ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 十五夜・・・

2008年09月14日 | ラブラドールの飼育(育成全般)

ました、夜になってお月さまが良く見えました。


日曜日とあって遊びに来てくれた人達が数人いまし
たが、
忙しく出入りしていたため、お相手出来ずにすまな
かったです~。




《2008年6月撮影・27か月・牝英国系ラブラドール》


いきなりですが、、、上のレントゲン写真は仔犬の頃から毎日せっ
せと「運動」をさせられた、元気なラブラドールの股関節の写真です。
「運動」とは何か?と言う事を考えさせられるX-Ray写真なのでありま
す。


厳しい夏を過ごして、ほっと一息つけるようになった犬達が遊びに来ま
した。
一歳から12歳までの老若男女ですが、みんな良い性格の犬達です。



皆さんたぶん愛犬のコンディション等に関してのご相談もあったのだと思
うのですが、忙しくてお相手する事が出来ず残念でした。





少しの間だけ観察した限りでは、今日来場した犬達に問題のある犬は
いませんでした。上手く、蒸し暑い夏を乗り切った様ですね。感心々々



A市からやって来るアニーが、玩具の長い枝を持って来ました。
自慢そうに枝を見せて、「取りっこ」ゲームに誘うアニーです。
一頭飼いの犬は、同じ血筋の犬達と定期的に遊ばせる事により、精神的に
も安定して、表情もぐっと豊かになります。



これ位長くて(大きくて)重さのある玩具だと、スピードを出して走り回る
のは無理なので、動きのゆっくりした理想的な遊びになります。
何頭もの犬達が奪い合っても危険な事は無く、安心して見ていられます。



95年11月21日生まれ、13歳になるイマン
少し顔の周りに白いものが目立つ様になって来ましたが、元気です。
ぼ~~っとして見えるのは彼女独特の仕草で、何も考えていない様に見
えます。横着者の飼い主とウマが合って、多分長生きする事でしょう??
彼女の最初の子供が、来年盲導犬をリタイアします。
戻って来たらイマンも嬉しい事でしょう。



◇今日は、動物病院にて二頭の「股関節」の写真(レントゲン)を撮影しま
した。行ったり来たり、運動場から車で40分程の病院まで三往復もしてし
まい、老人は一寸疲れてしまいました、、。
写真を撮ったのは二頭とも、一歳未満の育ち盛りのラブラドールです。
二頭ともに予想通りの結果が出て、ホッとしたりガッカリしたりなのでした。


「関節疾患」や「靱帯損傷」等々で行動が制限される様になってしまった犬
の飼い主さんから、ご相談を受ける機会があります。
皆さん一様に、『どんな方法で「運動」させたら良いでしょうか?』と聞かれ
ます。
私の答えはいつも素っ気なく、『無理に「運動」などさせないで下さい。』と
言う程度で、飼い主さんが満足する答えになっている事は少ない様です。
大変申し訳なく思っています、、、、、。
飼い主さん達が、「障害を負ってしまった犬達」にどうして運動をさせなく
てはと思うのか?難しい問題ですよね。


犬や人間の生身の体は、無理な運動によって傷ついたり壊れたりします。
無理な運動さえしなければ、生まれたままで悪くなる所はありません。
運動選手の多くが(程度の差こそあれ殆どが)怪我やオーバーワークによ
る障害を抱え込み、それによって生涯不自由を余儀なくされています。
無理な運動をしなかった多くの普通の人達は、そう言った類の悩みとは無
縁なものです。
過ぎたるは及ばざるが如しとは、よく言ったものです。


ラブラドールを見てみると、関節疾患は育ち盛りの一歳未満の個体に多発
し、靱帯損傷などは10か月から二歳未満の個体に多発の傾向がある様に
思えます
(ラブラドールと言ってもここではスタンダードタイプの犬を指しています、フィールド
トライアルタイプ
の個体に関しては多くのデータを確認していません。)


個体差もありますが、体重が急激に増加する月齢の仔犬の飼育の仕方にも
特徴的な点が認められます。
室内を自由にさせている~クレート(ケージ)で休ませる事は殆ど無い~
散歩は毎日喜んで行く~先住犬が居て室内で良く遊ばせる~床の滑り止め
は絨毯程度である~飼育環境に階段が有り、毎日昇降させている~エトセト
ラ・・・・・・・・・と言った飼い方の場合、100%に近く「股関節・肘関節・肩関節」
はダメージを受けます。
ショータイプと区別される「骨格構成」の確かな後躯に角度のある個体は、更
にダメージが深くなるものです。


ドッグランには良く行く~複数の犬達と全力で走らせる事がある~たま
には仲良くじゃれ合って、転げまわる事もある~標準体重をかなり超えてい
る状態を放置している~。身体だけ大きくなった六か月の頃から、二歳未満
の犬達がこの様な状態にあると、関節疾患はもとより靱帯損傷(断裂など)
の事故多発は否めません。


△飼い主さんが、スポーツオンチか体育程度の運動の経験者であるとどう言
うわけか、更に犬の怪我は増える傾向があります。


犬の専門家(トレーナー・訓練士・ブリーダー等)達は、犬を病気にしたり
怪我をさせたりする事は滅多にありません。彼らに飼育される犬を見て見れ
ば良く判りますが、どの犬も常に健康に保たれ、活発な「犬種の特徴」を良く
現わしているものです。どれだけ長く犬を飼育していても、愛犬家と専門家の
違いは、「段違い」なものなのです。


ここで一段落、
ご愛犬の飼育に関してのご相談は、熟練したブリーダーや優秀なトレーナー
にする事をお勧め致します。獣医さんに相談する方もいらっしゃいますが、獣
医さんは病気を治すのは得意ですが、飼育に関しては素人同然の方もいらっ
しゃいますので、飼育相談は適切ではないかも知れません。
病気や怪我の再発に関して、遺伝や体質と片づけるのは間違いで、殆どが
飼育方法飼育環境に原因があります。原因を改めない限り、事故は間違
いなく再発します。損傷を受けた関節は元には戻りません、お気を付け下さい。


※秋昂遏腺隠鰻遒陵縦蠅♢曚楫茲泙蠅泙靴拭br> ☆ホームカミングディーは11月の2日に行う事となりました。どうぞ奮ってご参加
下さい。
☆10月上旬にはBBQ大会を予定しています。
☆今年の「眼検診」は12月6日(土)に行う予定です。
どうぞ年間計画のご参考に願います。(カレンダーには書き込み済です。)



皆さまも、今日もご愛読、お疲れ様でした~~~~!
一息つかれたらワンクリック宜しく御願いいたしま~す。




そしてトリプルスターのカレンダーは此方ですご見学希望の方は、ご参考に願います。

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