じっくり丁寧に細かくノートを書く」というのも復習のスタイルとしてもちろんアリですが、覚える為にノートを取る派の人であれば、「早く・簡潔に・要点のみを書く練習」をしておいて損はありません。


そうそう、覚えるにあたってノート自体取らないという人は、無理に取る必要はないです。
私だってホントはどちらかというと取らない派です(こないだのロバート様のワークショップみたいに私が責任を持って短時間に覚えなければならない時は別ですが)。
普通のペースで進むレッスンでやる曲であれば、書かなくてもいいのではないでしょうか。

ちなみに、「書かなくても覚えられる人」は「書いて覚える人」より頭が良いというわけではありません。たんに覚え方の違いだと思います。
覚える速度も頭の良し悪しとは関係ない気がします。早く覚えるけどすぐ忘れる人もいれば、時間をかけて覚えて忘れない人もいます。記憶力にきょくたんなムラがある困ったタイプもいますってそりゃ私だ(笑)。


確かなのは、特にフラの場合、老化とはほとんど関係なく「経験を重ねれば重ねるほど覚えが良くなる」という事です。
若い新人さんより、ベテランのクプナさんの方が早く正確に覚えたりします。


ですから、是非とも焦らずに自分に合った覚え方、自分に合ったノートの取り方を見つけていくことをお勧めします。
その模索の過程でフラの記憶力が強化されていき、前の曲より今の曲、今の曲より次の曲の方がずっと覚えやすくなっていくのです。必ずです。






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