リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

あまりにも突然の義母の死

2018年07月26日 | 日々の風の吹くまま
7月26日(木曜日)。晴れ。今日も30度に達する猛暑。午前中にシーラが来て、月一度の
バスルームの大掃除。冷たい緑茶で世間話をして、シーラが帰り、ランチの後で夕ご飯のラ
タトゥイユを仕込んで、マーケットデイなので、ウォーキングを兼ねて30度の暑い中を会場
のティペラリー公園へ。いつものパンの他に野菜をいくつか買って、大汗をかきながら帰っ
て来たところで電話。カレシの弟ジムから「ママが死んだ」。

今朝、痙攣発作を起こして、救急車で病院に搬送。ホームからの連絡で後見人のジムが駆
けつけたときは意識はなかったけど容態は落ち着いていたので、一旦帰ってカレシやトロン
トの末弟デイヴィッドに知らせる算段をしていたら、病院から危篤状態との電話。すぐに(共
に連絡先になっていた)マリルーと一緒に駆けつけたけど、午後3時過ぎ、ママは意識が戻
らないまま眠るように逝ってしまったという。私たちがちょうどマーケットに行っている間のこ
と。前に会ったときはとっても元気で、9月にトロントから来る6人目のひ孫のローガンと会う
のを楽しみにしていたのに、どうしてこんなに突然・・・。

戦争中のことで結婚を急ぎすぎて、幸せに満ちた結婚生活を送ったとは言えなかったけど、
若いうちは貧乏に苦しみながらも黙々と働き詰めて、3人の息子を立派に育て上げたママ。
3人の嫁にとっても最高の(義)母だったママ。子供の頃から独立心が旺盛で、息子たちに
も嫁たちにも干渉することもなく、付かず離れずの姿勢で家族をまとめて来たママ。ジムと
マリルーが離婚したときも、マリルーを家族の一員として受け入れて、再婚相手のロバート
も一緒に家族に迎えたママ。世紀が変わる頃にカレシとワタシが泥沼に足を取られてもが
いていたときも、泣いているワタシを黙って抱きしめてくれて、2人が泥沼を抜け出すまで心
の支えになってくれたママ。嫁たちが「義」を捨てて、ジムの恋人ドナも加えて「仲良し4姉妹」
になれたのも、私たちを娘のように分け隔てなく扱ってくれたママがいたおかげ。
   
   ママ100歳。3人の息子と

去年の100歳の誕生日に、ワタシにもずっとママでいてくれてありがとうと言えたのがせめ
てもの慰めかな。ママねえ、何かとうとう親なし子になってしまったような気がして、悲しくて、
悲しくて、涙が溢れて来てしまうの。息子3人、「娘」4人、孫6人、ひ孫6人を残して、こんな
にもあっけなく逝ってしまったママ。享年101歳。R.I.P.

週末のミニ旅行~友情は上等のコニャックのように

2018年07月26日 | 日々の風の吹くまま
7月25日(水曜日)。晴れ。うっはぁ、暑いぃ~!予想最高気温は30度。後1週間は猛暑が
続くらしい。灼熱の酷暑を英語で俗にscorcherと表現するけど、やけどをするくらいの熱さ
のことで、これ以上暑くなったら、感覚的に「炎暑」よりも「焔暑」の方がぴったりするかな。

週末ミニ旅行の話の続き。日曜日の午後はカレシの50年来の親友エイドリアンを訪問。今
はナナイモの北のパークスヴィルのマンション住まい。私たちもエイドリアン夫婦もたまたま
同じ時期に転居したもので、その混乱でしばらく音信不通になっていたけど、ワタシがFB
で奥さんのロリーンを見つけて無事に「再会」。近くのクームスという小さな村に「おもしろい
ものがある」からと案内してもらって、カントリーマーケットを覗いたり、アイスクリームを食べ
たり。村の名物の「おもしろいもの」というのは何と「屋根の上のヤギ」。マーケットの屋根の
上に草を植えてヤギを飼っていて、冬の間を除いて屋根の上のヤギ小屋で暮らしているん
だって。
   

夕食は目の前にパークスヴィル湾が広がり、遠くに本土の山脈が見えるバルコニーでバー
ベキュー。カレシ75歳、エイドリアン73歳、ワタシ70歳、ロリーンは61歳。大学時代の昔
話をしたり、ここ数年のできごとをキャッチアップしたりで、すごい勢いで会話が弾む。エイド
リアン夫婦は再婚同士なので、合わせて6人も孫。みんな近いところに住んでいるようで、
よく集まって来るらしい。ロリーンは在宅自営業で社内教育関係のビデオ制作をやっていて、
小型機の操縦免許を持っているエイドリアンは模型飛行機作りに熱中。男同士がビールを
片手におしゃべりに夢中になっている間、ロリーンとワタシはワインを片手に女のおしゃべり。
とうとう2人でワイン1本を空にしてしまった。バルコニーで海を眺めながら心地よい風に吹
かれていたら、遥か遠くに白い船影。双眼鏡を借りて見たら巨大なクルーズ船が2隻も。ア
ラスカに行くのかな。
   

午後10時、名残惜しいけどもお暇。いくつになっても親しい友だちっていいもんだね。いや、
年を取るほどに親密さが上等のコニャックのように醸成されて行く感じ。今回のミニ旅行は
エイドリアンとロリーンに会うのが第一の目的だったから、楽しいひと時を過ごせてほんとに
うれしい。翌月曜日の帰りのフェリーは午前9時過ぎに満車。今度は予約時間に間に合っ
て着いてよかった!