徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

コンビニ恵方巻哀史

2017年02月03日 | 日記・エッセイ・コラム

近くの生協は、店内放送がひっきりなしに流れ、とにかく煩い。
ひどい時は、店内放送にかぶせて、店員がマイクで商品案内をしたりする。
そんな時に店に居合わせたら最悪だ。
客などほとんどいない狭い店内で、どうしてここまで煩くする必要があるのか、不思議でならない。
ここ数日は、恵方巻の予約受付を連呼していた。
節分の翌日にはすべて廃棄だから、できるだけ受注生産に持っていきたいのだろう。
事情は分かるが、こう煩さすぎては買う気にもなれない。
結局、セブンイレブンの恵方巻にした。

恵方巻

恵方巻を全国区にしたのはセブンイレブンである。
しかし、その販売の現場は相当過酷らしい。
2日のNHKニュースが、セブンイレブンの恵方巻販売に関する問題を取り上げていた。

本部(セブン&アイ)は店舗に恵方巻の販売目標を提示する。
提示とは名ばかりで実情は押し売りである。
店舗は提示された全数を引き取らされ、売れ残れば全て自費で廃棄することになる。
その損失を極力少なくするため、アルバイトにまで販売ノルマを課している。
これも実情は押し売りで、アルバイトは売れ残っても店に返却できず、自分で引き取るのだという。
アルバイトがその苦しさをツイッターに投稿し、その実態が明らかになった。

セブンイレブンの恵方巻の売上は600万本以上だという。
その陰で、一体どれだけのアルバイトが涙を流してきたのだろう。
他のコンビニも似たようなものだというから、いずれ行政指導が入るだろう。

店内で騒いでいるだけの生協がとても健全に思えてきた。

お気に入り名盤! オスカー・ピーターソン:Night Train


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする