50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

an alarm bell rang

2005年11月07日 00時26分47秒 | リバプールへ
 さて、ビールとピザを調達してホテルへ帰って来た。1階の
レストランは、大賑わいだ。若い男女のPartyがあっているらしい。
 何となく、高校か大学の同窓会という感じだ。
Liverpoolが港町ということと関係があるかどうかわからないが
男性は概して肩幅が広く胸板も厚くがっしりしている。
そんなに背丈は高くない。水兵のイメージがピッタリだ。
欧米の人は酒に強くて、日本人みたいに酔っ払って大騒ぎしないと
いうイメージがあったが、結構、みんな大声上げて騒いでいる。
女性は、フレアスカートみたいなのをはいていて、昔のアメリカ映画を
見ているようだった。
 部屋へ帰って、ピザでも食べながらビールを飲もうとして、はたと
困った。買ってきたのは、ボトルのビールで、栓抜きが必要だが、
部屋には備え付けがない。はたと困ったが、そう、1階へ行けば栓抜きを
貸してもらえるだろうと思いビールを持って降りて行った。
 賑やかに盛り上がっているレストランに入り、barのコーナーを見つける。
こういうときは、日本と同じで大声を出さないと、バーテンダー or
ウェイター?(いづれも若いお兄さんという感じ)には声が届かない。
" I wanna a openner, please" と 若いお兄さん、"NO---" とあっさりと
断られた。持って行くと思ったらしいのか、さっさと背を向けてしまった。
 私も簡単には引き下がれないので、別のお兄さんに向かって、
" I wanna drink my beer.please give me a openner." というような
ことを言った。(実際のところ、どう言ったか、定かではありませんが)。
" ***** ? " というような顔をしているので、これはどうもダメだと
思い、手にしていた ビールを出して " Please open this beer ”みたいな
ことを言ったら、栓抜きを持ってきて開けてくれた。

  ** 当時は、可算名詞とか使いこなせていなくて、かなり
     いい加減な英語でした。ま、通じたみたいですが。

ということで、やっとビールにありつけて、腹ごしらえも済んで、ベッドに
入ったのか、入る前だったのか、定かではありませんが、いきなり、
ベルが鳴り始めました。非常ベルです。部屋の外へ出ると、確かに
ベルが鳴っています。館内放送でも、" Emergency " みたいな言葉が
聴き取れました。カミさんも、私も「非難訓練かな」という位に
全く、切迫感がなくて、半信半疑でしたが、いつまでも続くので、
これは、ひょっとして本物かと思い、パスポートと財布が入ったBagだけ
持って外へ出ました。非常階段を泊まり客が しゃべりながら降りて行きます。
みなさん、" Is it really ? " みたいなことを言いながら、若い女性達も
階段を下りて行きます。部屋が何階にあったのか、憶えていませんが、
とにかくhotelの外へ出ました。沢山の泊り客とPartyのために来ていた
客が居ました。中には、バスタオルを腰に巻いただけの、いかにも
プールから飛び出して来たという男性もいました。
ほどなくすると、本当に消防車が来ました。
防火服を着た屈強な Fire men (結構、若い人が多かった)が、車から
降りて来て、HOTELの中へと入って行きます。その間、女性陣からは
ヤンヤの歓声です。皆さん、外へ逃げ出した安心感と、酔っているせいか
結構、状況とは別に盛り上がっていました。
しばらくすると、消防士が出て来ました。どうやら軽微な火災だったようです。
 出て来た彼らに対する、歓声がまた、派手で、消防士も、皆、誇らしげに
手を振って車に戻って行きます。日本の消防士だと、苦虫潰したような
顔をして 「火の始末はちゃんとしてくれよ!」とでも言うのだろうと
思いました。
 なんだか、映画を見ているようでした。カメラを持って来ていれば
良かったなあ、などと 何もなかったからいいものの、不埒なことを
考えていました。

こうして、初めてのLiverpoolの夜は終わりました。

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