arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

震える舌

2005年01月07日 | 映画
20年近く騙されてました

震える舌
1980年(日)松竹
監督:野村芳太郎
出演:渡瀬恒彦 十朱幸代 若命真裕子 宇野重吉 中野良子 蟹江敬三 北林谷栄

幼年期にTVで見たCMはおどろおどろしいグネグネした空間にベットが浮いていて少女が泣き叫んでいるというものだった。
ポスターも同様だったと思う
キャッチコピーは
「おいで おいで 幼い娘… その日娘は悪魔と旅に出た」

CMを見た時に凄く怖そうなホラーをやるんだなと思っていた
小学生くらいの自分だと日本の恐い物(四谷怪談とか)が苦手でCMだけで震えていたと記憶している

時が過ぎて成人した頃、知り合いと怖い映画の話になったときこの映画の話をしたところ
「アレ闘病映画だよ?」といわれて非常に驚愕した。
同時に笑われた。

時は更に過ぎてこの映画をレンタルで発見した
パッケージを見る限り闘病映画にはまったく見えなかった。
記憶は大体正しくやはりエクソシスト系の怨霊憑き映画にしか見えない。

とりあえず借りてきて鑑賞…

やっぱり闘病映画には見えない 演出の全てがホラーやオカルトだし家族の精神がすり減っていく過程も怨霊憑きだよこれ。
一応破傷風に感染した少女と家族の闘病記というあらすじなのだが破傷風という病気の表現が悪魔憑き。
おもいっきり少女はうめき、叫びえびぞり、反り返る。大暴れリーガン状態。
一応検索をかけて調べた所えびぞりは症状の一つらしい
しかし音や光に過敏に反応して発作が起きるって記述は自分には発見できなかった。

この映画では音や光に過敏に反応(スプーンが落ちる音とか)して発作が起きて少女が苦しむ
その様子をどうにもできない両親が神経すりへらして過敏になっていく
このへんは「シャイニング」みたいだ

一応ハッピーエンドで終わってはいるが怖い映画みたい人にお薦め
血やグロシーンでの怖さで無く「くるぞくるぞ…キター!」な古式な怖さです。
 

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