リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

やぶにらみにみになりそう

2019年04月14日 | 日々の風の吹くまま
4月13日(土曜日)。☁☂☁。よく眠ったぁ。8時近くまで目が覚めなかった。遊び疲れかな。今日はまだ雨よりも風の日。鉢ごとぶっ倒れ常習犯のヒバがまた風を受けて躍起になってぐいぐい押しているうちに、とうとう仲間の2本のヒバの間にねじ込むように傾いだもので、起こしに出たカレシと一緒に呆れ果てての大笑い。植物にも性格ってものがあるらしい。

土曜日だけど、木曜日にシーラが来てバスルームを徹底的にきれいにしてくれたので、カレシの掃除当番は「休み」。ワタシはちょっと念入りに床掃除。水曜日にルーフデッキのアンカーの点検があって、検査の人が靴を脱ぐかどうか聞くので、脱いだり履いたりはめんどうだろうと、雨降りだったけど脱がずに玄関からデッキまで通ってもらったし、カレシも濡れたデッキに室内戸外兼用のスリッパで出入りしていたので、あちこちに残った足跡をモップでごしごし。おまけにレクルームはミニチュア工作の紙くずやら何やらが散らかっているので、越冬する鉢物を置いて締め切っていた冬の間よりも掃除するところが増えて、終わった頃には汗びっしょり。お酒の空き瓶を入れてある箱が溢れたので、今日はごみ捨てと空き瓶処理とエレベーターで2往復。ごみ置き場の隅の大きな容器に入れた空き瓶は返って来るデポジットを小遣いにしているおじいちゃんが処分してくれる。めんどうくさがりの住人が多いのか、わりといい稼ぎになるらしい。

午後はまたミニチュア工作。壁や家具、プランターを作ってしまったら、後は小さなものばかり。説明書の「説明」は中国製英語でわかりにくいので、老眼鏡と拡大鏡でイラストや写真を確認するけど、これがまた小さい。厚紙を切り抜いて作る部品もだんだん小さくなって、糊付けがタイヘン。それでも、今日はガラス瓶3本、布製の袋、上を折った紙袋(ひとつは「種」、もうひとつは「オクラ」のラベル)2つ、道具箱、バケツ、そしてシャベルを完成。

バケツは簡単だったけど、シャベルは斜めに切った楊枝の先にペンチで曲げたワイヤを糊付けするのに悪戦苦闘。速乾糊を使ってもなかなかくっつかなくて、散々手こずった挙句、最後は説明の順序を無視して、先にワイヤにシャベルの刃を付けておいて、楊枝の先に銀紙を巻いて糊付けしてからワイヤの先を差し込んでやっと成功。ちっちゃなものひとつ作るのに1時間もかかって、目が藪にらみになったような感じで、やれやれくたびれた。

   
   バケツ
   
   シャベル
   
   ほんとにちっちゃくて・・・

スコッチにふるさとの浜の焚き火の香り

2019年04月13日 | 日々の風の吹くまま
4月12日(金曜日)。☀☁。早いなあ、もう金曜日。朝ごはんの後すぐにランチのコンジー(豚肉入り)を仕込んで、朝のウォーキング。カレシが「この2、3日すごく体調がいい感じがしててさ、春だからかな」。うん、よく眠っているみたいだし、いいことじゃないの。きのうの朝にもやっとしていたワタシも今日はすっかり元気でひと安心。だって、今夜はArts Club主催のスコッチ試飲会があるんだもの。

午前中はときどきキッチンに行ってコンジーをかき混ぜながら、だんだん小さくなるミニチュアの組み立て。高校時代の手動タイプライターに始まって50年以上もキーをたたき続けて来たせいか、手の指がかたいし、特に利き手(左手)の親指はかなり動きが悪くなっていて、1センチもない小さなパーツをピンセットで扱うのにひと苦労。糊付けは爪楊枝が活躍するけど、指先に糊の層が何重にも乾いてよけいに動きが悪くなるから困る。ま、年だと言っちゃえば年だなあと思うしかないな。それでも、ランチタイムをはさんで3時間ほどで、プランター、カート、木箱、バスケット、本2冊を仕上げた。
   

