リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今度は61日後に迫ったクルーズの準備

2024年07月14日 | 日々の風の吹くまま
7月12日(金曜日)。☀。まだ暑いけど、きのうの最高気温は26度で、何とか平均的な夏の気温。金魚鉢のオフィス以外はブラインドと窓とパティオドアの開け閉めをコントロールするだけで十分に涼しくてラッキー。先週から毎日のようにカンカン照りの中を歩き回っていたので、両腕が肩先まで真っ黒け。顔もかなり焼けてるかな。縄文人の遺伝子がたっぷりなせいで生まれつき色黒なおかげで、やけどのようになるほど焼けることがなくて、日照りの中にいるとあっさり小麦色。若い頃には「結婚前の若い娘がそんなに日焼けして、前と後の区別がつかないじゃないの」と母によく叱られたもんだった。元から色白に生まれなかったんだからしょうがないじゃん。

今日の「やらなきゃリスト」のトップは、9月に行くクルーズの函館での観光の予約。当初予定のダッチハーバー寄港がキャンセルになったために釧路寄港が1日早まって、1日空白ができたところに函館寄港が追加になったのはラッキー。函館は中学の修学旅行で行ったはずだけど、トラピスト修道院に行ったような気がする以外は何も覚えていないし、カレシと青函連絡船で青森から行ったことがあるけど、市内を観光した記憶がないのでそのまま札幌まで行ってしまったんだと思うから、今回が初めても当然かな。My Silverseaにログインしたら「あと61日」と表示されていて、何だか急にその日が迫って来た感じ。今回はアラスカを回ってから太平洋を横断して東京まで行く18日間のクルーズで、真ん中にどこにも寄港しない日(太平洋のど真ん中で陸地は影も形もない!)が6日もあるので、物見遊山よりもリゾートでのんびりするような気分。

クルーズ料金に初めから含まれている標準的な観光コースが寄港地ごとにいくつかあって、他に別料金のコースがあり、さらには運転手兼ガイドが付くプライベートツアーがあって、それぞれ予め選択できる仕組み。標準コースは普通の観光バス、別料金のコースは少人数のサイクリングのようなアウトドア系ツアーが多くてけっこう高い。プライベートツアーになると乗用車なら4人、SUVなら6人までで、行きたいところに連れて行ってもらえるけど目玉が飛び出るほど高い。(エージェントに1週間のバルセロナとカルカソンヌのプライベートツアーを組んでもらったら短いクルーズに行けてしまうくらいの料金になったから、その延長で考えると1日だけの車代としてはまだ割安かもしれない。)

というわけで、アラスカは最初の寄港地ケチカン(樵ショー)の後はジュノーとスカグウェイはツアーなしで、次はシトカ(ラッコと野生動物)。最後のコディアク島も船から降りないでそのまま太平洋横断6日。エージェントのジェフは「そこが人気なんだよ」と言うけど、つまりは船の上は(私たちもだけど)じじばばだらけってことかな。何だかシニアホームみたい。(Silverseaの客の平均年齢は55歳だそうな。)太平洋を渡って最初の日本の寄港地は生まれ故郷の釧路で、小学校1年生からの友だちが地元に残っている級友たちとの昼食会を計画してくれている。(寄港が1日早まったことを知らせなくちゃ!)翌日は追加になった函館で、2つあるコースのうち選んだのは五稜郭、朝市、ロープウェイで函館山を回る3時間半の「ハイライトコース」。次に宮古(ジオパーク)を観光して、10月1日に終点の東京で下りて10日滞在というスケジュールで、はあ、61日なんてあっという間だろうな。その前にやることがたくさんあるのに・・・。


どんな映画の撮影かな

ロケによく使われる家

にわか民宿を閉めて元の日常に

2024年07月13日 | 日々の風の吹くまま
7月11日(木曜日)。☀。少しは猛暑が和らいだ感じ。揃って目が覚めたのが8時ちょっと前で、あ、今日からまた普通の日なんだ。もうひと眠りする?とカレシに聞いたら「目が覚めてしまったから起きるか」。そうだねえ。「今日は何をするの?」とカレシ。そうねえ、にわか民宿をレクルームに原状復帰して、午後はファーマーズマーケットに行って、後はマイタイム。カレシは「オレは11時にリリー、3時にマイ、夜の9時にベエ。エスターがいる間にたっぷり歩き回ったから、今日はウォーキングは休みにしよう」。そうねえ。民宿の店じまいはけっこう大仕事だからその方がいいかな。

起きて朝ご飯を食べていたら、エスターからカレシ(WhatsApp)とワタシ(Messenger)に「今ライネに向かっているところ」というメッセージ。お、無事にドイツに帰着。よかった、よかった。楽しかったね、またおいでよ、後で写真を送るねと返信したら、大きなハートマークが返って来た。うん、生まれ育った言語も文化も違って、今の生活の言語も文化も違うけど、エスターもワタシも異言語婚で母語が第2言語になったという共通点があるからか、互いに気持が通じたという気がする。縁があったってことかな。まあ、ワタシはドアを開けっ放しの「来る者は拒まず去る者は追わず」を開放主義的な対人関係を基本方針とするWYSIWYGタイプ(ワタシ流に言うと「見ての通りのそのまんま」)で、誰であれ相手にもWYSIWYGを前提として臆せずに接するから、「縁」との出会いを感じやすいのかもしれない。性格としてどう評価されるかは評価する人にお任せなので、風通しが良くて生きやすいかな。

片付けるのは上からデュベット(掛布団)、きのうのうちに洗濯しておいたシーツ類、ベッドパッド、マットレストッパーの順で、それぞれの収納袋に入れて寝室のクローゼットの棚にしまって、ベッドをマットレスごとフレームにたたみ込んでソファに戻して、クッションを置いたら完了。パティオドアを盛大に開けていてもまだ暑いから汗だくの作業になって、ひぃひぃ言いながらも何とか「にわか民宿」を店じまい。大汗をかいて顔中が濡れているのに唇だけが渇いている感じがしたので、脱水したらタイヘンと水をがぶ飲み。いつものレクルームに戻った部屋を眺めて、何だかちょっとさびしいなあ。でも、1ヵ月もしたらまたぞろガラクタ置き場になっちゃうかもしれないな。

