読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

週間 ビジュアル 日本の合戦38 源義家と前九年の役・後三年の役

2006-03-22 22:47:34 | 読んだ
やっと地元が舞台になった、と思ったのだが、合戦俯瞰図は「多賀城」で、ちょっと外れた感である。

盛岡市に前九年町というのがあって「おおっ!」と思ったことがあった。
その頃は、この時代の東北(奥州)について、というか東北の歴史に興味がなかった。
理由は「負け続けている」からである。
しかも大概「朝敵」なのである。

しかし「炎立つ」(高橋克彦)を読んでから考え方が変わった。
確かに「戦」には負けたが、いわゆる中央にはない「根」がしっかりと残っている。どちらかといえば「闘う」ことより、土や風や水とともにじっくり生きることが東北人の特徴なのである。
と思うことにして、つまりは「負け」を受け容れたのである。

そうすると、なんだか東北や安倍一族、藤原氏などがいとおしくなって、北上川の橋の写真を撮りながら、そっち方面にも顔をだしたりしている。

今号で身近なところにも歴史のあとがあることに気づいたので、もう少し暖かくなったら行ってみようと思う。

追伸
「世に棲む日日」(司馬遼太郎)第2巻まど完読。
コメント
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