徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

インスタントラーメンの話

2018年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム

現在放映中のNHKテレビ小説「まんぷく」は、チキンラーメンの話らしい。
日清食品が「チキンラーメン」を発売したのが、1958年のことである。
スープを別にしたのは明星食品(1962年)、スープに乾燥ネギを入れたのはサンヨー食品(1966年)。カップヌードルの発売は1971年だった。
インスタントラーメンの開発史で面白いのは、1971年ぐらいまでだ。

カップラーメンでよく食べたのが、ベルフーズの「広東麺」。
カップラーメンにとろみを付けるアイデアが斬新だった。
ベルフーズはカネボウの子会社で、蓋に「カネボウ」の文字が書かれていた。
業界初のノンフライ麺が売物だった。

広東拉麺

先日、近くのスーパーで「広東拉麺」と書かれたカップラーメンを見つけた。
テーブルマークの製品だ。
調べてみると、ベルフーズはカネボウフーズと名前を変え、2004年にカップ麺の事業から撤退した。
事業を引き継いだのが加ト吉で、現在のテーブルマークである。
つまり、買った「広東拉麺」はあの時の「広東麺」と同じものだった。
製品のライフサイクルが短い時代に、こんなマイナーな製品が今日まで生き残っていたことに驚いてしまった。

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