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午後から世田谷文学館へ。「澁澤龍彦展」の内覧会です

2017年10月07日 | お出かけ
0月6日 明日から芦花公園の世田谷文学館で、亡き兄・澁澤龍彦の展覧会が始まります。今日はその内覧会です。

 

会場に行く前に、芦花公園駅で、クラス会幹事の相棒アキコさんと会って、クラス会の集合写真をUSBで渡して、近くのカフェでちょっとお茶。アキコさんはまもなく、お姉様とヴェネツィアからロンドンへの旅にお出かけです。いいなあ。


「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」展



 10月7日(土)~12月17日(日)
 会場:世田谷文学館 10:00~18:00
 京王線「芦花公園」駅南口から徒歩5分 TEL:03:5374:9111
 

新装なった世田谷文学館の広い会場を、いくつかのセクションに分け、龍彦自筆の原稿や書簡類、覚書、著書、蔵書から、書斎の寫眞、愛贓品、旅行の寫眞、子供時代、学生時代の寫眞や資料等々が、わかりやすく、見やすく、興味深く展示され、とてもよい展覧会でした。文学館の方々に感謝。

 

推敲いっぱいの手書きの原稿。丸っこい字体が懐かしい。


ほとんど生前のままに残されている書斎。


老若男女のゲストの方々が熱心に見てくださいました。


自宅サロンと書斎のミニチュアもできていました。


関係者のスピーチとビュッフェと歓談


6時から1Fのホールへ移動。まず、文学館館長の菅野昭正氏のご挨拶。


菅野氏は旧制浦和高校で、兄・龍彦の1年下だったそうです。この後、世田谷区長氏や区議会議長氏のスピーチがあって・・・


兄の親しい友人だった明治学院大学名誉教授・仏文学者の巌谷國士氏のスピーチ。左端の女性は芥川賞作家・黒田夏子さん。


龍彦没後30年。私の心の中の兄は、いまも、髪のふさふさした、色白の、オチャメな男の子「タツオ・オニーチャン」です。写真の右端が龍彦未亡人・龍子。左端が妹夫婦。




ビュッフェをいただきながら、いろんな方とお話ししました。兄の多くの著書が、いまも若い方々にひろく読まれているのは嬉しいことです。


NOTE 澁澤龍彦をご存じない方のために、紹介を書こうかと思いましたが、身内の紹介はちょっと気恥ずかしいので、パンフの紹介分を引用します。
 
 仏文学者、作家、批評家。1928年生まれ。東京大学仏文科卒業。サドの著作を初め、マニエリスムやシュルレアリスムのような異色の文学や美術、思想を紹介し、60年代以降の日本の文化・芸術に影響を与えた。博物学的エッセーから後年の幻想的小説まで広く活躍し、いまも多くの読者を持つ。81年に『唐草物語』で泉鏡花文学賞、没後88年に『高丘親王航海記』で読売文学賞を受賞。著作に『夢の宇宙誌』、『胡桃の中の世界』、『思考の紋章学』、訳書にサド『マルキ・ド・サド選集』、ユイスマン『さかしま』、ジャリ『超男性』など多数。87年没。享年59歳。


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