早く終わってほしい東京オリンピック

7月23日から始まった東京オリンピックも前半を終え、閉会式の8月8日まで残り8日になった。

連日、日本勢の金メダルラッシュのニュースが流れる一方で、大会組織委員会の杜撰な運営や屋外スポーツにはあまりにも危険な猛暑、そして、新型コロナウィルスの爆発的な感染拡大のニュースが水を差す。特に、新型コロナウイルスの１日の感染者はとうとう1万人を超え、４日連続で過去最多を更新している。後半はメダルが取れそうな種目もほとんどない。残り8日、感染拡大が看過できないレベルに達する前に終わってほしいものだ。



オリンピック後、無為無策の菅政権への批判が噴き出しそうだ。そもそも一国のリーダーの器ではない。リーダーの資質で最も重要なものは、社交的で雄弁で強力な愛国者であることだ。田中角栄、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三、名を残す政治家は皆同じだ。菅総理は実務に長けた陰湿な政治家で、自分の言葉を持っていない。未曽有の国難に直面しているというのに、この人の口から危機感がまったく伝わってこない。まるで他人事のようだ。

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