リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

フォートマクマレーが燃えている

2016年05月03日 | 日々の風の吹くまま
あれ、今日は雨っぽいはずなのに、曇っていても雨が降りそうな気配は微塵もない。ゆうべ
寝る頃には北東の方で派手な雷雨だったのに。空の真ん中でピカ~ッと稲妻が走るたびに
AMラジオがガガガ・・・。夜空全体が一瞬明るくなって、びっくりしてきゃっと叫んでしまった
けど、雷鳴は数十秒も後になってやっと聞こえて来るので、かなり遠いから怖くないやとひと
安心。別に雷が怖いわけじゃなくて、近くに落ちられて停電しないかと心配してしまう。ピカ
ピカ(とゴロゴロ)は見ていておもしろいけど、停電はメイワク以外のなんでもないんだもの。

ここのところ、カレシの朝起きていの一番の仕事はバルコニーとルーフデッキのプランター
の水遣り。草花も野菜もとにかくやたらとよく育つから不思議。ほうれん草はもう2回も摘み
菜として収穫してサラダにした。(野菜は若葉のうちに摘み取って食べると後から後から生
えて来るし、間引きという無駄がないので、理論的には蒔いた種を全部食べられて経済
的。)旧居の裏庭は日当たりは最高だったけど、土質が良くなかったし、虫害も多かった
から、虫の来ないところで消毒済みの園芸土で育っていると言う環境の違いもある。カレシ
が高層ガーデニングという新たな挑戦に張り切って、感心するくらいまめに世話を焼いてい
るせいもあるだろうな。カレシにとって園芸は外界をシャットアウトして自分だけの世界に浸
れるひとときで、ストレス解消のための心理療法にもなっている。

今日はラジオもテレビもフォートマクマレーの大規模な森林火災のニュースで持ちきり。ロッ
キー山脈の向こう側アルバータ州北部のオイルサンド産業基地で、近郊で発生した山林火
災が、極端な乾燥と強風にたたられてあっという間に広がり、急速に市街地に迫っていると
いう。町中に煙が充満して、市民8万人全員に避難命令が出され、煙に包まれたハイウェイ
は脱出する人たちの車やトラックがごった返している。夜には手がつけられないほど燃え盛
る火の手がついに市街地に達して、中心部はほぼ壊滅状態とか・・・。

     
     (Vancouver Sunから拝借)

石油産業の発展で急速に成長したフォートマクマレーが原油暴落で大量失業と大不況に見
舞われた挙句に森林火災で家まで失ってしまうなんて、市民にとっては二重の不運。幸い
死者は出ていないようだけど、カナダ西部の夏は森林火災の季節でもある。一番多い原因
は落雷だそうで、こればかりは人間にはどうしようもないのかなあ・・・。


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