少しだけ早めの晩ご飯を済ませて、車でニューウェスト駅まで行って、そこからオリンピックヴィレッジの劇場まで電車。劇場近くのお酒のブティックから来る各スコッチメーカーの販売代表の話を聞きながらそのブランドの4種類を飲み比べる趣向で、前回はグレンリベットで、今回はグレンフィディックの「実験的品種」(プロジェクトXX、IPAエクスペリメント、ウィンターストーム、ファイア&ケーン)。グラスに少しだけ注がれたのを、まずは香りを楽しんで、それから口に含んでゆっくり味わいを楽しんで、のど越しの感覚を楽しむ、と。それぞれに香りも味も違っているけど、ワタシがこれが一番!と思ったのは最後のファイア&ケーン。ピートの煙たさがこもった香りがワタシの鼻の奥に今でもある子供時代のなつかしい匂いを髣髴とさせて、まるで昔の恋人に再会したような感じ。

釧路の海は冷たすぎて泳げなくて、家の近くの浜で焚き火をして温まりながら波うち際で水遊びをしていたんだけど、ファイア&ケーンの煙たさはまさに燃え尽きかけている焚き火の煙と太平洋の潮風が混じったあの独特の匂い。ふるさとは背景に湿原と泥炭地があるから、薪にスコットランドのピートの香りに通じるものがあるのかな。おかげで前回に続いてまた1本。シリーズだから次は・・・?
     



ままならない家族の事情

2019年04月12日 | 日々の風の吹くまま
4月11日(木曜日)。☁☂。何となくもやぁ~っとした感じ。夜中におなかが痛くて何度も目が覚めて、明け方近くには我慢できなくて2度もトイレに行くしまつ。きのうは芝居のオープニングのレセプション前に近くのレストランで魚料理を食べたので食中りかと思ったけど、同じものを食べたカレシは何でもなさそうで、ぐうすかと高いびき。まあ、おなかを空にしたら楽になって眠れたし、起きたらごく普通だったので、食中毒ではないと判断して安心したけど、いったい何だったんだろうな。

もう少し寝ていたかったけど、今日は先週風邪を引いて来れなかったシーラがバスルームの掃除に来るので8時半には起床。ちょうど朝ごはんが終わった9時過ぎに来たシーラはちょっとまだ本調子じゃなさそうだったので、無理しないでシャワーとバスタブだけで済ませていいと言ったけど「食い扶持を稼がなくちゃ」。ドクターに診てもらおうと思ったら不在だと言われたそうで、何とドクターも風邪でダウンしてたんだって。まあ、医者だって人間なんだから、風邪でゴホゴホやっている患者を診ていたらウィルスのひとつやふたつもらっても不思議はないけど。普通の季節性の風邪には予防注射もないし。

いつものようにちょこちょことあまり役に立たない手伝いをしながらおしゃべり。ずっとマンション住まいだった一人息子が管理費の値上がりにうんざりして、郊外のラングレーに息子(シーラの孫)と共同で戸建ての家を買うことにしたんだそう。目に入れても痛くない孫息子はエレベーターの保全修理のテクニシャンで、まだ30前で現場監督に昇進したのがシーラの誇り。事実婚の奥さんが家事も育児もせずに遊び回ったあげくに浮気して出て行ってしまって、ほぼ男手ひとつで2人の子供(シーラのひ孫)の世話をしているんだそうで、「高給取りなんだし、この状態だったらまちがいなく単独親権を取れると思うんだけどねえ」。でも、戸建てに移れば実家住まいの(シーラの)孫娘と親子3代が一緒に住むわけで、子育てを手伝ってもらるんじゃないかな。

午後いっぱいのんびりした後、晩ご飯のしたくをしていてはたと思い当たった。腹痛の原因は前菜(カレシはサラダ)に取ったえび餃子に付いて来た辛いたれ。ほんの少しだけ付けて食べたんだけど、辛過ぎて腸がびっくりしたんだろうな。少しくらいの辛さは平気だけど、相性の悪い唐辛子だったのかな。気をつけないと・・・。

春はハトも婚活、住活に躍起の季節

2019年04月10日 | 日々の風の吹くまま
4月9日(火曜日)。☁☀☁。湿っぽいけど、雪が降っている東部よりはまし。東京でも奥の方で雪が降ったそうで、せっかく満開の桜もさそかし首をすくめただろうな。花見じゃなくて雪見だもん。でも、生まれ故郷の釧路では雪の中でメーデーのパレードなんて珍しくもなかったけど。

