リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

家計管理で2人だけの家族会議

2022年12月03日 | 日々の風の吹くまま
12月2日(金曜日)。☁☁。夜の間に雪は降らなかったようだけど、朝のバルコニーの気温はマイナス3.8度。今日から週末にかけてまだ降ると言う予報だけど、せいぜい5センチくらいのようで、注意報は道路の凍結の方に重点がある感じ。まあ、週末だから水曜日の夜のようなことにはならないだろうと思うけど。

目が覚めて、起きるかどうか思案していたら、カレシが急に「今日時間があったら、銀行の口座とかクレジットカードとか、家計のしくみを説明してくれないかな」。はあ。目覚めたばかりのときに思考が冴えて妙案が浮かぶとよく言っているカレシだけど、何でいきなり家計の話なんだろう。だいぶ前に説明したと思うんだけどな。あのときは、ワタシが病気になったりしたときにカレシが滞りなく払うべきものを払えるようにということで、元ワタシのビジネス用だったクレジットカードに家族用カードを作って、ろくに銀行サイトをチェックしなさそうなカレシのために紙の請求書に切り替えて、ワタシ名義のRRIFとTFSAの残高をみられるようにと銀行サイトへのログイン情報も教えてあげたじゃないのと言ったら、「だいぶ前のことで覚えてない」。やれやれ、2人のお金のことだってのに、いい加減もいい加減にしなさい。

それでも、朝ご飯を済ませてのんびりコーヒーを飲んでいたら、カレシがペーパーと鉛筆を持って来て「銀行の口座について説明してくれ」。あら、本気なんだ。「うん、オレなりに家計管理のマニュアルを作ろうと思ってさ」。なるほどね。よろしい、ということで「家計管理会議」。組織図を想像して、一番上に銀行口座とクレジットカード口座と投資口座の3つ。現金部門は当座預金と貯蓄口座とアメリカドルの口座があっていずれも共同名義。買掛金部門はクレジットカードが日常の生活費用のカレシ名義のものと生活費以外の出費に使うワタシ名義のものとアメリカドル建てのワタシ名義のものがあって、すべて家族用カードがあるから共同名義と同じようなもの。投資部門は銀行傘下の投資会社に共同名義の投資口座とそれぞれの名義の個人年金(RRIF)と非課税貯蓄口座(TFSA)があって、ポートフォリオマネジャーのトニーが運用。これが我が家の家計の構造。まじめにメモっていたカレシは「けっこう複雑だなあ」。そう、家庭の経営ってビジネスを経営するのとそんなに違わないのよ。

結婚以来の家計を切り盛りして来た経験が、自分のフリーランスビジネスを翻訳サービス業と位置付けて経営するのに役立って、30年おひとり様ビジネスを回して来て得た経験と知識が「家庭」の経営に役立ったというところかな。だから今の私たちのリタイア暮らしがあるわけで、少しは感謝してくれてもいいんじゃないかと思わないこともなくはないけど、まあ、家庭と言うのは最低2人がいて成立するビジネスだから、最終的には2人の共同経営の決算ということ。会計士の資格を持つカレシは「家に帰っても金の勘定をするのは嫌だ」という理由で、日々の管理には口は出さないけど「疑問があったら監査するからな」と言う方針でワタシに家計管理を丸投げして来た一方で、ワタシは10歳の時に父から月々のお小遣いと一緒に小遣い帳を渡されて、お金の管理の基本を教えられたので、「持っていないお金を使うことはできない」というのが座右の銘みたいになっているから、こと家計管理に関しては我が家はうまく行ったということで、うん、お金を巡る夫婦げんかだけはしたことがないのが自慢かな。枠組みの説明に続いて、収支の流れや自動引き落としのタイミングについて解説して、何だか決算期の企業の経理部の会議みたいな1日が暮れた気がする・・・。



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