読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

コンバット

2005-11-09 23:22:15 | 観た、聴いた
今週からNHKのBSで「ローハイド」と「コンバット」が始まった。
どちらも1960年代のアメリカのテレビ映画である。

残念ながらというか、当然というか、私はリアルタイムで見ていない。
勿論、私と同年代で見ている人はいる。
職場で話をしたら、年上の人たちは見ていたとのお話。

さて、私は、ローハイドはあまり好みではなく、コンバットがいい。

コンバットのすごいところは、明確に反戦を打ち出しているところだ。
それも、現実的な戦争に向かい合っている中(シュチュエーション)での反戦である。

アメリカのすごいところは、勝って、こんな反戦映画をテレビで流すところである。
日本がもし勝っていたら、反戦映画など見ることも作ることもできなかったであろ
う。
今日もサンダース軍曹が「もし戦争が終わって国に帰っても、俺は多くの人を殺してきたということを忘れてはならない、一生それを背負って生きていくんだ」
ということを言っていた。

今、靖国神社問題が大きく取り上げられているが、アジアの国々が恐れているもしくは危惧しているのは、日本が本当に反戦の国なのか信用できないからだろう。

日本は勝てば勝つほど「反戦」を閉じ込めてしまう「匂い」や「体質」が、外から見ればまだあるんだろうと思う。

では、それを解消するにはどうしたらいいのか?
ということは思いつかないが、日本は今のままでは国際的にも国内的にもアカンと思うのである。

というようなことをコンバットを見ながら思ったのであった。
コメント
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