我が家のあたりは春真っ盛りで、ハトの婚活、住活に悩まされる時期。マンションのエレベーターの中やメールルームに「バルコニーや建物の周辺でハトに餌をやってはダメ」と言うお達しが張り出されている。いや、餌をやらなくたって飛んで来るんだけど。だって、今は巣作りの時期なんだもの。人間さま並に子育てしやすいマイホームを求めて、つがいで飛んで来て、強心臓なのはバルコニーやルーフデッキを「内見」気取りで歩き回るからすごい。パティオドアを勢いよく開けても「あっ、お邪魔してます」みたいな顔つきでこっちを見るだけだから、外に出て行ってしっしっと追い払うんだけど、未練がましく手すりまで移動するだけだったりで、ハトを追い払うのに1日中忙しくて困る。

下の道路はファストフード店が並んでいるし、パークレットにはいつも人が集まっていて、食べ残しをポイ捨てするので、ハトは餌には困らないからけっこうメタボっぽいやつもいる。よく高層階まで飛んで来れるもんだと思うけど、動きはあんまりスマートじゃないのはメタボ人間と同じようなものか。それでも婚活の次はマイホーム探しの住活ってことで、ハトたちもけっこう真剣なんだろうな。ルーフデッキを「内見」しに来たカップルなんぞ、追い立てたら手すりの外側のレッジに移動していちゃいちゃし始めるしまつで、っとにもうっ!くちばしでキス、キス、互いに頬ずりしてウッフゥ~ン。しまいに調子に乗ってマウンティングしようとするし、さらにはもう1羽が加わって、おいおい、何だかあやしい雰囲気。ハトの世界にも三角関係があるんかいなと、見ていた方はとうとう爆笑。もうしぃ~らなぁ~いっ。

午後の工事は、格子垣を取り付けた支柱を立てて、きのうペンダントライトを付けておいたパーゴラを取り付け。ワイヤを壁の後ろに通して、カーテンの横に糊付けして先端を床下に。雨どいを取り付けて、芝生の部分に糊を塗って緑色のそぼろを振りまいて、庭が完成。簡単な家具3つとプランター1個を作って今日の作業はおしまい。だんだんに居心地が良さそうな感じになって来た・・・。
   


小人さんのお庭って感じで

2019年04月09日 | 日々の風の吹くまま
4月8日(月曜日)。☁☂☁☂。雨が降るというので、朝のうちにウォーキングに行くことにして、今日は下り坂/上り坂のルート。ここんところわりと平らなルートを歩いていたので、やっぱりロイヤルアベニューから7番ストリートに曲がって3番アベニューを過ぎるまではちょっと「上り坂だぁ」という感じ。それでも、ウォーキングはやっぱり朝のうちが運動としての効率が一番いいということになって、夜はその気になったときに気晴らし程度に近所を歩こうと言うことになった。ほんとに朝の方が1日のエネルギーが満タンになって体が軽いと言う感じがするな。

今日のミニチュア庭園工事は地面の整備。ウッドデッキを取り付けて、カーペットを敷いて、出入り口の石のステップや踏み台を置いて、ドアの上に瓦屋根をつけて、できあがり。

   

次はドアの上のパーゴラの組み立て。端からペンダントライトが下がるので、まずは照明器具を組み立てるわけだけど、これがどえらい曲者。何しろ24分の1のスケールだから、電球はまるで米粒だし、白と黄色の2本のワイヤは髪の毛のような細さで、これをそれぞれ電球の電極に巻き付けて、これまた細い熱収縮チューブで覆って、ティーライトキャンドルの炎にさっと当てて(ワイヤと電球を焼かないように気をつけて)収縮させる・・・と。説明書を見たら、電球から伸びている電極の陽極と陰極をまちがえないようにと注意書きがあって、イラストと比べるのにメガネにさらに大きな拡大鏡を使って米粒の中をのぞいて確認。ついて来たボタン電池にワイヤの端を当ててテストしたら、おお、灯りが点いたっ!
   