まだ暑いのにランチは久しぶりにラーメン。大汗をかいてさっぱりしたら、PCの前に陣取って滞りがちになっていた諸々の事務処理。Arts Clubのキャサリンから、8月にPOC(有色人種)の演劇人を助成するDenis Simpson Fundのファンドレイジングをやるので、プロモーションのひと言を書いてくれないかと打診されていて、非公式にこの基金のスポンサーになっているワタシとしては腕まくりしないわけには行かない。うん、ひと言書くから、今度のキャンペーンの焦点を教えてと返事。事務処理がひと通り追いついたら、3時前にマーケットへ。真っ先にケイラのテントに行ったら、8ヵ月になった息子のデイヴィッド坊やが客のおばちゃんたちに愛想を振りまいていて笑いの渦。(緑の部分が大好きなのに)スーパーでは売っていないネギとズッキーニと小さいビーツを買って、坊やに手を振ってバイバイ。ポールのテントで生シイタケとヤマブシタケとモレル(3個)のパックとアッケシソウを買って、ベーカリーのテントでいつものブリオシュローフと(いつも売り切れて買い損ねていた)ハムとチーズ入りクロワッサン。隣の農家のテントで今日は大きなイチゴのパックを2つとカリフラワーのピクルス。重くなったトートバッグを担ぎ、エコ袋を提げて上り坂をえっちらおっちら。冷たいマティニで喉を潤して、晩ご飯はびんちょう鮪の刺身とシソ巻き、シイタケとネギのご飯、大根とホッキガイの吸い物。はぁ~。


冷蔵庫に収まらない長さ

生シイタケがこんなに

白いところはどうしようかなあ

まあ、ちょっぴりごちそう風


楽しく遊んだお客さんが帰国

2024年07月12日 | 日々の風の吹くまま
7月10日(水曜日)。☀。起床8時前。きのうの最高気温はニューウェストミンスターで33度。財政難にあえぐ老舗デパートのハドソンズベイは、冷房コストを節約するためにメトロバンクーバーの数店舗を臨時休業にしたそうな。今日はエスターが帰国する日で、コンドル航空でフランクフルトまで10時間のフライト、息子君がフランクフルトまで迎えに来て、ライネまでは車で4時間くらいという長い1日なので、朝ご飯はエアフライヤーでカリカリに焼いたベーコンときのこ4種類(モレル、シメジ、シイタケ、ヤマブシタケ)のスクランブルエッグ。

朝ご飯の後はそのまましばらくテーブルに座って、カレシは最後の「英語の集中レッスン」。出発時刻は午後5時50分で、エスターは3時間前に空港に着いていたいと言うので、空港までの所要時間をチェックして、うん、30分から40分。つまり2時ちょっと過ぎにウーバーを呼べばいいってことで、エスターは荷造りの仕上げ。買い物をし過ぎて荷物が重量超過しそうだというので、浴室の体重計を持って来て大きいスーツケースを計って、ポンドで表示された数字(48.5)をキロに変換したら22kgというところで、「うわぁ、ぎりぎりだわぁ」。預ける荷物は1個23㎏までだそうだから、ほんとにぎりぎり。機内に持ち込む小さいスーツケースも計ってみたら、「これもぎりぎり。買い物しすぎちゃった」。あはは。でも、家庭用の体重計の言うことだから真に受けない方がいいと思うよ。実際にチェックインの時に計ったら超過と言うことになるかもしれないし、もしかしたらまた余裕があると言うことになるかもしれない。最悪の場合は超過料金を払うことになるだろうけど。

荷物がまとまったら、エスターがFBで友達付き合いしようと提案したので、「公開」にしているエスターに「友だち」に設定しているワタシから友だち申請。エスターが「承認したわよ」というので、メッセンジャーでHelloの交換。エヴァとも友だちになったそうなので、じゃあ、今度はエヴァに会いに来ればいいね。ホテル、すぐ廊下の先だから。スペアのフォブを持たせて自由行動してもらえばこっちも楽。実際にエスターは朝は私たちが起きるのを待たずにお湯を沸かして、持参したインスタントコーヒーを飲んでいたくらいで、ほんとに手のかからないお客さんだった。まあ、私たちも泊まりの客にあまり世話を焼かない方だから、互いによけいな気を使わずにリラックスできて、友遠方より来たるは楽しからずやとなるわけで、これもひとつの「おもてなし」の形だと思うけどね。

ランチの時間になって、エスターはきのう食べ残した中華ランチを電子レンジで温めて腹ごしらえ。午後2時過ぎにウーバーを呼んで空港へ。コンドル航空のチェックインカウンターは長い行列で、エスターは列の中、私たちは外側で並んで前に進みながらおしゃべり。列の流れがカウンターの方に向いたところで、それじゃあと何度もしっかりハグし合って、ほんっとに楽しかったよ、ぜひぜひまた来てね。帰って来て、民宿店じまいの洗濯を始めて、エスターのおみやげの超おしゃれなフレグランスランプをお試し。エスターがやってみてうまく行かなかったのはオイルが十分にウィックに浸み込んでいなかったからのようで、箱の底にあった説明書を見ながら、しばらくバルコニーに放置してからセラミックの芯にマッチで火を付けたら、おお、炎が上がった。火を吹き消して部屋の中に置いたら、ほわぁ~んとエキゾチックな香り。これからランプを使うたびにエスターとの楽しかった10日間を思い出すなあ。




あっという間にお客さんとの最後の日

2024年07月11日 | 日々の風の吹くまま
7月9日(火曜日)。☀。きのうの夜から内陸地域でスモッグが発生して、大気汚染注意報発令。なんでバンクーバーのような都会から遠く離れた内陸の農業地帯でスモッグかと言うと、実はバンクーバーの汚染大気が海風に乗ってフレーザー川上流のフレーザーバレー(谷)の奥まで流れて行って、そこは海岸地域より気温が高いので、スモッグが発生するから。作物を育てているエコなところでスモッグに包まれて、排気ガスがバンバン出ているところで快適な海風を満喫できるというのは間尺に合わない気がするけど、これも複雑な地形のなせる業。きのうはビクトリアも暑かったから(最高気温28度)、さすがにみんな疲れて爆睡。ニューウェストミンスターでも最高気温が31度だったそうだけど、海の上で潮風に吹かれていれば涼しいのは御の字。

ゆっくり起きて朝ご飯を食べて、のんびりと3人でおしゃべり。言葉がつかえたら、それぞれに携帯のグーグル翻訳を使って、英語にしたりドイツ語にしたり。互いに発音を教え合えるから、ちょっぴり言語交換のような感じで、いい勉強になるな。エスターがウォーキングに参加するというので、11時過ぎにモールに行って、冷房が効いている2階をサクサクと4周。中央のエスカレーターで下りて、フードコートの中華料理屋から各自で2品ずつ選んだランチをテイクアウトして、酒屋に寄ってビール(とワタシのムッシュ・ヘネシー)を調達。エスターが生魚を食べられれば隣のスシ屋からカリフォルニアロールでもテイクアウトするんだけど、ザンネンながら「生」はダメ。それでも、エヴァが「ここのはいいわよ」と教えてくれた通り、チャーメン満載の中華はけっこういい味だった。

