この本は、90年代後半に書かれたものですが、それでも今でも有意義な内容が書いてあると思い紹介しました。
かつて東京都知事まで務めたこともある石原慎太郎氏が書いたもので、金融の面で、あるいは大国として日本が採択する方向を占うことを書いてあるのです。
日本が金融で当時遅れていたことが、当時の惨事を招いたことということも憂慮していたのです。
貿易と財政の2つで赤字になっていたアメリカが、不慮にも日本に迫って資金繰りを頼んで、ドルの下支えをしていたことは明らかでした。
しかし、これは経済学を学んだことのある人なら明白にわかることですが、物作りをおろそかにして、金融工学を第一にしてきたアメリカ自身のつけなのです。
また政府の上層部の高官たちや、それを支えていた人たちの経済的な便宜を図るために、そういった人たちを優遇し、関係のない人たちから税金をとることで切り抜けようとした、しかし上手くいかずに借金だらけの体質になってしまったのは明らかです。
それゆえに、アジアもグローバル化をおし進めて、それで切り抜けようとした。 しかしそれでもうまくいかなかったというわけですね。
経済発展、いわば産業化というのは、どの国でも達成できる性質のものではなく、気候、文化、風土…その他もろもろのことが必要で、それにそぐわない国は達成できる性質のものではないのです。
それにもかかわらずそれを断行したのです。
それでもやはり切り抜けられなくなった、というわけですね。
アメリカが2つの赤字を解消するには、まずモノづくりで効果を上げ、それをいろんな国で買ってもらえるようにする必要があるのです。
しかし、覇権国家の哀しいさがというものでしょうか、覇権を握りたいゆえに真逆のことをしてきたのですね。
国民に購買意欲を募らせ、どんどんお金を使うように強いたわけですね。
日本では信じれないことですが、アメリカ人は貯金がゼロという人が、人口に占める割合が日本の数倍いるのです。
しかし、これから借金を減らそうとおもったら、輸出大国にならなければ叶わないことなのです。
ゆえに、覇権を握りたい、それでも輸出大国になりたい、というのは絶対に不可能なのですね。
ですから、アメリカはどちらを捨てるかを選ばなくてはいけないのです。
そして、税金の取り立てを誠意あるものにして、取り立てを厳しくしていかなくてはならないのです。
この2つですが非常に困難が待ち構えているのですね。
アメリカは世界の最先端の技術を開発し、世界に広めてきたことは事実なのです。
しかし民生品は、かなりレベルの低いものがほとんどなのです。
私が買ったことのあるパソコンですが、これも1年以内で調子悪くなりましたし、外国車も買ったことのある友人に言わせればすぐに調子悪くなったということです。
逆にパソコンは今使っているものは、台湾製ですが、5年以上使っても全然調子悪くならないですから爽快そのものです。
こういった私の体験談のみならず、いろんな本を読めば、アメリカの製品は悪いというのがわかります。
なぜそうなのか?
それは、ベンジャミン.フルフォード氏の書いた本の『闇の権力に葬られた人類を救う技術』によれば、DARPAなる組織が、そういった技術を闇に葬ることをしているのだそうです。
ベンジャミン.フルフォード
そういった高度な技術が発明されれば,その芽を摘み取ってしまう。
やはり民生品でも一緒ですね。
だからアメリカの製品は悪いものが多いのですね、最初は世界最先端の技術を発明しておきながら。
その組織はアメリカにあるのです。
それは人類をコントロールするのは自分たちであるという使命をもってアメリカ社会、そして世界を牛耳ろうとしているのです。
それがリュシフェリアンですね。
その手先がアメリカ政府であるとすれば、税金の取り立てを政府に携わる人たちから多く取り立てようとはしないのが当たり前です。
このようなことで非常に難しいのです。
そのアメリカの金融工学の駆使によって日本の経済が乗っ取られようとしても、やはり日本の元首たちは非常に弱腰だったのは言うまでもないです。
たとえ、その手法がネットの普及によって阻害しても、そのリュシフェリアンたちの脳は研ぎ澄まされていますから、1つのモノがだめになっても、すぐに違う手を考えて工学を駆使して、その国の経済を乗っとろうとする。
リーマンショックにしろ、郵政民営化にしろ、リュシフェリアンたちが謀略をかけたものであることは明白ですね。
日本の総理たちは、その理不尽な要望に屈してしまったのは明らかです。
そうならないように今後、日本の総理や政治家や官僚たちに期待するしかない、というような並みなことしか言えないですが、我々民間人も知的武装をしていくしかないですね。
またはリュシフェリアンたちを滅ぼすための戦争が決起されたら敢然と支持するというスタンスが大事だなと思いました。
かつてポール.ボネという人の書いた『不思議な国ニッポン』という本を読んだときに、日本のこれまでの外交はアメリカの言いなりだった。
しかし石原慎太郎氏の書いた『ノーといえる日本』という本には、非常に共感したということを書いてあったので、この本の読んでみるきっかけになったのでした。
外交は押しなべて各国のエゴのぶつけ合う場である。
そこで自己主張を敢然としていかないことには、相手の言いなりになってしまうということを書いていたのです。
まあエゴでは、あまりに子供じみたような観を呈してしまいますが(笑)、全体を俯瞰しながら自分の国がどうあるべきかを主張していくというスタンスの方がいいでしょうね。
その姿勢が、石原氏には備わっているとそのポール氏は思ったのでしょう。
アメリカが金融を駆使して、攻勢をかけてきた。
だから日本も金融で、という論法はうなづけますが、それだけでは物足りないと感じます。
その金融を駆使するに際しても、物作りという大事なものが備わっていないことには、意味がないし、いずれ経済大国の道は閉ざされてしまうでしょうし、アメリカは経済大国ではあるけれども、見せかけだけで、物作りではなく、消費量が多いから世界一の大国なのです。
その資質を充分に備えているのが日本なのです。
そのことを忘れてはいけないのです。
その日本が金融を駆使して、アジア諸国の繁栄を築くことを石原氏は望んでいるのですし、その趣旨はこの本で書かれています。
その詳細についてはこの本を読んでくださいませ。
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宣戦布告「NO」と言える日本経済―アメリカの金融奴隷からの解放
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