リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

極楽とんぼ亭のシェフの誕生日

2019年04月26日 | 日々の風の吹くまま
4月25日(木曜日)。☀☀☁。春らしく明るくていい天気。そう来なきゃ。だって今日はワタシの誕生日なんだから。めでたく71歳。でも71歳ってどういう年ごろなのか、何か今いちピンと来ないな。60歳になったときも意識してみたけど「還暦」ということがあまりピンと来なかったし、65歳になったときも年金をもらえるっと喜んだけど年を重ねたことにはやっぱり何かピンと来なかったな。子供の成長を見て自分が重ねる年齢に思いを馳せるという機会がなかったからかな。でも、子供ができなかったのは神さまが何か思し召すことがあったからだと思うので、別に後悔はないけど。

きのうの夜はArts Clubのファンドレイジングのディナーで、今回の会場はStanley劇場の舞台の上。ちょうどチェホフの戯曲を翻案した『Orchard』が閉じた後で、セットはまだそのまま。狭いので参加者は60人に満たないけど、半分以上は互いに知っている人たちなので和気藹々。私たちは芸術監督のアシュリーと同席で、ワタシの席は彼女の隣だったのはラッキー。娘のような年ごろだけど、なぜかワタシは年の差に関係なく誰とでもおしゃべりできるようで、ああだこうだと演劇の話に花が咲いてすごく楽しかった。

カレシにリクエストした誕生日のプレゼントはレミマルタンのXO。今日はシェフの誕生日だから何でも好きなように料理していい!とばかりに、フリーザーをかき回して使い残した食材や小皿料理用に小分けしてある食材を何種類も出して解凍。スーパーでは時間をかけて付け合せに使えそうなものを選んで、キッチンのカウンターに並べて、さて何をどの順番でどう料理しようか。小皿のコース料理はほんとに久しぶりで、大筋が決まったら時間のかかるものから下ごしらえしたり調理したり。前菜にと決めたスシロールには44年の年季が入ったサンヨーの電気釜で日本米を1合だけ炊いて準備。前菜の次はジャンボハマグリのスープ仕立て、次いでギンダラとタイガーえびとほたてで海鮮グリルのひと皿、その後は鴨のソーセージとビーツ、最後は小さなリブアイステーキにローストしたこごみとポテトと5コースを作りながら食べて、デザートはとっときのクッキーと誕生日にだけ飲む1948年のアルマニャック・・・。

ワタシの小皿料理は材料を前にして思いつきで作るので、味付けはシンプルで、盛り付けもいたって簡単。思いつき料理が大の得意の極楽とんぼ亭のシェフには楽しい誕生日だったね。