午後には明日帰国するエスターが荷造りを始め、カレシはミャンマーの生徒のレッスン。そしてワタシはきのうのビクトリアみやげの駐車違反チケットの支払い。チケットの裏に書いてあるURLにアクセスしたら、各種サービス料金や罰金の支払いの専用サイトらしく、何となくEコマースの注文サイトみたいだったのでクスッ。まず「駐車違反の罰金の支払い」を選んでクリックして、開いたページの最初にチケットの番号を打ち込んでクリック。チケットが発行されて14日以内なので、自動的に半額割引の罰金が表示されるから、へえ、よくできてるね。払う意思表示をすると支払方法が表示されて、クレジットカードを選択したら、他のサイトでも見慣れた様式。カード保持者の名前(ワタシ)を打ち込んで、カード番号と有効期限とセキュリティコードをちょんちょんと打ち込んで、連絡先としてワタシのGメールのアドレスを打ち込んで、送信。さっそく「領収書」メールが送られて来て、へえ、なかなかやるじゃないの。

エスターがエヴァの部屋に遊びに行っている間にマティニで一杯やったら、あくび連発でついにちょっと昼寝。ワタシが晩ご飯の前に昼寝するのはめずらしいんだけど、ランチのビールが効きすぎたのかな。2時間ほどで晩ご飯を食べに戻って来たので、今日はギンダラのみそしょうが焼きにバターナットかぼちゃ添え。ドイツでもギンダラに似たような魚が北海で獲れていたけど、乱獲で高級珍味になってしまったそうな。北はアラスカから南はカリフォルニアまで広い範囲で獲れるギンダラ(black cod)は、タラとはまったく関係がなくて、昔は釣れても海に放り込んだくらいの「下魚」だったけど、身がふっくらと柔らかいのでsablefish(sableは動物のクロテン)として売られるようになってからは、おしゃれなレストランのメニューに載るような高級な魚になっている。さて、エスターとの最後の夜。まだまだ話は尽きない・・・。


猛暑の中をフェリーでビクトリアの観光に

2024年07月10日 | 日々の風の吹くまま
7月8日(月曜日)。☀。まだあっついねえ。午前10時のビクトリア行きフェリーに乗るのに、予約をして前払いしてあるので、出航前60分から30分の間にターミナルでチェックインしなければならない(早過ぎても遅すぎても予約が無効になって予約なしの列に並ばなければならない=込んでいる時は目指した便に乗れない)ので、家を出るタイミングが難しい。それで朝早く(6時半過ぎ)に目が覚めて起きてしまったので、フェリーターミナルへの道筋や所要時間をチェック。ラッシュアワーの早い時間は45分とか50分。ルートのオプションが3つあって、違いは3分くらいだけど、問題は走り慣れルートじゃないし、どれを取っても運転するカレシがうっかり降りるべきじゃないランプを降りてしまう可能性があること。

チェックした結果ではだいたい40分とみて、just in case(念のため)で10分足して、出発時間を設定。エスターが7時過ぎに起きて来て自分で朝ご飯(こういうお客は楽だよなあ)、カレシを起こして、2つのルートについてああだこうだと議論して、ワタシのオリジナルのプラン。はあ。ウーバーを使うためにスマホにGPSをオンにしてあるので、フェリーのターミナルまでのルートはここで右折、あそこで左折を辿ればいいと思ったけど迷子!あぁ~あ。でも、スマホで問題を解決できる時代はいいもんだ。道路の名前と何丁目がわかれば、ここからフェリーのターミナルまでは楽々。(そういう状況を勘案して、グーグルが表示する所要時間に10分のバッファを足すわけ。)ワタシの目の衰退は思ったより早いようで、青天のまぶしい日差しの中では何もかもやもやぁ~。何とか道路の舐めからフェリーターミナルに行く道を見つけて、間に合って着いたっ。ふうぅ~。‘


Active Pass~フェリーの航路で一番狭いところ

バンクーバー行きのフェリー

フェリーは乗ってしまいえば後は楽々。人手不足のせいかカフェテリアが閉まっているので、カレシ用にサンドイッチ、ワタシはカリフォルニアロールをテイクアウトして座席で朝ご飯・ランチ・スナック兼用。観光シーズンだからいろんな外国語が聞こえて、エスターが「ハンガリー人だらけだわ」と顔をしかめたのには笑っちゃった。スウォーツベイのターミナルからビクトリアの中心は一直線に30分ほど。何とか路駐(2時間)スポットを見つけて、そこから歩いてお目当てのブリティッシュコロンビア博物館。最初の展示フロアはBC州の自然。巨大なマンモスの復元像やグリズリー熊のはく製にエスターは興奮気味。ぐるっと回ってエスカレーターで行った3階は19世紀末の開拓時代の町やチャイナタウンの一角を復元した展示があって、エスターの反応から19世紀末はカナダでは「遠い昔」でもヨーロッパでは「ちょっと古びた現代」という歴史感覚の違いが見えておもしろかった。ある意味で北海道人と津軽海峡以南の日本人の歴史感覚の違いに似ているかもしれない。






駐車違反の罰金は14日以内に支払うと半額!

次はもう少し港の観光スポットに近いところに車を移して、制限いっぱいの90分の料金を払って、港沿いに州議会議事堂の近くまで散策。メーターの時間が切れているのに気付いて駆けつけたらワイパーに駐車違反のチケットが!あらら、10分くらい超過しただけなのに。ま、しょうがないかと改めて90分。エスターのおみやげショッピングに付き合って(ワタシも観光客気分でおみやげを買って)、暑いので近くのカフェでアイスコーヒーを飲んでひと息。スマホでフェリーのターミナルまでの所要時間をチェックしながら時間つぶしをして、チェックイン開始の午後7時前に着いてしまわないようにカレシに制限速度で運転させて(ビュンビュン追い越されて)、ターミナルのゲートに着いたのは午後7時1分。フェリーはほぼがら空きで、夕日が沈む頃にトワッセンのターミナルに到着。お疲れさまでした!





