徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

やねせん散歩 根津神社

2013年07月12日 | まち歩き

根津神社は東京大学のすぐ裏にある。
地元では根津様と呼ばれている。
谷中の路地を抜けて不忍通りに出れば、根津神社までは簡単にたどり着ける。
ここはツツジの名所で、表参道口の左には約2000坪の「つつじ苑」がある。
毎年4月には「つつじまつり」が開催されるが、この時期は立ち入り禁止になっていた。
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本殿の前にある唐門には、大きな茅の輪が設置されていた。
茅の輪のくぐり方の説明書きがあった。
「一度くぐり左へ回り、二度目は右へ回り、三度くぐって本殿にお参りください。
心身の清浄と無病息災を祈る古い神事です。」
「八の字周りのお参り」というらしい。
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そのとおりにして、唐門をくぐると、拝殿がある。
江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉による造営で、本殿・幣殿・拝殿が1つにまとめられた権現造の形式であるという。金飾りに光が反射して、建物全体が異様に明るく見えた。

摂末社に、社殿の両側に奉納された鳥居が立ち並ぶ乙女稲荷神社がある。
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無数の赤い鳥居が立ち並ぶ様は圧巻だが、鳥居そのものは意外に小さく、背を多少かがめないと頭があたる。この姿勢で鳥居の中を歩くのは結構辛く、途中でやめてしまった。

国の重要文化財のある境内が、まるで公園のように開放されている。
この無防備さがとても怖いような気がした。

 お気に入り名盤! ヘレン・メリル:Helen Merrill & Clifford Brown

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やねせん散歩 古い町並み

2013年07月11日 | まち歩き

モデルルートでは、谷中銀座の入り口を左折し、谷中小学校まで歩くことになっている。
谷中銀座を抜けてしまったので、しばらくモデルルートと並行に歩き、最初の路地を左折して軌道修正した。クルマも通れない狭い路地で、歩いた先に岡倉天心記念公園があった。
どうやら本来のルートに戻れたらしい。
谷中小学校の隣には、紙製品を販売する「いせ辰」があり、見所になっている。
確かに、こういう店も珍しい。
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谷中小学校から先は、大名時計博物館を目標に歩く。
大名時計博物館の先のT路を右折すると、道は狭い坂道になった。
坂の途中に、チョウチンをぶら下げている家があった。
通り過ぎたところで、ここが「ねんねこ屋」だと分かった。
店の外も中もネコだらけの喫茶店だというが、やはり入りづらい。
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この坂を登ったところに、ヒマラヤ杉と「みかどパン」がある。
こちらは、帰りに寄ってみることにした。
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坂を下れば不忍通りで、根津神社はすぐ近くだ。
それにしても、ときどき古い建物や珍しい店が現れるだけで、古い町並みは一向に見当たらない。

 お気に入り名盤! ペギー・リー:Black Coffee

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やねせん散歩 夕やけだんだん

2013年07月10日 | まち歩き

「天王寺五重塔跡」から、軌道修正して、「夕やけだんだん」に向かう。
「夕やけだんだん」の階段上から谷中銀座を見下ろす風景は、マスコミにしばしば登場する有名なもので、夕焼けの絶景スポットにもなっている。
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谷中霊園の墓地の間の細い路地を通って、長安寺のある通りに出た。
そこからJR日暮里駅方面に歩く。

この道は、モデルルートに記載されている道だが、想像していたイメージとは違った。車が1台通れるぐらいの道幅しかない生活道路だ。しばらく歩いて、JR日暮里駅西口改札につながる広いな通りに出た。広いといっても片道1車線程度である。
「夕やけだんだん」の手前で、道路は二股にわかれている。
やや広いほうの道が「夕やけだんだん」だが、クルマは進入できない。もう一方の狭い道が自動車道路ということになるが、民家が密集する狭い路地である。

谷中という町がなんとなく分かってきた。
ここは細い路地が入り組む、迷路の町なのだ。
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谷中銀座はクルマも入り込めない小さな路地裏商店街。
わずかな距離しかない。商店街を抜けるとモデルルートから外れてしまい、一度外れると迷路の町だけに修正が難しい。
それにしても、見苦しい電線はどうにかならないものだろうか。

 お気に入り名盤! ダイナ・ワシントン:Dinah Jams

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やねせん散歩 天王寺五重塔跡

2013年07月09日 | まち歩き

谷根千(やねせん)は、谷中・根津・千駄木の頭文字をつなげたものである。

この地域は山手線内側にありながら、戦災をあまり受けず、また大規模開発を免れたため、一昔前の街並みが残っている。人気の散策コースだが、情報が氾濫し、どこをどう歩けばいいのかさっぱり分からない。ようやく見つけたのが、「ヤネセン(谷根千)散歩コース」というサイト。
地下鉄根津駅からスタートし根津駅に戻るコースだが、JR日暮里駅からのスタートに変更して、歩いてみることにした。

さっそく、JR日暮里駅の出口を間違えてしまった。
南口改札を出たところは天王寺で、木立の向こうに小さな大仏様が見える。
その先が谷中霊園である。墓地ではなく公園ならば、なかなかいいところだ。
せっかくだから、五重塔跡まで行ってみることにした。
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幸田露伴の小説『五重塔』のモデルになった塔で、1957年(昭和32年)7月6日早朝、焼失した。後の調査で、48歳の男と21歳の女が不倫関係を清算するために、五重塔の中での焼身自殺を図ったためだと分かった。
文化財を道連れにするとは迷惑な話だが、金閣寺放火事件の影響もあったのかもしれない。
塔は再建されず、現在は礎石だけが残っている。
礎石はとても小さくて、この上に塔が建っていたことが想像できない。
在りし日の姿はとても美しいが、再建は困難らしい。

