さて、ビールとピザを調達してホテルへ帰って来た。1階の
レストランは、大賑わいだ。若い男女のPartyがあっているらしい。
何となく、高校か大学の同窓会という感じだ。
Liverpoolが港町ということと関係があるかどうかわからないが
男性は概して肩幅が広く胸板も厚くがっしりしている。
そんなに背丈は高くない。水兵のイメージがピッタリだ。
欧米の人は酒に強くて、日本人みたいに酔っ払って大騒ぎしないと
いうイメージがあったが、結構、みんな大声上げて騒いでいる。
女性は、フレアスカートみたいなのをはいていて、昔のアメリカ映画を
見ているようだった。
部屋へ帰って、ピザでも食べながらビールを飲もうとして、はたと
困った。買ってきたのは、ボトルのビールで、栓抜きが必要だが、
部屋には備え付けがない。はたと困ったが、そう、1階へ行けば栓抜きを
貸してもらえるだろうと思いビールを持って降りて行った。
賑やかに盛り上がっているレストランに入り、barのコーナーを見つける。
こういうときは、日本と同じで大声を出さないと、バーテンダー or
ウェイター?(いづれも若いお兄さんという感じ)には声が届かない。
" I wanna a openner, please" と 若いお兄さん、"NO---" とあっさりと
断られた。持って行くと思ったらしいのか、さっさと背を向けてしまった。
私も簡単には引き下がれないので、別のお兄さんに向かって、
" I wanna drink my beer.please give me a openner." というような
ことを言った。(実際のところ、どう言ったか、定かではありませんが)。
" ***** ? " というような顔をしているので、これはどうもダメだと
思い、手にしていた ビールを出して " Please open this beer ”みたいな
ことを言ったら、栓抜きを持ってきて開けてくれた。
** 当時は、可算名詞とか使いこなせていなくて、かなり
いい加減な英語でした。ま、通じたみたいですが。
ということで、やっとビールにありつけて、腹ごしらえも済んで、ベッドに
入ったのか、入る前だったのか、定かではありませんが、いきなり、
ベルが鳴り始めました。非常ベルです。部屋の外へ出ると、確かに
ベルが鳴っています。館内放送でも、" Emergency " みたいな言葉が
聴き取れました。カミさんも、私も「非難訓練かな」という位に
全く、切迫感がなくて、半信半疑でしたが、いつまでも続くので、
これは、ひょっとして本物かと思い、パスポートと財布が入ったBagだけ
持って外へ出ました。非常階段を泊まり客が しゃべりながら降りて行きます。
みなさん、" Is it really ? " みたいなことを言いながら、若い女性達も
階段を下りて行きます。部屋が何階にあったのか、憶えていませんが、
とにかくhotelの外へ出ました。沢山の泊り客とPartyのために来ていた
客が居ました。中には、バスタオルを腰に巻いただけの、いかにも
プールから飛び出して来たという男性もいました。
ほどなくすると、本当に消防車が来ました。
防火服を着た屈強な Fire men (結構、若い人が多かった)が、車から
降りて来て、HOTELの中へと入って行きます。その間、女性陣からは
ヤンヤの歓声です。皆さん、外へ逃げ出した安心感と、酔っているせいか
結構、状況とは別に盛り上がっていました。
しばらくすると、消防士が出て来ました。どうやら軽微な火災だったようです。
出て来た彼らに対する、歓声がまた、派手で、消防士も、皆、誇らしげに
手を振って車に戻って行きます。日本の消防士だと、苦虫潰したような
顔をして 「火の始末はちゃんとしてくれよ!」とでも言うのだろうと
思いました。
なんだか、映画を見ているようでした。カメラを持って来ていれば
良かったなあ、などと 何もなかったからいいものの、不埒なことを
考えていました。
こうして、初めてのLiverpoolの夜は終わりました。
レストランは、大賑わいだ。若い男女のPartyがあっているらしい。
何となく、高校か大学の同窓会という感じだ。
Liverpoolが港町ということと関係があるかどうかわからないが
男性は概して肩幅が広く胸板も厚くがっしりしている。
そんなに背丈は高くない。水兵のイメージがピッタリだ。
欧米の人は酒に強くて、日本人みたいに酔っ払って大騒ぎしないと
いうイメージがあったが、結構、みんな大声上げて騒いでいる。
女性は、フレアスカートみたいなのをはいていて、昔のアメリカ映画を
見ているようだった。
部屋へ帰って、ピザでも食べながらビールを飲もうとして、はたと
困った。買ってきたのは、ボトルのビールで、栓抜きが必要だが、
部屋には備え付けがない。はたと困ったが、そう、1階へ行けば栓抜きを
貸してもらえるだろうと思いビールを持って降りて行った。
賑やかに盛り上がっているレストランに入り、barのコーナーを見つける。
こういうときは、日本と同じで大声を出さないと、バーテンダー or
ウェイター?(いづれも若いお兄さんという感じ)には声が届かない。
" I wanna a openner, please" と 若いお兄さん、"NO---" とあっさりと
断られた。持って行くと思ったらしいのか、さっさと背を向けてしまった。
私も簡単には引き下がれないので、別のお兄さんに向かって、
" I wanna drink my beer.please give me a openner." というような
ことを言った。(実際のところ、どう言ったか、定かではありませんが)。
" ***** ? " というような顔をしているので、これはどうもダメだと
思い、手にしていた ビールを出して " Please open this beer ”みたいな
ことを言ったら、栓抜きを持ってきて開けてくれた。
** 当時は、可算名詞とか使いこなせていなくて、かなり
いい加減な英語でした。ま、通じたみたいですが。
ということで、やっとビールにありつけて、腹ごしらえも済んで、ベッドに
入ったのか、入る前だったのか、定かではありませんが、いきなり、
ベルが鳴り始めました。非常ベルです。部屋の外へ出ると、確かに
ベルが鳴っています。館内放送でも、" Emergency " みたいな言葉が
聴き取れました。カミさんも、私も「非難訓練かな」という位に
全く、切迫感がなくて、半信半疑でしたが、いつまでも続くので、
これは、ひょっとして本物かと思い、パスポートと財布が入ったBagだけ
持って外へ出ました。非常階段を泊まり客が しゃべりながら降りて行きます。
みなさん、" Is it really ? " みたいなことを言いながら、若い女性達も
階段を下りて行きます。部屋が何階にあったのか、憶えていませんが、
とにかくhotelの外へ出ました。沢山の泊り客とPartyのために来ていた
客が居ました。中には、バスタオルを腰に巻いただけの、いかにも
プールから飛び出して来たという男性もいました。
ほどなくすると、本当に消防車が来ました。
防火服を着た屈強な Fire men (結構、若い人が多かった)が、車から
降りて来て、HOTELの中へと入って行きます。その間、女性陣からは
ヤンヤの歓声です。皆さん、外へ逃げ出した安心感と、酔っているせいか
結構、状況とは別に盛り上がっていました。
しばらくすると、消防士が出て来ました。どうやら軽微な火災だったようです。
出て来た彼らに対する、歓声がまた、派手で、消防士も、皆、誇らしげに
手を振って車に戻って行きます。日本の消防士だと、苦虫潰したような
顔をして 「火の始末はちゃんとしてくれよ!」とでも言うのだろうと
思いました。
なんだか、映画を見ているようでした。カメラを持って来ていれば
良かったなあ、などと 何もなかったからいいものの、不埒なことを
考えていました。
こうして、初めてのLiverpoolの夜は終わりました。