   

後は4、5個の部品に順に2本のワイヤを通して、パーゴラに取り付ける準備が完了。ドアの上にパーゴラを取り付けたら、2本のワイヤを壁の外に出して、カーテンの端に隠すように床まで配線して、床下に取り付けるバッテリーパックの電極に接続するわけだけど、照明器具の組み立てに比べたら、電気工事なんか簡単、簡単。でも、さすがに今日は目が寄り目になってしまったみたいな感じ・・・。

だんだん小さくなるミニチュアの部品

2019年04月08日 | 日々の風の吹くまま
4月7日(日曜日)。☁☀☁☀。最後の嵐は来なかったような。きのうは夜になってからウォーキング。目指すは煌々と照明が付いているのが見えたクィーンズパークのスタジアム。途中にカーテンやブラインドを開けたままの家がたくさんあって、中が丸見えでも気にならないらしい。築100年とか120年の家々の窓から見える光景はまるでBBCの時代ドラマのシーン。おかげで公園に着いた頃にはスタジアムの照明は消えていた。アリーナの裏から真っ暗な公園の中をコヨーテに出くわさないといいけどなんて言いながら歩き回ってやっと何とか道路に出たら「日暮れから夜明けまで閉園」の標識。あら、もしかして見つかったら罰金もの? でも、0.3平方キロもある広い公園だから、夜間のパトロールなんかしてないんじゃないかな。

今日は日がな1日プチアトリエでラジオを聴きながらミニチュアガーデンの工作。まずは大きな窓の組み立てるのに、ピンセットでレンガ模様に筋をつけた壁枠と上がアーチになっている窓枠の間に透明なシートと挟んで糊で接着。次にギンガムチェックの2枚の布をたたんで、外側にひだを広げるように貼り付けて、壁の穴にはめ込んだら、何となく様になって来た感じ。角の戸口に取り付けるドアも作ったけど、半分開いている形になるので取り付けは保留。

   

ランチの後はアーチ窓に取り付けるプランターと花。プランターは木目が印刷されているものを厚紙から切り抜いて折って糊付けするだけで簡単だけど、植えてある「花」は手ごわい。緑色の紙を指定のサイズに切って折りたたんで、小さな小さな葉っぱのテンプレートを当ててはさみでさくさく。広げたら長い楕円形の葉っぱが30枚近くできていて、これにヒアシンス風の花の茎を挟んでプランターに植える花を作るわけだけど、糊付けにひと苦労。糊だらけのピンセットと指先を濡れタオルで拭きながら、しまいには爪楊枝を動員して14本の花を作り上げて、窓のプランターに満開のを6本、地面に置くもうひとつのプランターにまだ開いていない残りのを「植えて」完了。いやぁ、くたびれた。

   
   

でも、葉を少し丸めるように広げたので、窓の外のプランターに植えた球根が花を咲かせたという感じで、ときどきのぞきに来るカレシも「ほお、キュートだねえ」。うん、ちょっと苦闘したけど、出来上がってみるとほんとにかわいいっ。庭の地面を糊付けしたら、後は小さなものばかり・・・。

大風の土曜日、初物のこごみとカエデの花

2019年04月07日 | 日々の風の吹くまま
4月6日(土曜日)。☁☂☁☂。すごい風。4個つながった嵐のシリーズ3個目だそうで、雨よりも風。ダイニングエリアのガラス壁の外に並べてあったヒヤシンスと水仙、チューリップの花が風にあおられて鉢ごと転がってしまうので、ルーフデッキの手すりの下に移動して、プランターをがしっと押し付けて吹き倒されない対策。バルコニーでは手すりに沿って並べてあったヒバの鉢が倒れるやら、折りたたみ椅子が飛ばされそうになるやら。1本だけ、背丈に比べて鉢が小さいためにちょっとの風でも大げさにひっくり返るので、周りを他のヒバの鉢で囲んでやったのに何としても倒れたがるひねくれ者のヒバがあって、今日は張り切ってこれ見よがしに傾いで見せるもので、さすがにカレシも呆れて大笑い。

天候不良ということで朝のウォークは中止して、今日は掃除と洗濯で汗をかいて、11時に玄関前でのマーケット。吹っ飛びそうになるテントを重石で押さえたり、歩道の自転車ラックに結び付けたりしてタイヘン。それでも真冬よりもテントの数が増えた感じで、雨が止んだので人も集まって来て盛況になりそう。まずいつものパン屋でいつものパンを買ってから、きのこ屋のテントに行ったら、おおっ、こごみ!わっ、カエデの花も!テーブルのかごに盛り付けていたおなじみのお兄ちゃんが「きのう山に入って採って来たんだよ」。初物にうれしくなって、こごみとかえでの花を袋にいっぱい。淡い新緑色のカエデの花はサラダに入れて良し、リゾットの具にしても良し。青い味だけどほんのりでくせがない。

   

午後にはちょっと晴れ間がのぞいたけど、風向きが変わって雲が広がって来たので、早めに買い物を済ませて、のんびりとミニチュアのもう1枚の壁を仕上げる作業。窓は樂々だったけど、輪にしたロープを下げるフックとドライグラスの束を下げる飾りのフックはかなりの難関。どっちも3センチほどの針金をラジオペンチで曲げて作るんだけど、何しろ小さい、小さい。それでも接着剤で所定の場所に取り付けて、乾いてからロープとほぐして細くした縄をつけたドライグラスの束をかけたら、うん、けっこう見栄えがいいじゃないの。

   

後は床の土台を付けたので、明日の作業は床の仕上げ。難度が高いと感じるのは、セットの製造元は中国なので、説明書は言葉がちょっとヘンで、小さなイラストや写真を拡大鏡で見てもすぐに「あ、そっか」とはならないから。やれやれ・・・。

ミニチュアの工作は神経戦のようなもの

2019年04月05日 | 日々の風の吹くまま
4月5日(金曜日)。☁☂☁☂。ゆっくりとお風呂に浸かって、のんびりと寝酒をして寝たので、目を覚ますことなく7時近くまで眠れた。おかげで昨日の調子の悪さが嘘みたい。あれは何だったんだろうな、ほんと。ま、今夜は楽しみにしていたミュージカル『雨に唄えば』を観に行く予定なので、大したことがなくて良かったぁ。

元気が戻って来たので、今日は昨日始めたミニチュアの組み立て。何しろ小さいからタイヘン。通販サイトの説明だと所要時間は約20時間ということだったけど、いや、もっとかかりそうだなあ、これ。2面ある壁の1面だけで2日かかったちゃったもの。22ページもある写真入説明書の部品番号を読むのに手持ちの1.5倍の老眼鏡じゃ間に合わなくて、分厚い凸レンズを持ち出して、えっとぉ・・・。木製や紙の切抜きの部品は似たような形のものが多いので、糊付けした後で違ったとわかっても遅いから、部品リストのイラストに重ねてみてしっかり確認。それでもハサミと糊があればできるものは簡単だけど、細い針金を曲げたりするのは神経集中110%かな。それでも、クリップボードの金具は竹串を使ったら頭がきれいに丸くなって、うん、わりかし上できだっ。

   
   最初の壁ができた
   
   クリップボードの金具

セットには糊がついて来ているけど、材料が木と紙と布と性質が違うので、念のために午後の買い物のついでにスーパーの上のウォルマートに寄って、工作用品の売り場で3種類の糊と糊付け用に使い捨てできるプラスチックのパテナイフのセットを買って来た。下のスーパーでは、昔1/12スケールのドールハウスに挑戦した経験から、小さなものに糊をつけるための爪楊枝のパックも買って来たので、かなり糊付けしやすくなると思う。表向きは「必要なものはすべて揃っている」とうたっているけど、説明書をよく見るとやっぱりけっこう長い「含まれていないもの」リストがあって、たとえば先の細い小型のペンチ(俗にラジオペンチというあれ)は誰でも持っているものじゃないだろうから、初めてやってみると言う人はあわてて買いに走らなければならないんじゃないかな。

もう1枚の壁は明日と言うことにして、じゃ、今夜はゆっくりとミュージカルを楽しんで来よう。劇場は歩いて5分先だから、普通の時間に晩ご飯を食べてからでも余裕で行けるのがいいね。

似たもの夫婦は病気の対応も似て来るもの?