女3人が連れ立って買い物に行きました

2024年07月08日 | 日々の風の吹くまま
7月7日(日曜日)。☀。起床午前8時。すでに暑い感じ。きのうの最高気温は29度だったそうだから、今日はあっさり30度を超えるかな。高温警報が出ていて、熱中症に注意するようにとのこと。そうだね、気を付けないとねオフィスは日の出から直射日光が当たるので、ワタシのデスクの上にある時計の温度計は朝から31度。オフィスのダイソンタワーを「強」レベルで回して、寝室のシーリングファンを回して、リビングの窓を開けてシーリングファンを回して、バルコニー側のパティオドアを開け放して、それでもあっつぅ~。

エスターが「朝ご飯のミューズリのおかげで身体の調子がいいんだけど、何というブランド?」と聞くので、Dorsetというイギリスのブランドで、後で牛乳とオレンジジュースを買いに行くからついでに買ってきてあげるねと言っていたら、エヴァから今夜のディナーの材料を買いに行こうとエスターにお誘い。エスターが「牛乳とオレンジジュースとミューズリを買って来ようか」と言うので、あ、だったらトロリーを持って行けば買い物を運びやすいから、ワタシも一緒に行こう。ということで、女3人、熱い中をぺちゃくちゃと賑やかにしゃべりながらモールへ。まずはワタシの行きつけのSave-On-Foodsに行って買い物。エヴァが必要とするものが1品なかったので、エヴァの行きつけのウォルマートに行くことにして、駐車場を突っ切って、エレベーターでメインフロアへ。

途中でDollaramaに入って、エスターが子供と孫へのおみやげにする「おもちゃ」をゲットして、ウォルマートに入ってエヴァの買い物。どの店も同じモールの中なんだけど、ワタシはたまに工具や金物を買いにウォルマートに行くだけで、(日本の百均に相当する)Dollaramaには入ったことがないので、「若い」2人の買い物ぶりを見学。そこでふと気づいたのがトイレットペーパーやキッチンペーパーのパッケージが普通のスーパーで売っているものよりずっと小さいこと。例えば、トイレットペーパーはレギュラーサイズの6ロールじゃなくて4ロール入りだし、キッチンペーパーも3ロールじゃなくて細いのが2ロール。価格は確かにSave-Onに比べて格段に安いけど、パッケージもすぐに使い切ってしまいそうな量だから、もしかしたら数字から受ける印象ほどには安くないんじゃないかな。つまり、買う時は安いっ!と思っても、すぐになくなっては次を買っていたら、結局はそれほどの節約にはなっていないんじゃないのかな。たしかに普通の6ロールパックを買うだけのお金を持っていなければ、小さいパックを買わざるを得ないだろうけど、何だかお金がない人を「安価」で釣ってぼったくっているような感じがするな。

エヴァとエスターの買い物を見ていて、ワタシもあんな風に値札を見て、品物を見て買い物をしていた時があったんだと思い出して、いつの間にかスーパーではろくに値札を見ずに買い物をしている自分に気づいた。だいたいいつも同じ店で同じものを買っているからかもしれないけど、これっていいことなのかな。ちゃんと日常生活が破綻せずに成り立っているんだからそれでいいのかもしれないけど、漠然とながらちょっとは考えさせられた。さて、エスターが「ご飯よぉ」と言いに来るまで、ランチを食べて、掃除をして、食器を食洗機に入れて、明日のフェリーの情報をチェック。(予約した場合、ターミナルでのチェックインは出航時刻の1時間前から30分前の間で、それより早くても遅くても予約が無効になるので、ハイウェイの道順をよぉく頭に叩き込んでおかないとね。あ、ドアにノック・・・。


ご近所さんと夕日を見に釧路公園のある山へ

2024年07月08日 | 日々の風の吹くまま
7月6日(土曜日)。☀。あはっ、あっつぅ~いっ。きのうの最高気温は28度で、今日はもっと暑くなるのかなあ。エスターはきのう「観光」から帰って来て、グヤーシュのディナーで意気投合したご近所さんのエヴァの誘いで川べりの散歩。エスターは58歳、エヴァは52歳と年齢的に近いし、何よりも2人ともハンガリー語が母語だから、火曜日以来ずっと朝から晩まで英語の「集中講座」だったエスターには疲れを癒すのに絶好のチャンス。いそいそと出かけて行ったのは午後7時過ぎで、楽しそうに帰って来たのは11時半。さすがに疲れたと見えて、いつもは早起きしていたのに今日は起きて来たのは8時過ぎ。あはは。

朝ご飯が済んで、エスターはエヴァと一緒にアメリカとの国境手前のホワイトロックへ。昔海鳥のフンで白くなった巨石がホワイトロックの名前の由来。今は定期的に白いペンキを塗って人口2万3千人の市のシンボルを維持しているとか。セミアムウ湾に面して数キロのビーチがあって、中心地にはおしゃれな店やカフェが並んでちょっとしたリゾートの雰囲気らしい。特に有名なのがビーチから沖に向かってまっすぐ突き出した全長470メートルの木造の桟橋で、そこから見る夕日がすばらしいとの評判。アメリカまで行けそうにない分カナダで大いに楽しんでほしいと思っていたし、今日はまだ観光の予定を決めていなかったので、エヴァがエスターを誘ってくれてよかった。エスターが住むライネから車で1時間もかからないミュンスターにエヴァの友だちが住んでいるそうで、どうやらエスターがドイツに帰ってからもエヴァとの親しい付き合いが続きそうなのが、ワタシもほんとにうれしい。

エスターを送り出して、ワタシは洗濯とクロスワードパズル。ランチはバックリブの残り(カレシは冷たいのが好き)。カレシがビールと一緒だといいなあと言うので、有機ごみが暑いバルコニーで臭ってくる前にごみルームに持って行ってから、そのまま角の酒屋へ行って人気の地ビールのダーク・ラガーの冷えた4本パックを買って来て乾杯。カレシは溜まっている英語の生徒からのメッセージや質問に対処して、ワタシはのんびりクロスワード・パズル。午後4時になってマティニで乾杯。エヴァに晩ご飯を食べに帰って来るのか聞いたら、「何時に帰ればいい?」という返事。そうねえ、6時か6時半。「じゃ、それまでに帰るわ。今夜は私は遠慮するけど、明日の夜はハンガリー料理を作るから、うちに来てね」。うわぁ、こっちでもご近所さんのエヴァとのお付き合いが深まって来たようで、うれしいね。考えると、ワタシもエスターもいわば国際結婚で、エヴァも故国と母語を離れたカナダで結婚、離婚を経て来た、言うなれば「越境組」だから、どこか深いところで無意識に理解し合えるものがあるのかもしれない。

