読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

青春のうた 第47巻 1970年代前期13

2007-11-21 22:09:55 | 読んだ
1.別れの朝/ペドロ&カプリシャス 1971年10月

♪別れの朝♪の後に続くベースの音がお気に入りだった。

この歌がいいのはヴォーカルの前野曜子の声が曲にマッチしていることである。
と思っている。

この歌が流行っていたころ、丁度高校受験のときであった。
当時は朝早く起きて勉強をしていたので、ラジオから流れてくるときがまさに「朝」であったので、印象が強い。

2.ハチのムサシは死んだのさ/平田隆夫とセルスターズ 1972年2月

セルスターズは「悪魔がにくい」のほうが印象深い。
とはいうもののこの歌も捨てがたい。

当時もなのだが今もってこの歌の詩の意味というか、何を表そうとしているのかがよくわからない。寓話的というのだが、何を寓しようとしているのかよくわからないのである。(悲しい)

よくわからないのだがこの歌はのれる。
それから、いまでもこの歌を聴くと、ついつい口ずさんでしまうのである。

3.とおりゃんせ/ケメ・佐藤公彦 1972年5月

ケメのラジオ「あおい君と佐藤君」はよく聴いていたのだが、ケメの歌はあまり熱心に聴いた覚えがないのである。

だから、ケメ、という人のことはまあわかるのであるが、ケメの歌というのはあまりよくわからない。

そのなかで、この「とおりゃんせ」だけは聴いて覚えているし口ずさむことも出来る。
とはいうものの、あまり好きな歌の部類ではないので、好んで歌うことはない。

4.紙飛行機/井上陽水 1972年12月

この歌は、陽水の歌を聞く前に友人から教えられて、原曲を聞く前に覚えてしまった。しかもハーモニーの部分まで。
この歌に限らず陽水の歌は、原曲を聞く前に友人から教えられた、というのが多い。

この歌は「白い紙飛行機」が自分たちのようで、そういう意味で身につまされるというかなんといおうか

白い紙飛行機はどこへ行くのか。
青空ではない空の中を。
風に乗ろうとしても強い風は命取りになる。
プロペラを知らない白い紙飛行機。

なのである。
しかも

雨が降れば弱いつばさは濡れる。

のである。

がんばって、強い雨も風も笑いながら受けて楽しく飛んだりもする。
だけど、地面に落ちるまで短い命なのである。

青春時代には胸によく響く歌詞である。

5.黒の舟歌/長谷川きよし 1972年3月

♪男と女の間には ふかくて暗い 河がある♪

というようなことは当時(つまり高校生)はよくわからないことなのであって、早くこの詩の意味がわかるような大人になりたい、と思っていた。

思っていたのだが、いまだよくわからない。

これほどに男と女について深く考えたことがないからなのであろう。
そして「男と女の間にはふかくて暗い河がある」という実感というか思いというのを感じたことがないからだろうと思うのである。
そういう思いをしなかったというのは、幸福だったんだと思うのであるが・・・

それから長谷川きよしがこの歌を歌っているのは落ち着いていいのだが、野坂昭如が歌うとなんだかあまりいい感じがしないのである。何故だろう?

6.虹と雪のバラード/トワ・エ・モア 1971年6月

トワ・エ・モアは「清純」「爽やか」「軽快」という感じで、そしていい歌を歌っている。

ところが、当時の私は「生意気盛り」なわけで、こういう歌はいいとは思うのだが、やっぱり主張のある歌や少し汚れた歌のほうがよかった。

トワ・エ・モアは体制側である、と断じて、近寄らないようにしていたのである。
近寄れば「好き」になるのがわかっていたから、ということもある。

で、歳月が過ぎればやっぱり「いい歌」はいいし、いい歌手は素敵なのである。
近頃、またトワ・エ・モアとして活動を行っているのを見ると、「若気の至り」ということを思い出して、ちょっと「渋い感じ」が口の中に広がるのである。

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