ライラと仲間たち

いろいろな生き物と暮らす楽しくて大騒ぎな日記です。

今年は?

2012-05-29 | 野生動物救護
順番が前後してしまったけど、土曜日は保全センターへ行ってました。
6月の2、3日で、平成24年度野生動物救護ボランティアの講習会を開催するため
その準備です。
今年の受講生は58名、高校生から60代の方まで、学生、勤め人、主婦など
野生動物に対する、それぞれの思いで受講して下さいます。
でも、やっぱり獣医学生が多いかな。

例年、5月の第3週に開催していたのですが、(だから東レプに行けなかったのですよ)
今年から6月初旬に変更されました。

理由は、この時期ヒナの保護などが増え、保全センターが一番忙しくなる頃、
保護動物の数も多く、現実の野生動物救護が、どのようなものか見てもらえるからです。

野生動物救護活動と言ったって、別にアフリカの草原でチーターを追いかけるわけでもなく
絶滅危惧種のシマフクロウの繁殖に取り組むなど、大層なものではありません
一に掃除、二に掃除、三に餌やりで、四に掃除、五にリハビリで、六に掃除です
でも、野生動物が好きだから、元気にして野生に戻してやりたいから、
その思いだけで、掃除に明け暮れてます。


リハビリで飛行訓練を続けているハヤブサ、思うように飛翔力が上がりません




同じく羽骨折のツミ。
神経質な鳥のため、ケージ内で暴れて、羽をボロボロにしてしまうので、
今は、かなり広いケージに一羽で入ってます。
かと言って、野生に戻したら、すぐカラスなどに襲われてしまうでしょう。
それも自然淘汰だからという方もいます。
この先、一生をケージで過ごすのは可哀想だと言う方もいます。
どちらも良く解かります。
でも、私は生かせる命は生かしてやりたいです。
そして、彼らの生きる姿を保全センターを見学に来る子供達が見て、傷ついた原因を考え、
彼らを取り巻く環境について考え、心に留めてくれればと思います。

 




ハクビシンですが、この子は目が見えません。
でも、罠に掛かって怪我をするまで、野生の中で逞しく生きてきました。
おそらく先天性のものだろうとのことなので、この子なりに頑張ってきたのでしょう。
今はケージの中で、のんびり昼寝してますよ。





さあて、そんな保全センターでのボランティア活動、
今年は受講生のうち何人が定着してくれるかな
毎年、一年目で50%、二年目で20%・・・そんなもんです。
思い描いていたのと違った、遠くて通うのが大変、他にやりたい事が出来た。
理由は色々あると思います。
どんなボランティアでも続けるのは大変です。
本当に好きなこと、自分の中に「ぶれないもの」を持ってないと続きません。
そういう思いのある人が、たくさん来てくれると良いなあ。
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