エスターが帰って来たのは6時過ぎで、ヴィクターの店の特製ハンバーグとフレンチフライとサラダで晩ご飯。部屋に戻っていたエスターが「エヴァがこれからみんなでバーナビー・マウンテンで夕日を見に行かないかって。行く?」と言うので、カレシが「行くっ」。ということで、ささっと着替えをして、エヴァの車でバーナビーマウンテンの上のクシロ公園へ。夕方なのに何で駐車場が混んでるのかと思ったら、エヴァが「夕日を見に来てるのよ」。なるほど、斜面の芝生に敷いた毛布に座ったり、寝転がったりして入江の向こうを眺めている人がたくさんいるな。公園の名前はバーナビー市がワタシの生まれ故郷である釧路市と姉妹都市で、提携50年を記念して公園を「釧路公園」と命名したためで、一角にあるカムイミンタラ(アイヌ語で「神々が遊ぶ庭」)のトーテムポール群は姉妹都市25年を記念して釧路市が寄贈したもので、アイヌ人彫刻家の故床ヌブリ氏が現場で制作した作品であり、そのうちの1本は釧路市の方角に向いていること、阿寒湖畔のアイヌコタンに立っているトーテムポールもバーナビー市の方角を向いていることなどを説明しているうちに、日が落ち始めて、目の前で空がオレンジ色になり、太陽が最後の光芒を放って静かに山の向こうに消えて行って、残照をながめながら、みんな駐車場にぞろぞろ。あ、また楽しかったね。











フェリーのオンライン予約/猛暑の中の観光

2024年07月06日 | 日々の風の吹くまま
7月5日(金曜日)。☀。とうとう猛暑注意報。場所によっては(つまり内陸の方は)30度台、バンクーバー市内は多分27度とか28度とか。きのうは暑かったぁと思っていたら、最高気温は26度で、やっぱり暑かったなあ。で、今日はもっと暑くなるという予報だけど、はてな。

今日の一番先の「やらなきゃ」仕事はビクトリアへ行って帰って来るフェリーの予約。カレシがゆうべ公営のBCフェリーの予約サイトをチェックしたけど「何かいまいちよくわからない」。おいおい。カレシは自分が気に入るようなハイテク装置の操作習得できるんだけど、それ以外はなぜか???となって「何かおかしい」、「どうなってんだ、これ」の連続。結局はワタシが乗り出してやってみると簡単に済むのにカレシがやると複雑界のモンスターになるから不思議。どうやら問題はカレシが普段使っているラップトップ。タッチ式だからちょっと画面を大きく設定するとまだ下の方に重要な情報があるのに気付かないわけ。ま、言うなればそれがカレシなんで、50年も付き合っていると裏表わかっているからワタシは慌てないけど、それでも・・・。

結局、通販や寄付の支払いなどでオンライン処理に慣れているワタシがカレシの後ろからマウスを操って行きは何時にする?あれこれ考えてターミナルまでは1時間は見ておくとして、30分前にターミナルに着いていなければ予約は無効になるので、午前10時出港を選んで、同日の帰りの便は急ぐこともないので午後8時を選んでクリック。予約はカレシの名前だけど、連絡先はワタシのメールアドレスを入力して、お遊び用のワタシ名義のクレカで先払いして、予約確認のメールを確認して、よしっ、ビクトリア行きは確定(ほら、簡単にできるのに何でわざわざ難しくするのかなあ・・・)。BCフェリー公社から確認メールが来てみたら、シニア(65歳以上)の私たちは何と乗客料金が「無料」。ほんとぉ~?BC州民だけらしいけどちょっと粋だね。じゃあ、今日のお出かけ。行く先はブリティッシュコロンビア大学にある人類学博物館とバンクーバー市内南のオークストリートにあるヴァンデューセン植物園。

暑い中をなぜか渋滞している中を大学構内に入って、ひたすら走ってやっと駐車場を見つけて、道路向かいの博物館へ。ここはワタシも前から来たかったところなんだけど、北アメリカの先住民に関する歴史の説明と展示品は、ヨーロッパ人のエスターにはたぶんそれまでは存在さえ知らなかった新鮮な歴史の発見というところかな。ワタシが興味があるのはやっぱりBC州の先住民とアイヌ民族とのつながりだけど、南太平洋の島々の民族の展示物もひっくるめて、さらにはもっともっと前に袂を分かった民族のことを考えて、うん、人類はみんなどこかでDNAのかけらがつながっていて、奥が深そう。ヴァンデューセン植物園の外のレストランでランチをして、昔ゴルフ場だったところにできた植物園の中をそぞろ歩き。日陰は涼しいけど、ワタシの腕はあっという間に真っ黒け。天気サイトをチェックしたら気温は28度。はぁ、あっつぅ~いぃ~っ。

人類学博物館(ブリティッシュコロンビア大学)




ヴァンデューセン植物園







写真撮影の花嫁さん(お婿さんはどこ?)


揺れる吊り橋での冒険の後はハンガリー料理のパーティ

2024年07月06日 | 日々の風の吹くまま
7月4日(木曜日)。☀。暑そうだっ。朝ご飯が済んだら、さっそくおでかけ。今日のツアーは入江の向こうのノースバンクーバーのキャピラノ渓谷の吊り橋と「森の上」の散歩。ニューウェストミンスターに移ってからは行ってないので、一応道順をチェックしたら、あ、8番ストリートからカナダウェイに出て、ハイウェイ1号線(カナダを東から西まで横断する別名トランスカナダハイウェイ)のウィスラー方面の車線を辿って行って、キャピラノ・ロードに右折して行くだけの話。まあ、今日はアメリカの独立記念日だから、アメリカから車で来る観光客で溢れ返っているかもしれないな。

出発は10時過ぎ。先週からバーナビー方面から伸びて来ている水道本管の工事がニューウェスト側の7番アベニューを進んで来て、8番ストリートを横断するので通行止めになっていたので、10番ストリートから回り道しなければならないかなと思っていたんだけど、6番アベニューから車がどんどん右折して行くので、カレシも後に続いたら、あら、工事はもう8番ストリートを通り過ぎていて、徐行の標識が立っているだけ。ちょうど良かった。そのまま(市の境を越えてバーナビー市に入ると名前が変わって)カナダウェイを走って、ハイウェイに乗る大きな交差点まで来たら、平日だから港へ向かう巨大なトラックが数珠つなぎでノロノロ運転。これじゃあ全然高速じゃないじゃんと言いながらひたすらのろのろ走って、やっとのことで橋を渡ってノースショア。そこからはまあまあのスピードで、ウィスラー方面の標識を辿って西へ、西へ。やっとキャピラノ・ロードに右折して、しばらく行くと「キャピラノ吊り橋公園」の駐車場に到着。うは、混んでるよ。でも、運よく開いているところを見つけて車を止めて、料金自動支払機でプレートの番号を打ち込んだら、4時間まで800円。高っ。

