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日銀マイナス緩和 欧米の金融政策に影響も

2016年01月30日 11時19分01秒 | 市場動向チェックメモ
http://mainichi.jp/articles/20160130/k00/00m/020/127000c


日銀マイナス緩和
欧米の金融政策に影響も

毎日新聞2016年1月29日 21時56分(最終更新 1月30日 07時34分)

 【ワシントン清水憲司、ロンドン坂井隆之】日銀のマイナス金利導入による追加金融緩和は、欧米の金融政策にも影響を及ぼしそうだ。金融危機以降、先進国の中央銀行は競うように緩和策を強めてきたが、米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年12月、9年半ぶりの利上げを実施し、金融引き締めに転じた。日銀が新たな次元の緩和策に踏み込み、金融政策の方向性の隔たりが一層鮮明になったことで、世界の金融市場は変動幅をさらに広げる可能性がある。

 FRBは、雇用情勢の改善を背景に、米経済は引き続き回復軌道にあるとみて、追加利上げを模索する方針だ。ただ、金融市場の混乱や中国経済の減速など、世界経済は逆風が強まる。米国もドル高の影響もあって企業業績に陰りが出ている。FRBは年内「4回」の利上げを想定するが、市場の大勢は「1〜2回」と見込む。日銀の追加緩和が、市場の不安感を晴らせば、利上げを後押ししそうだが、円安・ドル高の進行などドル独歩高の傾向が強まれば、米経済にはマイナスに働いて利上げペースを鈍らせる可能性もある。

 欧州中央銀行(ECB)は2014年6月のマイナス金利導入など金融緩和の規模を拡大してきたが、物価押し上げ効果は出ておらず、市場からは一段の緩和を求める声が強まっている。ドラギ総裁は3月の次回理事会で追加緩和を実施すると示唆。日銀の追加緩和で対円相場でユーロ高が進めば、ECBへの緩和期待は一段と圧力を増すことになる。欧米金融政策への影響が大きくなるかどうかは、日銀が打ち出した緩和策がどこまで威力を発揮するかに左右されそうだ。

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