ライラと仲間たち

いろいろな生き物と暮らす楽しくて大騒ぎな日記です。

種の保存法改正

2013-04-02 | 野生動物救護
野生生物の違法取引をした企業に対する罰金を100万円から1億円に
引き上げるという改正案が、提出されるそうです。

やっとかよ~

今までの法律では、違法取引したって、100万円で済むんですから、
またすぐにやる・・・再犯が後を絶ちませんでした。
希少であればあるほど、利益はありますからね。

でも、この改正も、お座なりなもので、国内でレッドリストに記載されている
3597種の絶滅危惧種のうち対象となるのは90種だけです。
もちろん、それら対象外の種も「鳥獣保護法」で管理されていますから
捕獲したり、飼育したりすることは出来ませんが、一年以下の懲役又は
百万円以下の罰金で済んでしまいます。

役所のやることって、何か、おかしいですよね
対象から外しておいて、数が減ってから慌てて対象にする・・・・
なら最初から、厳しく罰すればいいじゃないですか


オオタカ
こちらは、対象種です。
未だに、国産オオタカでフライトをしたいという、馬鹿なマニアックが
後を絶ちません。





フクロウ
対象外
最近、繁殖情報を、ちらほら聞くようになりましたが、
まだまだ希少種です。
しかも違法飼育の人気種。





トビ
対象外
それどころか、海辺で観光客のお弁当を狙うとか、ゴミをカラスと競って
荒らすとかで、人気ガタ落ちの種です。
だけど、彼らだって、食べてかなきゃならないいんだよ。
彼らの住んでいた場所を開発し尽くして、宅地にしたり、
マンションにしたりしたのは人間だよ。






トウゾクカモメ
対象外
海鳥が人に保護されることは、まれですが、釣り人の捨てた釣り針を飲み込んだり
釣り糸が絡まって動けなくなったり、傷つく数は相当数います。





一度減ってしまった種を、元に戻すのは、大変なことです。
そうならない内に、打つべき手は打っておくべきではないでしょうか?



それと余談。

先日、環境省の方と話をする機会があったのですが、対面販売に関して
犬猫だけにするなんて言う話も出ているそうです。
真意の程は、判りません。
でも、対象を一部だけにするというのは、お役所の得意とするところですからね。
どうなんでしょうか・・・?
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ガラスの守宮 | トップ | 親友とドライブ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

野生動物救護」カテゴリの最新記事