道路を渡って、公園入口の料金窓口の上の料金表を見たら、税込みで大人8千円、65歳以上は7千円。うっはぁ、高っ。それでも、すごい数の観光客で、吊り橋の入口はロープを張った誘導路に長蛇の列。列の流れはスムーズで、ほどなくして吊り橋へ。長さ140メートル、渓流からの高さは70メートル。人数が多いから、けっこう横揺れがすごい。おまけに途中で止まって写真を撮り合ったり、自撮りをする観光客が多いからなかなか進まなくて、20分くらいかかって向こう側へ。そこから奥に進んでTreetops Adventureという、原生林の高いところにかけ渡した「吊り橋遊歩道」に上って、木から木へぐるりと空中散歩。揺れる吊り橋を渡って戻って来て、エスターはおみやげのショッピング。駐車場に戻ったら、アメリカの遠くはテキサスやイリノイ州のプレートの車がずらり。







帰りはライオンズゲート橋を渡って、バンクーバーのダウンタウンを抜けて帰って来て、車を駐車場に入れたらその足で道路向かいのSubwayでサンドイッチを調達。エスターの提案でカレシが3時からレッスンをしている間にグヤーシュを作ることにして、じゃあ同じフロアの(ハンガリー人の)エヴァを呼ぼうとメモを書いてドアの下に差し込んでおいたら「喜んで行きます」とテキストメール。やったぁ。エスターがシェフ、ワタシがアシスタントになって、2人で大きな鍋にグヤーシュのスープとシチューを仕込んで、ことこと煮えて間にマーケットへひとっ走り。野菜を買った後で2キロちょっとのブルーベリーをひと箱買って、エスターは食べながらの帰り道。帰って来たらグヤーシュ(ハンガリー語発音)のおいしそうな匂い。エヴァが来たところで白ワインで景気づけして、ディナーの始まり。おいしかったの何のって、今度はワタシがエスターにレシピちょうだいね。ハンガリー語が混じる会話が進んで、おひらきになったのは10時過ぎ。いやぁ、ほんとに楽しい夕べだったね。






ホームツーリズム~ガスタウン

2024年07月05日 | 日々の風の吹くまま
7月3日(水曜日)。☀。うっ、暑くなって来た。明日はまだ平均的な気温だけど、金曜日には26度、土曜日には29度、日曜日には31度と上がりっ放しで、月曜日もまだ30度、火曜日から28度、27度、25度と下がって、木曜日になってやっと平均的な24度という、何かすごい予報だけど、エスターがライネでは来る直前まで猛暑だったと言うので、はてはドイツみやげかなぁ、なんて・・・。

今日の予定は、電車で終点のウォーターフロント駅まで行って、カナダプレイスの辺りをひと回りした後でオリンピックヴィレッジに移動して、フォルスクリークを散策して、BMOセンターに寄ってオープニングナイトからずっとなぜかすれ違ってばかりいた『Guys & Dolls』のポスターとシーズン最後の夏のプログラムを引き取って、メインストリート駅から電車で戻って来ようというもの。朝ご飯を食べて、ゆっくりとコーヒーを飲んで、10時過ぎに出発。ニューウェストミンスター駅の下にある駐車場で勝手に「我が家専用」と呼んでいる隅っこのスポットに車を止めて、(いつも)しぶしぶだけど10時間分の料金を支払い。電車でバンクーバーのダウンタウンに行ったら3時間以内に用を足して帰って来るのが難しいのを知っているから、3時間の先は4時間も5時間もなくていきなり10時間になるわけ。エスターによると、ドイツでは先払いせずに駐車場を出る時に止めた時間分の料金を払うのが普通らしい。でもヨーロッパよりもずっと車社会の北米でそれをやったら、出口に列ができて混雑するだろうな。

カナダプレイス周辺は相変わらず観光客でごった返していて、今日停泊していたアラスカに行くクルーズ船は、プリンセスクルーズのグランドプリンセス号(乗客定員3100人)とホランドアメリカのザーンダム号(乗客定員1432人)の2隻。プリンセスは290メートルというすごい長さ。でも、今どきの数千人規模の新造船と違って、背が高くないからそれほどブサイクには見えない。ぐるっと回ったところで、エスターの希望でスチームクロックを見に行くことになって、暑い中をガスタウンに向かっててくてく。ウォーターストリートの一部は今年から歩行者天国になったらしく、世界で唯一のスチームクロック(蒸気時計)があるのはその端。観光客が取り囲んでいて、カメラを向けたまま蒸気が吹き出して時間を知らせるの待っているところ。まあ、15分ごとに勢いよく吹き出した蒸気がかすれた音色でロンドンのウェストミンスター寺院の鐘のメロディをちょっと奏でるだけなんだけど、世界にひとつしかない蒸気時計となると、それなりにおもしろい。



ガスタウンでランチを済ませて、ウォーターフロント駅から電車でメインストリート駅まで行って、私たちがゴルフボールと呼んでいるサイエンスワールドの外の広場にある「2人の紳士」のところで、話しかけてみたら?とエスターをそそのかしたら、何とみごとなインプロブ。BMOセンターでロビーに入れてもらって、受付に置いてあったポスターとプログラムをもらって、コーヒーショップの角を回ってArts Clubの衣装制作スタジオを窓からのぞいて、角のコーヒーショップでひと休み。


エスターのみごとなインプロブのパフォーマンス

自撮り風に・・・

やっとゲットした『Guys & Dolls』の(キャストのサイン入りの)ポスター



お客があると自分が住んでいる街を観光できていいね

2024年07月04日 | 日々の風の吹くまま
7月2日(火曜日)。⛅🌤。暑くなりそう。予報では金曜日から週末にかけて猛暑になって、30度を超えるかもしれないらしい。ま、7月はもろに夏だから時には猛暑もあって当たり前なんで、3年前のヒートドーム現象のようなニューウェストミンスターで42度なんていうとんでもない猛暑がなければそれで良しとするか。

今日の気象は8時ちょっと過ぎ。エスターはすでに起きていて、自分でお湯を沸かして持って来たネスカフェを飲んだのとにっこり。今日の朝ご飯はベーコンときのこ入り卵焼きと(ワタシとエスターだけ)ブリオシュローフのトースト。エスターが今(エスターの90代のお父さんが住んでいる)ブダペストに行っている娘のナージャにWhatsAppで電話。背後でにぎやかな子供の声は2人の孫。エスターが差し出した携帯にすてきな若夫婦が写っていて「ハロー」というので、ワタシも手を振ってハロー。テーブルに座っていたカレシにも携帯を差し出したので、カレシも「ハロー」。エスターによると2人の間にすったもんだの恋愛ドラマがあって、今はとにかくラブラブで、エスターはあっという間に2人の孫のおばあちゃんになったそうな。