2019年04月05日 | 日々の風の吹くまま
4月4日(木曜日)。☁☀☁。ひと晩中目が覚めてばかりであまり良く眠れなかった。1時間おきくらいに目が覚めるし、皮膚はざわざわ、節々はうずうずで、8時過ぎに起きたときはすっかり疲れた気分。オフィスとプチアトリエの整理整頓がやっと完了して気が緩んだのかな。

このシーズンはいつもよりずっと遅れてインフルエンザの予防注射をしたので、まだ効いているはずだから、インフルではないと思うな。カレシは「もしかしたらstomach fluかもしれない」と言うけど、はて、「おなかの風邪」と言っても吐き気も嘔吐も下痢もないし、食欲はいつもの通りで、晩ご飯には上等のリブアイステーキをぺろっと食べたし、あるのは疲労感と寒気と微熱(38.2度)くらいで。機嫌はいいんだけどな。まあ、ワタシは具合の悪さがよほどのレベルまで行かないと「体調不良」と感じないようで、どうってことないと思っているうちにたいてい回復してしまうラッキーな体質。痛みの程度も敷居が高めなようで、医者に危険な病気を見逃すといけないから気をつけなさいと言われたけど、一度は坐骨神経痛かなあと思っているうちに卵巣嚢腫が破れて緊急入院したことがあった。

あのときもひと晩中ぐずぐずして、朝一番でカレシに家庭医のところに連れて行ってもらったら、すぐに大学病院の救急センターに「急性腹症の患者が行きます」と連絡。救急車を呼ぶより早いと言われてカレシの運転で大学構内の病院に行ったけど、あのときは道路のほんの小さなでこぼこがやけに響いて、さすがに悲鳴を上げたっけ。エコー検査でテニスボール大のチョコレート嚢腫が見つかってびっくり。内視鏡で処置をしたら、子宮から何から内膜症から来る嚢胞がびっしりだったとかで、結局は退院せずに子宮全摘の手術。病院ではよく今までがまんしたねえと感心されたけど、あの頃はすでに座業だったから、そのせいで腰痛か神経痛が起きたと思い込んであまり気にしてなかったのよね。

カレシも似たようなところがあって、息切れや狭心症の症状が出ていたのに「運動不足」と決め込んでいて、突然猛烈な胸痛が起きて、どう見ても重病なのに救急車も救急センターも嫌だと3時間も拒否。我慢できなくて夜中過ぎに病院に駆け込んだときは心筋梗塞が起こっていて、間一髪だったと言われて「え?冗談だろ」。まあ、あれも今でこそ笑い話だけど、私たちって何とも似たもの夫婦だよねえ。うん、熱、もう下がったみたい。

高齢者のマンションひとり住まい

2019年04月04日 | 日々の風の吹くまま
4月3日(水曜日)。☂☁☀☁。目が覚めたら、ぴちゃぴちゃという雨の音。月の第1水曜日はコーヒークラブの日。今日はArts Clubがコミュニティサービスとしてスポンサーになっているオリンピックビレッジの劇場での新市民の宣誓式があって、39年前に市民権を取得して宣誓式をしたワタシに歓迎のスピーチをして欲しいとの打診があったんだけど、残念ながらアウト。ほんとは行きたかったな。あれはワタシが植木鉢から出てこの国の大地にしっかり根を下ろしたことを自覚した決定的瞬間だったと思う。神さま、あなたが植えてくださったところで元気に咲いた花、見えますか?

平日のコーヒークラブに来るのはだいたいが同じ顔ぶれで、フリーの仕事をしているトリッシュを除いてみんなおばあちゃん世代。コーヒーをセットしていたら、相棒のドリスが杖をついてやって来るなり「また転んじゃったのよぉ」。おいおい、先月マンション前の道路で転んで大きなあざを作ったばかりじゃないの。今度は部屋の中でソファから立ち上がったときに足がもつれたんだそうで、「起き上がろうとしているときに電話が鳴って焦っちゃったわ」。おいおい、のんきなことを言ってていいのかなあ。ドリスはもうすぐ90歳で、頑固にひとり住まい。介護付きアパートに移るなら趣味のクッキー作りを続けられるキッチンと食品の貯蔵庫を作れる2寝室のところじゃなきゃだめなんだそうな。でも、立て続けに転んでさすがにちょっと気弱になったのか、「息子に探しておいてもらおうかしら」。そうだねえ・・・。

三銃士の3人目エリザベスが来て、「互いに鍵を預けあって、緊急のときに駆けつけられるといいわね」。そうだねえ。でも、このマンション、セキュリティが行き届きすぎて、他のフロアと行き来するにはいったん外に出て、行先の部屋のアクセス番号を入力してロックを解除してもらわなければならないから、転んだりして電話に出られなければどうしようもない。「それに、内側から鍵がかかっていたら入れないし」とエリザベス。管理人のバレンティーナに頼もうにも、1階のオフィスにいないことが多いし、携帯で呼び出してもすぐに出られなくてボイスメールに繋がったりするし・・・。

ドリスに腕を貸して部屋まで送って行く途中で、ボタンを押せば911番(緊急番号)につながるペンダントはどうかと勧めたけど、「そんなのいやよ」。おいおい、独立心旺盛なのはいいけど・・・。

遊びの準備が万端になったら

2019年04月03日 | 日々の風の吹くまま
4月2日(火曜日)。☀☀☁。初夏のような陽気は今日までで、今夜から6日ほどの間過去60日に降った量の雨がまとめて降るという予報。まあ、ここんところオフィスとプチアトリエの「春の大掃除」でときめき過ぎるくらい活躍してくたびれてしまったから、だらけるには雨はかっこうの言い訳かな。

今日は朝からほんとに疲れた気分で、生あくびばっかり。本の仕分けと移動に始まって、カレシとワタシの本棚とクローゼットの収納場所を交換するのに、ワタシの本やらカレシの「がらくた」の段ボール箱やら調理器具まで入れ替えるのに4日かかった勘定。引っ越してから3年と8ヵ月。整理しながら、一度も使わなかったものやこれから使いそうにないものはゴミ袋にポン。プリンタのトナーのカートリッジ12本は道路向かいのLondon Drugsで引き取ってくれるけど、段ボール箱にいっぱいの古い充電器はどうしたもんかな。何しろカレシは筋金入りのpack rat(パックラット)。モリネズミというこの動物は巣の中にモノを溜め込む習性があるんだそうで、転じてモノを捨てられなくてやたらと溜め込む人を揶揄して呼ぶスラング。モリネズミはかわいらしいけど、パックラット人間は全然かわいくない。

注文してあったミニチュアキットが届いたというメールが受取り代行オフィスから来ないので、発送通知にあったFedExの追跡番号を入力して見たら、あら、きのうの午後に配達されているじゃないの。オーナーがフィリピン系のマーナに代わってからは通知が翌日、翌々日に来ることがしょっちゅう。人なつっこくていい人だし、不在が多いマンション住人の利用が増えてオフィスはいつも段ボール箱が所狭しの状態だから手が回らないらしい。まあ、FedExやUPSのような宅配便で来るものは発送元が追跡番号を知らせてくれるので問題ないからいいけど。(郵便を使うものはマンション内に郵便公社が設置した小包ボックスに配達されるし。)

ランチの後で追跡番号を書いたメモを持って、いざ代行オフィスへ。マーナは留守で代わりの店番君が箱の山をかき分けて後ろに隠れていた箱を探し出して、「サインお願いしまぁす」。手数料は250円。小銭がなかった前回マーナが「この次でいいわよ」と言ってくれたので、2回分の手数料をまとめて払って借りを帳消し。帰って来てさっそく開けてみたら、うは、何もかも小さぁいっ。でも、「遊びモード100%」に入る準備が出来たところで、何ともグッドタイミング!
   


エイプリルフールの楽しい大嘘

2019年04月02日 | 日々の風の吹くまま
4月1日(月曜日)。☀☀。エイプリルフール。世界の四月ばかの嘘がメディアを賑わせているけど、近ごろは企業の「大嘘」がおもしろい。もっとも、日本の新聞を賑わすような、後で企業のトップが雁首を揃えてごめんなさぁ~いとやる嘘じゃなくて、企業がこの日1日だけのために知恵を絞ってひねり出したプロモーションなんだけど、お金をかけているだけあって、傑作が多い。

毎年よくできた大嘘をつくカナダの航空会社ウェストジェットのは「Flyre Festival」と銘打った1万メートルの上空でのミュージックフェス。DJがいて、おしゃれな若い人たちが機内で踊りまくっているビデオの最後で「今すぐ予約を」。この会社の最初のエイプリルフールの大嘘は「キッズフリー便」だった。チェックインのカウンターで子供を預けると、飛行中はおもちゃやおやつを揃えた貨物室の中のプレイルームで保育士が世話をするので、両親は静かな機内でゆっくりと空の旅を楽しめるという趣向で、テレビで流したら問い合わせの電話が鳴り止まなかったという話。

