錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

孵化開始

2016年10月04日 | 昆虫・植物
さぁ、ここからは今日の記事ですよー。
で、その内容と言うとタイトルの通り『孵化開始』ですぅ。
えっ!?
何が孵化したのかって?

はい、それは・・・
先日、鹿児島で採卵した迷蛾のキョウチクトウススメの卵を持ち帰って夾竹桃の若葉に添えるようにして管理していたら、このオリーブ色をした卵から小さな幼虫が孵化していたんですぅ。

しかーし、このキョウチクトウスズメという蛾は、このまま無事に蛹になったとしても死ぬ運命なんですよね。
何故ならば・・・・
暖かい南の国から飛んできた迷い蛾ですから、これから日を追うごとに寒くなる日本では蛹にまではなれても成虫として羽化できないんですぅ。
要するに凍死ならぬ寒死ってやつですよ。
だから・・・
この子たちが蛹になったら、その後は暖かい温室の中へ引っ越しさせて成虫へと羽化させる予定なんですよ。

そして、もう一つ・・・
こちらは、今朝方に孵化したツマベニチョウの幼虫。
鹿児島市の対岸にあたる大隅半島側へと渡った際に、少し南へと車を走らせ谷から伸びたギョボクから採卵してきたのですが、これらも台風16号の影響でか?ギョボクの枝には、使えそうな葉っぱは殆ど付いておらず、あしからず程度についていた古い葉っぱに産卵されていた2卵だけを持ち帰ってきました。
って言うか・・・
ツマベニチョウの発生ピークは、もう少し後ですから、こいつの採卵は今月の半ばを過ぎた頃が良かったのかもしれませんね。
とは言え・・・
今回は虫採りが目的じゃ無かったので Cherry 的に言えば2卵もあれば十分です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想比之像

2016年10月04日 | 放浪雑記


許されるものらば 還らざる旧軍四十七万六千余柱の 精霊なおもとどまる 雲咽万里比島の地に
痛恨の碑を建て その前に伏し 心からなる祈念を捧げたいものを
やむなく 日本列島最南端のここに碑を置き 想いを馳せてみたま鎮まれとひとしく願う


※鹿児島県指宿市開聞町の花瀬望比公園にある慰霊碑に記された碑文より

画像は、この地より1,900km先にあるフィリピン群島に向かい祈る母子の姿を象徴した想比之像

そして、心静かに合掌。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

2016年10月04日 | 昆虫・植物
これと言って、なーんにもいない鹿児島なんて言ってましたが・・・・
孫子の名言『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』ですよ。
と言うのも、己を知れば・・・
そう、自身は鹿児島にいるじゃない。
そして「彼を知り」の彼とは迷蛾のキョウチクトウスズメで、その生態はキョウチクトウを食べて育つ。
ならば鹿児島市内でキョウチクトウをチェックして、その幼虫を探せ!ですよ。
しかーし、柔らかい葉に食痕はあっても幼虫の姿が無い。
と、言うよりも・・・
食痕のある葉の先に食痕の無い新しい葉が展開している。
これって他の生き物に捕食されたか、先の台風16号の強風によってリセットされちゃったか?その何れかでしょう。

しかーし、そんな状況の中で根気よく探すと・・・・・
いたぁ!
葉脈の上に乗っかっている小さな幼虫が分かりますぅ?

そして、とうとう青い目をした宇宙人を発見!
そうそう、これこれ、こいつですぅ。
立派に育ったキョウチクトウスズメの終齢幼虫ですよ。
でも、嬉しさはと言うと、それほどでも・・・
何故ならば、ここまで育つと寄生されている確率が高くなりますからね。
だから手間はかかるけど、小さな幼虫を見つけた方が嬉しいんです。
しかし、少ない・・・
少なすぎる・・・
やはり、先の台風16号による暴風雨に曝された影響なのか?
でも、今回は飼育するだけの数は得られたので、このキョウチクトウスズメの幼虫捜索は成功だったと思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これと言って・・・

2016年10月04日 | 昆虫・植物
鹿児島滞在中は何か飛んでないないかと、あちらこちらへ車を走らせ良さそうな場所があれば車を降りて散策すれども、これと言って“おっ!”と思うような虫はいませんでした。
だから・・・
こんなムラサキツバメとかを追っかけて撮影。
普段だと、こんなのは絶対に写さないよなぁ・・・

でも、木陰を飛ぶホタルガなんかも、ちゃんとチェックしてたので決して手抜きをしていたワケじゃないですよ。
あっ!
もちろん指宿辺りまで行くとカバマダラやウスキシロチョウなんていう定番の迷蝶は飛んでましたよ。
だから、それなりの場所へ行けばリュウキュウムラサキなんかも観察できたかもしれないけど、そんな場所へと言っちゃうと他のことが出来なくなるので、今回は止めときました。
だから・・・
タイトルの「これと言って・・・」なんですよね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神々しいまでに厳かな桜島

2016年10月04日 | 放浪雑記
今日は昨日まで滞在していた鹿児島の追想記事をUPしてみました。


これまで活発な活動を見せていた桜島でしたが、このところは全く噴かない・・・
しかーし、そんな桜島であっても近くから見てみたいと、先日は錦江湾を渡って桜島港へと降り立ちました。
しかーし、夕方近くという事もあって桜島を時計回りに車走らせ桜島口で折り返すとしいうハーフコースでのドライブ。
とは言え、一般的な観光ルートよりも、こちらの方が昭和火口が近くに見えるのでCherryは大好きなんです。
そして黒神地区に届くと、そこには神々しいまでに光を放つ厳かな桜島の姿が・・・
いやぁ・・・
赤いものを激しく噴き出す桜島はとても魅力的ですが、時には静かな桜島も良いものですね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする