リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

聞こえているけど聞いていない

2014年10月03日 | 日々の風の吹くまま
ちょっと咳き込みがひどかったので寝不足気味。ベッドの中で今日は土曜日だ、いや金曜
日だと寝ぼけ頭でむにゃむにゃと「協議」。カレシは土曜日だと言うけど、昨日は英語教室
があったんだから、今日は金曜日でしょっ。でもまあ、特にしなければならないことがない日
はときどき何曜日かわからなくなるよね。そのうちもっと年を取って2人して完全な隠居さん
になったら何曜日でも関係ないやってことになるのかな。

日本国憲法第9条がノーベル平和賞の有力候補になったと言う話。瓢箪から駒みたいなも
のだけど、ほんとにもらっちゃったらアベクンは変えたくても変えられなくなって困るだろうな。
隣の習どんもやりにくくなりそうだな。「憲法でそうなってるから戦争しないよ」と言う国から
腕ずくでちっぽけな島を取り上げるのは外交的にまずいもの。イスラム国との戦いは、拘束
された日本人がいて、日本人の戦闘員も数人いるという噂だけど、そっと札束を差し出すだ
けでも誰も文句は言えなくなるだろうな。だって、武力行使をしない国として世界的に賞賛さ
れるわけだもの。戦争しない自衛隊は災害出動を専らにすれば国民も喜ぶだろうし。

そのイスラム国掃討に関して、カナダの野党2党は「何が何でも反対」。日本にもかって「だ
めなものはだめ」と言って討議を退けた政治家がいたけど、マルケア新民主党党首は頭か
ら「ダメなものはダメ!」だし、自由党のトルドー君にいたっては「戦闘機を送って、どうだで
かいだろと見せびらかすなんて」とまたくだらない発言をして失笑を買うしまつ。政府はまだ
どの程度関与するか決めていないってのに、My mind is made up so don’t confuse me
with facts(よけいな事実でもう決めたことを混乱させるなよ)というやつで、反対することに
してるんだから議論の余地はないということか。

(昔からなのかもしれないけど)この頃は、がちがちに固まった主義主張を何が何でも変え
るものかという頑迷な思考の人たちが世界を支配しつつあるような気がする。政治や宗教
の狂信的な過激主義者はその極みだけど、そういうのが巷にも浸透しているのか、時事問
題は話題にするのさえ無意味な気がして来る。『サウンズ・オブ・サイレンス』の「People
talking without speaking; People hearing without listening」が予言的に思えて来るな。
聞こえて(hear)はいるけど、聞いて(listen)はいない。どこで何が悪くてこうなったのか・・・
みんな答は決まってるんだろうな、きっと。ワタシなんか、未だにあらゆることに答を探してう
ろうろしてるんだけど。