カナダのマクドナルドはチキンマクナゲットの「シングル」。ちっちゃな箱にマクナゲットが1個だけ入っていて、「4月1日発売」。オーストラリアのマクドナルドは「マクピックルバーガー新発売」。ハンバーガーパティの代わりにピクルスのスライスがきっしり。写真を見ただけでげっぷが出そうだったけど、本気にして飛びついた人がずいぶんいたようで、エイプリルフールのジョークとわかってカンカンに怒るお客が続出して、警備員に催涙スプレーをかけた人もいるらしい。ピクルス好きのカレシも「ほんとだったら、オレ、買うよ」。なぁるほど。このマクピックルバーガー、もしかしたら新しいメニューとして登場したりしてね。

ワタシが今でも名作中の名作と思うのは、イギリスの新聞ガーディアン紙が1977年にぶち上げたインド洋の楽園「サンセリーフ」の7ページに及ぶ大特集。地図を見るとセミコロンの形をしたアッパーケース(大文字)とローワーケース(小文字)の2つの島があって、首都はボドニ、大統領は人望厚い独裁者パイカ将軍と、活字印刷の用語やフォントの名前を駆使したものだったんだけど、ほんとらしすぎて、新聞には「なつかしい」というコメントが寄せられ、旅行会社に問い合わせが殺到したそう。まあ、窮屈になるばかりの世の中だから、こういう楽しい「フェイクニュース」は貴重だと思うけどね。

1日よく働いたから晩ご飯はたんぱく質をたっぷり

2019年04月01日 | 日々の風の吹くまま
3月31日(日曜日)。☀☀☀。朝から初夏のような陽気で、ウォーキングは部屋着のTシャツのままなのに帰りの上り坂でじっとり汗ばんだくらい。でも、東部のトロントでは雪が降ったんだって。こういうとき西部人はちょっと意地悪になって「トロントはそれでいいの」。まあ、こっちの3月は真ん中あたりで雪が降ったりしたけど、おしなべて「子羊の如く来て、子羊の如く去る」の感じ。

今日は朝からオフィスとレクルームの本棚を埋める作業。何しろ「典」と付くものは辞典でも事典でも熱さが10センチくらいあってずっしり重いから、1回に運べるのは2、3冊がやっと。オフィスには「書く」と「学ぶ」趣味の本やDVDを集めて2つの本棚に収納。レクルームは「描く」と「作る」趣味の本や材料と不要になった辞典・事典の類を置くんだけど、まずは鉢物を置いたカートをどけて、ワタシの本棚のものを全部出して、カレシの本棚のものをそっちに移して、6つある引き出しをそっくり入れ替えてから、ワタシのものを収納。重いものを持ち上げたり、下ろしたり、運んだりで、腰は痛くなるし、膝は痛くなるし・・・。

結局、ランチで座った以外はずぅ~っと立ち仕事で、いつもの時間に買い物に出て重いトートバッグを担いで帰って来て、カレシが作ったマティニを片手にやっとひと休み。スロークッカーにローストビーフを仕込んでおいたので晩ご飯のしたくは楽々。タイマーが上がったら肉を出して、ポットに残った自家製骨スープと5種類のきのこを別の鍋に取って、少し煮立ててからハンドミキサーでピューレにすれば、とろりとしたグレヴィーソース。(カロリーが増える小麦粉を使わないのがミソ。)後は小いもを電子レンジで蒸してざっと潰してスマッシュポテトにて、付け合せのズッキーニを蒸したら、たんぱく質たっぷりの晩ご飯。今日はよく働いたから、筋肉の疲れを取るのにしっかりとたんぱく質を補給しなくちゃ。明日は整理整頓の最後の仕上げをするんだし・・・。

あまりにも陽気がいいので、晩ご飯の後は揃ってバルコニーに出て、とりあえずのつもりで買った安っぽい折りたたみ椅子に座って、パティオ用のテーブルと椅子を置きたいねと話ながら、食後のコーヒー。うん、冬の間はたたんでロッカーに収納できるテーブルといす。2人とも戸外で食べるのは好きじゃないから、ちょっとコーヒーやお酒を嗜むための小さくておしゃれなのがいいなあ・・・。