ジャック(ジョージ・クルーニー)は闇の銃器職人だ。スエーデンの雪景色の中、狙撃者に銃撃されるが、難なく相手を返り討ちに合わせてしまう。危険を察知してジャックはイタリアへと旅立つが、引退を決意し、最後の狙撃銃の製造を請け負う事にする。
特にこれと言って派手なシーンがある訳ではなく、淡々と進む物語。なのに、なにか磁石に吸い寄せられるように画面に釘付けになってしまいました。イタリアの田舎町の風景の美しいことと言ったら…。郷愁を誘うと言ったらありふれていますが、町並みの美しさだけで見とれてしまう映画って久しぶりな気がします。なんだか実際に旅行にいってブラブラと現地を歩いているような、そんな錯覚に陥ってしまいます。こんな町並みがまだあるんですね。なんだかタイムスリップした気分です。
ジャックは銃器職人、暗殺などに使用される銃器をオーダーメイドで作っています。そんな素性なのでなにかしら訳があって命を狙われている様子。とっても孤独で神経を張りつめて生きている感じが良く出ています。ジョージ・クルーニー、いいですね。特に今作では表情がすばらしいです。作品の流れ同様淡々とした演技なんですが、内面にいろいろ抱えている複雑さが表情からひしひしと伝わってきました。
派手なアクションとか期待してみるとちょっとがっかりなのですが、ジャックの生き様をなぞるようにゆったり観る事ができれば、なかなかの出来映えだと思います。とにかく丁寧に撮られていて、神父様(パオロ・ボナチェッリ)とジャックのやり取りとか、地味ですがなかなかの見所ではないかと。あとジャックと恋仲になる娼婦のクララ役ヴィオランテ・プラシドがなかなかチャーミングですねぇ。それとは正反対に冷徹な狙撃者役、こちらも女性ですがテクラ・ルーテンはあくまでもクールで透明感のある美人さんです。無名?な役者さんが多いですが、それぞれ個性的で、静かな物語の展開にとてもマッチしています。
と言う訳で雰囲気重視でどっぷり浸って観れる映画です。言葉では説明しづらいですが、ぜひぜひこの感覚味わっていただきたいです。いかがですか?
映画『ラスト・ターゲット』予告編
特にこれと言って派手なシーンがある訳ではなく、淡々と進む物語。なのに、なにか磁石に吸い寄せられるように画面に釘付けになってしまいました。イタリアの田舎町の風景の美しいことと言ったら…。郷愁を誘うと言ったらありふれていますが、町並みの美しさだけで見とれてしまう映画って久しぶりな気がします。なんだか実際に旅行にいってブラブラと現地を歩いているような、そんな錯覚に陥ってしまいます。こんな町並みがまだあるんですね。なんだかタイムスリップした気分です。
ジャックは銃器職人、暗殺などに使用される銃器をオーダーメイドで作っています。そんな素性なのでなにかしら訳があって命を狙われている様子。とっても孤独で神経を張りつめて生きている感じが良く出ています。ジョージ・クルーニー、いいですね。特に今作では表情がすばらしいです。作品の流れ同様淡々とした演技なんですが、内面にいろいろ抱えている複雑さが表情からひしひしと伝わってきました。
派手なアクションとか期待してみるとちょっとがっかりなのですが、ジャックの生き様をなぞるようにゆったり観る事ができれば、なかなかの出来映えだと思います。とにかく丁寧に撮られていて、神父様(パオロ・ボナチェッリ)とジャックのやり取りとか、地味ですがなかなかの見所ではないかと。あとジャックと恋仲になる娼婦のクララ役ヴィオランテ・プラシドがなかなかチャーミングですねぇ。それとは正反対に冷徹な狙撃者役、こちらも女性ですがテクラ・ルーテンはあくまでもクールで透明感のある美人さんです。無名?な役者さんが多いですが、それぞれ個性的で、静かな物語の展開にとてもマッチしています。
と言う訳で雰囲気重視でどっぷり浸って観れる映画です。言葉では説明しづらいですが、ぜひぜひこの感覚味わっていただきたいです。いかがですか?
映画『ラスト・ターゲット』予告編