セッカチばあさんひとりごと

あれもこれもやりたい事ばかり、ノロマになったの棚に上げてぼやくばかり。スマートに片付けたいなー。

アニメ映画「パッテンライ」を観て

2009-05-29 16:30:23 | Weblog


テレビにも何度か登場し、台湾でも教科書に載っているという「八田與一」の物語。台湾が日本の領土だった1918年から13年の歳月と膨大な予算を使って作り上げた「嘉南大圳」、珊瑚潭とも呼ばれる美しくも又東洋一の大ダム誕生のお話です。彼が素晴らしいのは、不毛の広大な嘉南平原を穀倉地帯に変貌させたこと。構想の大きさ、これはダムだけでなく、全ての農民が豊かになるよう、地球を半周する長さの灌漑水路と3年輪作給水法を考え、工事の困難を技術力と暖かい人間性で乗り切ったことです。昔の日本人のスケールの大きさ、大風呂敷と言われながらもそれを許した当時の政府もすごいな~なんて思いました。アニメですが多くの方に観て欲しい映画です。「パッテンライ」とは「八田来」の意。ダム完成後に生まれた娘さんは私のクラスメートです。
4月5日NHKスペシャル「JPANデビュー」の「アジアの一等国」では日本は初めての植民地台湾を、力と差別で良いことは何もしなかったと報じたが、インタビューを受けた台湾の人は、日本の良いことも言ったのに全部カットされたと怒っていると聞きました。八田さんの話もしたのに全然無視されたとも。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする