徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

アメリカ中間選挙 トランプ敗北

2018年11月08日 | 日記・エッセイ・コラム

11月6日、トランプ米政権にとって最初の全国規模での審判となる中間選挙が実施された。
上院は共和党が勝利したが、下院では民主党が逆転し過半数を確保した。
所謂、ねじれ状態になり、トランプの任期後半の政権運営に大きな影響を及ぼす結果になった。
トランプは強気に勝利宣言をしたが、敗北は明白である。
大統領選で勝利したラストベルトと呼ばれる工業地帯で軒並み敗北している。

ねじれによる影響を好感する向きもある。
トランプが勝てば大型減税を強行し、この財源は国債発行によって賄われるため、金利に上昇圧力がかかる。
利上げ加速や長期金利上昇への懸念は、10月に株価が急落した主な要因だった。
ねじれ状態になったことで、大型減税は回避され、今の好景気は継続すると思われているらしい。
本当だろうか?

米中間選挙

2年前、差別的な発言を繰り返すトランプ大統領の誕生は驚きでしかなかった。
こんな男に、とても超大国のリーダーが務まるとは思えなかったからだ。
実際、その後の立ち振る舞いは世界を混乱させた。
アメリカ第一主義をかかげ、戦後一貫して米国が主導して築き上げた多国間主義を否定し、露骨に自国の利益ばかりを追求した。これまでも、この国の身勝手なやり方には壁壁させられてきたが、それでも世界の秩序を守るということで妥協できた。この男は、損だからという理由だけで、世界のリーダーを放棄してしまったのである。
驚くべき視野の狭さだ。
さらに、マイノリティーを排斥する政治にアメリカ国内の分断は深刻化し、いずれ国の活力も失われていくだろう。

こんな男はあと2年で終わらせないと世界は中国に牛耳られてしまう。

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