arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

着信アリ2

2005年01月30日 | 映画
続編じゃないよ外伝だよ。

着信アリ2
http://www.chakuari.jp/web/

前作「着信アリ」は不勉強ながら見ていないのでこれ単品の感想だと思ってください
しかし前作の概要は公式HPでさらっと見ました。

正直「死の電話」という都市伝説は昔からあり携帯電話に置き換えたのはいいとして今回の「着信アリ2」は人間関係の説明が前作を見ている人向けに始まるのがキツイ。
まずその人物を観客が知っているのが当たり前って感じで始まる。
これによって前作を見ていない人は若干戸惑う。

で本編なんですが「着信アリ1」が無くてもある程度成り立ちますが…
人物描写と設定の「死の予告」部分が「1」まかせになっているのが欠点
続編物はTVでないのだからある程度説明が欲しいと思うのですが…

ですから「赤い飴玉」等の説明がないので若干入り込み辛かったのですが「死の予告」自体はわかりやすいので微妙に解消されました。あくまで寛大な気持ちで。
ですが物語が進むうちに前作の設定から大きく外れていくのは何の為に前作を引き摺っているのかよくわからなくなりました。

で物語最後にまた「1」の設定と思われる落ちで締めくくられたので狐に騙されたような気がしてます。

実際「死の予告」に怯える過程が弱いので事件を追う者と被害者になる当事者が奇妙に信頼しあっているのがわからなかった。
ホラーとしては良く言えば控えめ 悪く言えば見せ方が悪く定番な演出なので「あー きたー…」な感じで恐怖や驚愕が弱く怖がらせてはくれませんでした。
と、いうか怖くない。

前作を引き摺らないで作った方が面白くなったんじゃないかと思います。
ある程度画面で前作を見せてはくれますがそれは前作を見た人が思い出す為で始めての人向けには作られいない様です。

あとネタバレが入りますが…


台湾にする意味があったのでしょうか?
炭坑ならどこでもいいし廃村なら時代設定的に最初の事件が起こったのが昭和で閉鎖的な場所なら金田一シリーズのように日本でも十分だったと思います。
台湾に元凶を押し付けるのはどうなんでしょう?
最初、ラスト前の男が助かったのを観て「時差かな?」と思ったんですがあの落ちだと台湾に場所設定した意味がまったくわかりません
(ロケ地夕張だし)

物語自体は単品でなんとかなるのにわざわざ前作を引き摺って駄目にしてしまったような気がします。
まぁ引き摺らないで作ったとしてもTVの「本当にあった怖い話」に色がついたレベルですが。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まじで (kossy)
2005-02-04 14:44:31
はい、怖くありませんでした。

一番ショックだったのは、石橋蓮司の演技が他の役者の影響で下手になっていたことだった・・・多分ツナギが悪いという編集ミスもあると思うけど。
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演技力 (arudenteな米)
2005-02-04 23:04:55
話の繋ぎや設定追うのでいっぱいで演技は…

今思い返すと「愛・旅立ち」レベルだったかなぁ

主役でない良い役者さん程、回りから浮かない演技になりますしね(可哀相)
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