 お気に入り名盤! アニタ・オディ:AINTA SINGS THE MOST

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懐かしい店

2013年07月08日 | まち歩き

ひと頃、仕事の関係で平塚へ頻繁に出かけた。
仕事が終わると、隣町なのに、ほとんど行かなくなってしまった。
わざわざ出かけるほどの用事も無い。
あえて用事を探せば「七夕まつり」ぐらいだが、こちらも最近はご無沙汰していた。
久しぶりに「七夕まつり」を見た後、せっかくだから懐かしい店を探してみた。

紅谷パールロードの入り口付近にあった中華料理屋は、日本海庄やに代わっていた。ここの中華丼が好きで、平塚に行く楽しみのひとつだった。
駅の右側、七夕まつりの喧噪とは無縁のところに、「老郷」ある。この日は静かだったが、以前は「ラオシャン、ラオシャン」と音楽を流していた。うどんのような麺と酸っぱいスープの安いラーメンで、美味いと思ったことがない。しかし、今も健在だ。不思議だ。
その先に、「ザ・ラーメン」と大きな看板を出している「くるまや」がある。ここも健在だった。味噌バターをよく注文したが、熱い麺の上に乗っている冷たいモヤシが嫌いだった。
ここに入ってみることにした。
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店は昔のまま、ただ以前よりも古く汚くなっただけだ。
つけめんがメニューに加わっている。多少の進化はしているようだ。
味噌ラーメンと餃子を注文、値段は950円。相変わらずモヤシは冷たいが、普通に美味い。
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日高屋は「そこそこ美味い」というのが長く繁盛する秘訣だとしている。
美味かった中華丼が消えて、そこそこの味噌ラーメンが生き残っているところをみると、なるほどそうかもしれない。

  お気に入り名盤! チック・コリア:Light As a Feather

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2013湘南ひらつか七夕まつり

2013年07月07日 | まち歩き

今年で、63回目になる。
7/4(金)~7/7(日)の3日間で、今年は7/7が開催日に含まれている。
最近は、7/7はあまり関係なくなっている。
七夕に何の縁起もないのだから、7/7に拘る理由はないのかもしれない。
しかし、こういう合理主義は好きじゃない。
初七日の法要を告別式と一緒にやってしまうのと似ている。

天気もいいので、久しぶりに行ってみた。
竹飾りは以前にくらべて、単純なものが多く、大作が少ない気がした。
目をひいたのが、紅谷パールロードの入り口付近に飾られた「竹取物語」。
赤ん坊の入った筍がグルグル回転する。
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湘南スターモールの「長島・松井の国民栄誉賞」、「八重の桜」も立派だ。
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以前は、模擬店が道路を占領し、「地元商店の営業を妨害している」とか、「利益は的屋が持って行ってしまう」などの不満が爆発し、その一方で、模擬店のないお祭りに人が来るのかという反論もあって、かなり問題になっていた。
今、模擬店は路地に追いやられ、地元商店が全面に出て営業している。
いい形で解決したようだ。

 お気に入り名盤! ルイ・ジョーダン:LOUIS JORDAN 1939-1954

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2013サザンビーチ海開き

2013年07月06日 | まち歩き

7/6(土)、サザンビーチがオープンした。
最終日は、9/1(日)である。
昨年の夏は、雨続きで気温も上がらず、例年より人出が少ない印象だった。
6/25発表の3か月予報では、今年の夏は猛暑だということなので、海の家はひと安心だ。
10時から恒例の海開き式が開催されるので見に行った。
明け方は今にも降りそうな天気だったが、10時頃にはすっかり晴れた。
残念ながら、大変な強風。海も大しけのような状態だ。
遊泳禁止だと思いきや遊泳注意。浅瀬のところだけ解放していた。
海開きに海に入れなくてはかっこがつかないということか。
人もまばらで、まったく盛り上がらない。
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砂が顔に当たって痛い。
結局、式典を見ることなく退散した。

 お気に入り名盤! ローランド・カーク:VOLUNTEERED SLAVERY

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名古屋の味 「オリエンタルマースカレー」

2013年07月04日 | 日記・エッセイ・コラム

「名古屋めし」が嫌いだ。
味噌かつ、味噌煮込うどん、どて煮、あんかけスパ、天むす・・・
口にあわないだけでなく、見た目も悪い。
恐ろしく醜かいな食文化である。
こう言うと名古屋出身の友人はむきになって反論してくるが、嫌いなものはしかたがない。

最初に食べた「名古屋めし」は、父親の出張土産のういろう。
味のうすい羊羹のようで、気持ち悪かった。
寿がきやラーメンも一時販売されたが、不評で、すぐに店頭から消えた。
そして、オリエンタルカレー。
南利明の「ハヤシもあるでよ」のテレビCMは一世を風靡した。
しかし、我が家はグリコワンタッチカレーだったので、食卓にあがることはなかった。
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最近、トランス脂肪酸の話を聞いた。
一定量を摂取すると、悪玉コレステロールを増やして善玉コレステロールを減らすので、心臓病のリスクを高めるといわれ、2003年以降、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えているという。代表的な食品がマーガリン、固形のカレールーを固めている硬化油にもトランス脂肪酸が含まれている。
オリエンタルカレーはこれを嫌って、粉末で提供しているのだという。
近くのスーパーで買ってみた。
普通に美味かったが、ひと味足りない感じもした。
やはり名古屋の味である。

 お気に入り名盤! ロン・カーター:cocktails at the cotton club

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