観光は近場からと言うことで、今日はまずMarket Crossingまで車を走らせて人とワインを仕入れ、帰って来てひと息ついて、今度はCompassカードを持って川岸の遊歩道まで6番ストリートをてくてく。ニューウェストミンスター市はカナダ西部で最古の「市」で160何年になると言ったら、「まあ、まだベイビーじゃないの」。あはは、ヨーロッパは「旧」大陸だから、古さの物差しが違い過ぎるか。ロイヤル・アベニューを横断して、遊歩道へ行く跨線橋の横にあるニューウェストの古い街頭写真を見て「これ、いつ頃の?」という問いにはカレシが「40年代だよ」。いかにも旧式な電車の写真に顔をしげしげと見たエスターは「ブダペストでは60年代の終わりでもこんな電車が走っていたわよ」。そっか、エスターが子供だった60年代のハンガリーはまだソビエト連邦の支配下にあったんだ。跨線橋を渡って、嫌でも目に付くギネスブック認定の「世界一背の高い」Tin soldier(錫の兵隊)の前で記念撮影。その後は遊歩道をそぞろ歩いて、停泊している観光用の外輪船を見たり、艀を引いて往来するタグボートを眺めたり。ライネは内陸の8万都市で山も海もないところだから、エスターは写真を撮るのに夢中。ランチはホテルのBoathouseレストラン。地ビールと大きな焼きえびに舌鼓を打って、帰りは急な上り坂を避けて駅地下のターミナルからバス。





ひと休みしたら、エスターが2日目の時差ぼけのピークで昼寝をしている間に、晩ご飯のバックリブの仕込み。(私たちの経験から言うと、時差ぼけはなぜか2日目がきつい。たぶんは初日は興奮していてアドレナリンがばんばん出ているせいで身体が気付かないのかもしれないな。昔よく行ったレストランTomatoのシェフに教わったバックリブを気に入ってくれたエスターにはレシピをあげることにして、カレシがレッスンをやっている間、エスターがハンガリーの名物料理グヤーシュを作ってくれるというので、2人でスーパーに行って材料を調達。女同士のおしゃべりを楽しみながらの買い物も楽しいひと時。明日はバンクーバー観光の予定。週末は「熱波」が襲来するそうだけど・・・。



ドイツからのお客さんを空港で出迎え

2024年07月02日 | 日々の風の吹くまま
7月1日(月曜日)。☁。⛅🌤☀。起床8時。今日は忙しい。ゲストルームの準備を済ませたところで、エスターが滞在中に必要になりそうなものを調達。まずは道路向かいのLondon DrugsにあるTransLink(公共交通機関)の販売機でコンパスカードを買って、ウォルマートに足を伸ばして、スリッパとハンガーをかけるためのカーテンロッドを買って来て、大汗をかいてロッドの取り付け。普通なら寝室だからクローゼットがあるんだけど、我が家は元々全面的に鏡張りのドアが気に入らなくて、引っ越して来た時に取り払ってカーテンを下げて、本棚を入れたので、完全な収納スペース。でも、何とかお客を迎える準備が完了して、ほっとひと息。



エスターの飛行機はドイツでけっこう古くからあるコンドル航空で、こっちの時間で朝の5時過ぎにフランクフルトを発って、バンクーバー着は午後3時40分。でも、バンクーバー国際空港(YVR)のウェブサイトで到着便のページをチェックしたら、あら、DE2454便は遅れていて到着予定は4時50分。ヨーロッパからの便は遅れているものが多いようなので、何かあるんだろうな。入国管理やら何やらで30分以上かかると踏んで、4時半くらいに出て行けばいいみたい。ということで、晩ご飯に添える(自家製の鶏がらブロスで栄養満点の)チキンスープを小さいスロークッカーに仕込んで、カレシと一緒にモールのKin’sに行って野菜を調達。帰って来て、もう一度到着便をチェックしたら、えええっ?到着予定は午後4時21分と、何と30分も縮んでいるじゃないの。時計を見たらもう4時なるところ。慌てて支度をして、ウーバーを呼んで、それっ。

国際線の到着ターミナルに着いたのは4時35分。電光掲示板を見たら、DE2454便は4時25分に到着したことになっていて、じゃあ、エスターは5時過ぎには出て来るかな。出口近くの待合エリアの柵にもたれて、今か今か。ぞろぞろとほぼ途切れることなく出て来る人たちの荷物の多いことと来たら、預ける荷物も機内持ち込みもかなりタイトに制限されている昨今、カートにスーツケースを山のように積んでいたりして、いったいどれくらい超過料金を払ったのやら。エスターから「スーツケースが出て来るのを待っている」というWhatAppのメッセージが来たので、無事にバンクーバーに到着したのは確かなので心配はしていなかったけど、やっと出て来た頃には到着から1時間後。興奮気味にハグして、ヴィルコメン、ホジヴァジと覚えておいたドイツ語とハンガリー語と歓迎の辞。ウーバーが来るのにちょっと時間がかかったけど、タクシー乗り場の向こう側にあるライドシェア専用の待合エリアで待って、我が家に帰り着いたのは6時10分。

冷やしておいた白ワインで乾杯して、フランクフルト空港で飛行機に乗るまでの知っちゃかめっちゃかな冒険談に爆笑して、機内食がまずかった話にまた爆笑して、9時間もの長い飛行は初めてで映画を3本観たと聞いて、あはは。チキンスープと鶏のケバブとフレンチフライの簡単メニューで晩ご飯にして、語学談義に花を咲かせているうちにいつのまにか日が落ちていた。興奮しすぎて一睡もしていないというエスター。うん、今夜はゆっくり休んでね。


お客を迎える準備~空の雲はもう秋の準備?

