読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

楽天イーグルス2006

2006-02-09 22:59:22 | イーグルス
楽天イーグルスの「Mr.カラスコクラブ」の会員番号のお知らせが来た。

この申し込みは12月にしたのだが、以降お返事もなく、メールでは「早く会員申込をしてください」とあって小さく「ハガキで申し込んだ方はダイジョウブ」みたいなことが書いているだけ。
どうなっているのかわからないまま「ダイジョウブなんだろう」という気持ちでいた。で、今回やっと通知が来た。

で、先行予約ができるという案内もあるが「年会費を入金されたかたのみ」とある。これは口座振替になっているはず・・・

楽天は確かに商売上手だとおもうが、手前勝手な商売上手なような気がする。
細やか心配りがされていない。兎も角「金」が一番のようで、その辺はライブドアなどとおなじで金儲け優先という気分が抜けきらない感じなのである。

このような体質というのはなかなかとれないので心配なのである。
昨年「田尾」を監督にしたのは、チーム作りを長い目でみてじっくりとやっていくんだろうなあ、というふうに受け取っていたが、負け方が悪い、ということでクビである。あのチーム状況では仕方がない結果ではあった。
しかし、どうも奥に潜んでいるのは「金儲け」のような気がする。

今年は野村監督。
昨年とは違って「ピリピリ」した雰囲気が伝わってきていいカンジである。
自主性とか楽しく、というのは基礎が確立されて、自律性の高い選手が多いチームにあてはまることである。

野村監督が言うとおり、一流の選手というのは、他の選手の模範となり引っ張っていくような、チームの精神的柱となる選手であって、技術や成績がいいだけではダメだと思う。そういう選手はまだ楽天には見当たらない。
ゆえに、厳しく黙々と練習をすべきである。
そういう面では今年は期待できる。

さて、楽天の体質である。
野村監督によって野球チームの体質改善をしても、成績が伴わなければ、やっぱりクビにするんだろうか。

田尾監督にした理由が
「誰が監督になっても一年目は成績が良くないはず。良くなければクビにしよう。そして、楽天は成績が悪ければ指揮官を変える、というチームにしよう」
という戦略のなかであれば、相当にしたたかであるといえるが・・・これはうがちすぎかなあ。

日本の野球は、育てて勝つ、ということが「美」と評価され、日本人の好みである。
ロッテやソフトバンクは厳しい時期をのりこえ、育てた選手と外部から取り込んだ選手がうまく溶け合っていいチームになった。
 
かつてのラグビー「新日鉄釜石」のようなチームを私は望んでいる。
黙々と地道な役目を忠実にこなす選手を基本にに、松尾や森といった異質の選手がうまくチームに溶け込んで勝つ。
楽天イーグルスが目指して欲しいのはそんなチームだ。

野村監督には、勝つことに合わせて地道な努力がいい結果を生み出すというチームカラーを作って欲しい。
そして楽天本社やフロントは性急にチームを作るのではなくじっくり見守ることが必要だ。
とうほくに楽天のやり方を植えつけるのもいいだろうが、東北のよさを楽天に取り込むことも大事だと思うのである。
コメント
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