9月3日の日経平均は朝から小動き、それが後場になると、いきなり600円高。何があったのかと思ったら、昼休みに菅内閣退陣の報道があり、歓迎の打ち上げ花火だった。
新型コロナウィルス対応の失敗から、内閣支持率は30％を割り込み、地方選挙も惨敗続き。それでも自らの延命のために、総裁選の前に衆議院の解散、総選挙を画策したが、党内の反発にあって断念。それではと、党の役員人事を断行しようとしたが、それもままならず。総理大臣なのに解散権も人事権も与えられず、総裁選でさらに惨めな姿をさらすならばと、コロナ対策優先を口実に敵前逃亡してしまった。
陰湿な裏方政治家で、明確な国家戦略もなく、会見は原稿棒読み、たまに発する自分の言葉は稚拙で薄っぺらな内容だった。一国のリーダーが務まる類の人間ではなかったのに、利用しやすいという理由で祭り上げられただけだった。自民党はおおいに反省し、次期総理は派閥均衡ではなく、かかる国難に対処できる人材を出すべきだ。
お気に入り名盤！ クリフォード・ブラウン & マックス・ローチ：Clifford Brown With Strings
