第135回直木賞受賞作品で短編集「まほろ駅前多田便利軒」から、次の2作<多田便利軒、繁盛中><働く車は満身創痍>が掲載されていたので読んだ。
男二人、多田便利軒を経営する多田とその高校時代の同級生・行天が主人公、というか軸になって物語は進む。
といっても、行天は<多田便利軒、繁盛中>で途中から登場するのだが・・・
男二人の物語を女性作家が描くのだから、若干こちらとしては違和感があった。
男二人の友情なんて、いつも一緒にいるとなくなるものではないかと思うのである。
男はつるんでいても、いつも一緒にはいないものだ。特に中年以降はその傾向が強いと思う。そのあたりが若干違うと思うのだが・・・
名探偵シャーロック・ホームズとその助手ワトソンだって、四六時中一緒にすごしているわけではなく、ワトソンにとってホームズは永遠の謎だったはず・・・
とまあ、その辺の違和感は置いておいても、この物語わりと面白い。
人情物語ふうであったりハードボイルドふうであったりして、物語は起伏が富んでいてあきさせない。
それから物語は面白かったが、受賞記念の自伝エッセイはつまらなかった。
饒舌すぎるという感じで、なんだかわからない、という感じ。
エッセイでは森さんに軍配をあげる。
男二人、多田便利軒を経営する多田とその高校時代の同級生・行天が主人公、というか軸になって物語は進む。
といっても、行天は<多田便利軒、繁盛中>で途中から登場するのだが・・・
男二人の物語を女性作家が描くのだから、若干こちらとしては違和感があった。
男二人の友情なんて、いつも一緒にいるとなくなるものではないかと思うのである。
男はつるんでいても、いつも一緒にはいないものだ。特に中年以降はその傾向が強いと思う。そのあたりが若干違うと思うのだが・・・
名探偵シャーロック・ホームズとその助手ワトソンだって、四六時中一緒にすごしているわけではなく、ワトソンにとってホームズは永遠の謎だったはず・・・
とまあ、その辺の違和感は置いておいても、この物語わりと面白い。
人情物語ふうであったりハードボイルドふうであったりして、物語は起伏が富んでいてあきさせない。
それから物語は面白かったが、受賞記念の自伝エッセイはつまらなかった。
饒舌すぎるという感じで、なんだかわからない、という感じ。
エッセイでは森さんに軍配をあげる。