2024年07月01日 | 日々の風の吹くまま
6月30日(日曜日)。☁⛅🌤☀。はあ、今日で1年の半分が終わりだぁ。感心してていいのかなぁ。あっという間に秋になって、あっという間に・・・しぃらないっ。気温はそれでも上がり気味で、きのうは23度。今日もそれくらいかな。

日曜日はウォーキングは休みなので、いそがずにゆっくりと掃除。特に明日からゲストルームになるスペアルームは、冬の間ほとんど閉めたままで使わなかった(掃除もさぼった)ので、けっこう埃が溜まっているし、段ボールやラガラクタを積んであった隅っこは誇りで床が白く見えるくらい。カレシのビデオやラカセットテープのコレクションが入った段ボール箱が3つもあって掃除のために退かすのがひと仕事。埃を払ったら、箒を持って来て家中の床を隅から隅までていねいに掃いて、ごみや埃をそれぞれの部屋の1ヵ所に集めて、次は掃除機。しっかり掃除機をかけ回してごみを吸い取ったら、次はモップかけ。暑くなって来て大汗をかくと眼鏡が鼻先にずり落ちて来るので厄介。今の季節はカレシがガーデニングでルーフデッキやバルコニーで出入りするので、家中のモップかけが終わったらパッドは真っ黒。掃除機のダストボックスをダスターで拭って、動かした家具を戻したら、もうランチタイム。

ランチが済んだら、ソファの上に積んであった潰した段ボール箱の束を駐車場の隅にある専用コンテナに捨てて来て、ソファを開いてベッドにして、寝室のクローゼットにしまってあった厚いウレタンマットとベッドパッドをあまり寝心地の良くないマットレスの上に重ねて敷いて、ベッドの体裁を整えて、今日の作業はおしまい。客用の枕とシーツ類を持って来て、後は明日。ああ、くたびれた。晴れた空には夏らしい感じの雲がいっぱい。でも、晩ご飯の後になって広がって来た雲は、いわし雲というのか、さば雲というのか、ひつじ雲というのか、何となく秋の雰囲気だなあ。


着々とゲストルームの準備・・・





ベーカー山と雲の競演

きのうの土曜日にバンクーバーのファーマーズマーケットに行っているはずのきのこ屋のマットに送ったテキストメッセージに返事がなかったので、もしかしたら学校が夏休みに入ったばかりだからバケーションかなと思って、来週の土曜日の予定を聞いたら、「木曜日に4人目が生まれて、商売はちょっと蚊帳の外なんだ」という返事。あらら、めでたいじゃないの。マットはまだ30代半ばで、小学校高学年の子を頭に一男二女の子煩悩なパパだったのが、これで4児のパパになったわけか。お祝いのメッセージと一緒に男の子?女の子?と聞いたら、「男の子で、2780グラムでちょっと小さいけど、もう自分で首を持ち上げようとするんだよ。名前はアイザック・オウェン・マカリスター」。おお、古風で格調の高い名前で、将来は大物になりそうだねえ。次の土曜日もマーケットは休むかもしれないというので、うん、ここは家族サービスに没頭した方がいいよと言っておいた。がんばれ、マット。


老害政治家に抗議するばかりの次世代は何害?

2024年07月01日 | 日々の風の吹くまま
6月29日(土曜日)。🌤⛅☁🌧☁。三連休の初日。気温が上がって来たみたい。木曜日の朝はオフィスの暖房が入っていたくらいなのに、きのうの最高気温は21度と平均的で、今日は昼にはもう予想の23度だから、25度くらいまで行ってしまいそう。ま、あさってはもう7月なんだから、そう来なくちゃ。

いつもの時間にウォーキングに行ったら、今日も何となく閑散とした雰囲気で、中央のフードコードを見下ろすと開いているテーブルの方が多い。さあ連休だぁ~と、みんなどこかに行ってしまったんだろうな。でも、この書き入れ時にウェストジェットは労働協約の交渉中だった整備工の組合がストに入ってしまって、200便くらい欠航。極端なケースでは、空港に着いたところで欠航が発表されて夏休みの旅行が宙に浮いてしまった家族連れもいたそうで、バケーションに行く(はずだった)人たちはエアカナダや他のLCCに振り替えようにもどこも満席の状態ではそれも難しそうだな。今はどこも人手不足だから、航空会社も大小を問わず増便したくてもできない状況なのかもしれない。おまけに今は空港の飲食店の4分の1が従業員の職場放棄で閉まっているそうだから、空港で様子見をしようにも食べるに事欠くかもしれないしね。

政府はこの時期にストをして客に迷惑をかけるのは許せないと、労働大臣が拘束力のある仲裁による解決を命令したけど、組合がウェストジェットは私企業であって「必要不可欠なサービス」に指定されていないんだから余計な口出しはするなとばかりに職場放棄しちゃったから、トルドー君政府の面目は丸つぶれというところ。先には自由党の牙城だったトロントの選挙区での補欠選挙で保守党に負けたばかりで、党内からは「トルドー降ろし」の声が上がっている。お隣さんのアメリカでも、トランプとの討論で印象が悪かったバイデンに危機感を募らせた党の内外から「バイデン降ろし」の声が高まっているし、フランスではマクロンが「総選挙」という大博打に出たら、右派が過半数を取りそうな勢いで、あっちでも「マクロン降ろし」の声。でも、若い世代には何にでも「何とかしろ」と抗議する活動家の群れがわんさといるのに、誰も「何とかしたい」と政治の表舞台でリーダーシップを担おうとしないのが不思議。ま、世界は大きな過渡期にあるらしいけど、長い歴史の上では過渡期なんてものはしょっちゅうあったんじゃないかなあ。あら、空の雲行きもおかしい・・・。


これ、夏の雲には見えないけど

きのうはドライブに行って買い物に行く時間がなかったので、明日は掃除の日で月曜日にはドイツから遥々エスターが来るから、今日のうちに買い物。トイレットペーパーやティッシュのような嵩張るものも手持ちが少なくなっているので、買い物が終わる頃に電話してカレシに迎えに来てもらうことにして、トロリーを引いてスーパーへ。朝はあんなにいい天気だったのに雨がぽつぽつ。土曜日の午後はけっこう客が入っているんだけど、今日はがらぁ~んとした感じだったので拍子抜け。夏の最初の連休だからみんなどこかに行っちゃったってことだね。コーヒー1キロとか食洗機の洗剤ポッドとか重くて嵩張るもので車輪付きのバスケットを一杯にしてからカレシに電話。(老害どころか、この頃はかなり役に立ってくれるカレシ・・・。)待っている間にトイレットペーパー、キッチンペーパー、ティッシュの6箱パックをバスケットに積み上げておいて待機。レジのお兄ちゃんが「いい天気だね」と言うので雨が降り出したよと言ったら、「そりゃないよ。バーべーキューするんだから」。カレシが重いトロリーを引き、ワタシがペーパー類の特大パックを抱えて帰って来た頃には地面が濡れるほどの雨。あぁ~あ、裏庭でのバーベキューパーティがいくつおじゃんになったことやら・・・