la mia dolce vita

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京橋のブリヂストン美術館へ

2010-11-06 02:52:09 | arte (あーと)

文化の日に出かけたのは、「セーヌ川に沿って-印象派と日本人画家たちの旅」が行われているブリヂストン美術館。

今年はもう既にかなりの数の印象派の美術展を観に行ったのだけれど、今回はセーヌ川に沿ってフランスの風景を辿るという展示で、しかも日本人画家が描いた作品も数多く出品されるとあり、彼らがフランスでどんな風景画を描いたのか、フランスの画家の絵とはどう違うのか、そんなところを観たくて行ってみた。

館内に入ると、会場は5つに分かれていて、パリの南東に位置するセーヌ上流とロワン河畔を描いた絵画に始まり、パリを経由してアルジャンドゥイユなどセーヌ・エ・オワーズ県を通り、芸術家村と言われたジヴェルニーから大西洋へと到るノルマンディー地方までと、絵画を観ながらセーヌ川を旅している気分が味わえる。

特にロワン河畔の絵画には、今年訪れたモレ・シュール・ロワンを描いたものも数点あり、なんだか懐かしいような気分になる。

そして、黒田清輝や梅原龍三郎など日本人画家の風景画も、筆のタッチや描き方はフランスの画家とは明らかに違う気がしたけれど、それでも今から100年も前に彼らがフランスに渡り、印象派画家とキャンバスを並べてフランスの風景を描いていたかと思うと、それだけで感慨深い。

そして絵画鑑賞に疲れたら、美術館と同じ建物に入っているミュージアムカフェへ。

ゆっくりと美味しいチーズケーキとカフェオレで一息つき、もう一度絵画を観て回ると、また新たな視点で鑑賞することが出来て、2度楽しめる。

またこの美術館は常設の絵画や彫刻作品も素晴らしいので、こちらも見逃さずに観てきていただきたい。

芸術の秋にぴったりの、ゆったりした休日の過ごし方。