ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 雨の日は、ふしぶし(節々)にご注意・・・

2008年09月19日 | ラブラドールの飼育(育成全般)

のややこしい日でした。


台風の接近に備えて、朝から忙しい日でした。
早朝一件のお渡し(若犬)があったものですから、
休む間の無い一日となったのでした。



妊娠犬の最初の一月目の管理は、普段通りの「十分な運動」と今迄通り
の給餌を心掛けると言った位で、下痢や感染症・肥満に気を配る程度で
気も楽なものです。
お腹の膨らみが感じられる二月目に入る頃からは、ゆったりとした生活を
心掛け、他の犬と激しく遊んだり、高い処からの飛び降り、野外行動など
を慎む様にします。給餌のコントロールはこの頃から重要度を増し、経験
がものを言う頃でもあります。
肥満は出産に問題を起こすだけで、お腹の胎児にとって良い事は一つも
有りません。常に良好に管理されて来た犬は、自分に必要な給餌量を本
能的に判っていますから無駄喰いをする事はありません。
胸郭や脊椎周辺を掌で触り、健康時の感触を維持する様に心掛けます。
(妊娠する前の牝犬を良く触り、触覚を高めておく事を心掛けます。)
現在妊娠二か月目に入ったトフィーのコンディションは、先ず先ずと言え
ましょう。


妊娠初期から引き続き気を付けなければならない事と言えば、膣か
らの透明な僅かな「分泌液」
です。
妊娠期間が終わるまで分泌され続ける、粘り気のある無色の液体は
、妊娠犬の健康(お腹の中)を表すバロメーターでもあります。
分泌液が白濁したり、黄色や茶色になると危険信号点灯、妊娠犬の
身体に異常が起きている事を知らせています。速やかに獣医さんに
診て戴かなくてはなりません。


◇台風接近モードの為、早めにケネルワークを済ませ、検査の為に
動物病院へと出かけました。雨は依然降り続いて視界を悪くしてい
ます。道路は空いていましたが搬送の犬に注意し、いつもの速度を
やや落とし目に走らせました。


17時頃病院に着いて検査が終わり、何枚ものレントゲン写真を見
ながら院長から所見を聴き終わったのは21時でした。
今回の検査では、関節に関して(特に肩や肘)勉強になった点が数
点ありました。院長には、毎回海外の学会での発表や有名な獣医師
の考え方など丁寧に教えて戴き助かっています。


肘関節a


肩関節a


肘関節b


◇どんな犬種でも育成にあたって「関節」の管理は大切なポイン
トであると言えます。
特に幼齢期に体重増加の著しい犬種に関しては、正しい管理を怠
ると将来にわたって後悔する事態を招きかねません。
ラブラドール(スタンダードタイプ)は当然この範疇に入る犬種
であり、活発な特徴的行動を示す飼育の易しくない犬種と言えま
すので、注意が必要です。
飼育には、獣医師(専門医)のみならず犬種の事を良く勉強して
いる者の意見を正しく取り入れ、実行する事が大切です。
書店に並ぶ多くの「飼育書」やネットの中に散見される、間違っ
た考えに基づく飼育方法を安易に取り入れて失敗する事だけは避
けてほしいものですね。



皆さまも、今日もご愛読、お疲れ様でした~~~~!
一息つかれたらワンクリック宜しく御願いいたしま~す。




そしてトリプルスターのカレンダーは此方ですご見学希望の方は、ご参考に願います。
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コメント
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