歴史・音楽・過ぎゆく日常のこと
日日の幻燈




■元町教会群巡り
【ハリストス正教会復活聖堂】


東方正教会の教会。初代聖堂が建立されたのは1860(万延1)年で、現在の聖堂は1916(大正5)年のものです。国指定重要文化財。
正教会の聖堂といえば、東京神田のニコライ堂も素敵ですが、私が初めて正教会に触れた(…というほど大袈裟なものではないですが)のはここなので、想い出深い地です。カトリックやプロテスタントの教会とはまた趣が違っています。ステンドグラスやイコンなど、より厳かというか…。

【カトリック元町教会】


こちらはカトリックの教会。1859(安政6)年に仮聖堂が建てられたのが起源。現在の建物は1924(大正13)年のもの。内部は先程のハリストス正教会が厳かなら、こちらはカトリックらしく絢爛といった感じでした。
教会内の左右の壁面は、イエスが十字架に架けられる道行が14枚の浮彫でたどれるようになっています。

【函館聖ヨハネ教会】


イングランド協会(英国国教)を母体とする日本聖公会の教会。1874(明治7)年、北海道最初の聖公会としての布教がここから始まりました。聖堂自体は比較的新しく、1979(昭和54)年の建立。上空から見ると十字架の形をしているそうです。


■ペリー提督と函館開港
【ペリー提督来航記念碑】


黒船を率いてはるばるやって来たペリー提督。浦賀というイメージが強いのですが、函館にも来航していたのですね。1854(安政1)年、日米和親条約が締結された直後のことで、開港される地の確認が目的だったのでしょう。市中調査や湾内の測量を行ったそうです。元町公園に大きなペリー提督の像が、函館山をバックに建っています。

【ペリー提督会見跡地】


提督像から坂を下りて、かなり港に近いところにペリー提督会見跡地の案内板があります。ここにあった有力商人宅で松前藩の家老たちと会見したそうです。


■函館港
【西波止場】


ここがそもそもの函館繁栄の源泉地。幕末の開港前から栄えていたとはいえ、開港地に選ばれなかったら、その後の町の雰囲気も違ったものになっていたかもしれませんね。

【金森赤レンガ倉庫】


観光スポットの金森赤レンガ倉庫も、かつては海産物や米、麦などを保管する営業用倉庫でした。横浜の赤レンガ倉庫と同じく、うまく再生させたと思います。前回来たときはここでかなりの時間を費やしましたが、今回はほぼ素通り。あ、「武将館」なるショップで、北海道と何にも関係ないグッズを買ったことは内緒です。


■函館発祥の地


元町公園にあるこの案内板、うっかりすると通り過ぎてしまいそうですが、函館発祥の地をさりげなくアピールしています。15世紀中ごろに、この地に渡ってきた河野某がここに館を構えたそうです。館は東西63メートル×南北50メートル、四方に土塁をめぐらせ、空堀で囲われていたとのこと。この「河野館」にちなんで箱館という地名が誕生したのだとか。現在の「函館」という表記になったのは1869(明治2)年のこと。


■函館山


函館山へのロープウェイが前日から点検のため運休。代替輸送のバスでウネウネと山道を登って行きました。函館駅始発とロープウェイ乗り場始発があるようです。私は元町散策→ロープウェイ乗り場へ。バスは15分間隔で、5時頃に乗ったのですが満員状態。普通の路線バスなので立っている人でぎゅうぎゅうでした。ロープウェイ乗り場から山頂まで約20分程度です。



平日なので空いているだろうという予想は大外れ。まず山頂の駐車場待ちの観光バスが山道に長蛇の列。そして展望台は人であふれていました。ここにも、もちろん外国人観光客。中国をはじめとするアジア系が多かったです。
夜景には少し早い時間だったのですが、徐々に暮れていく空の色や、街の景色の変化が見られて面白かったです。夕暮れ時に山頂に着くようにするのが吉です。
 


はい、そしてよく目にするこの夜景。

綺麗な夜景も楽しめたし、さて下へ降りよう。ということで帰りのバスですが、まるでディズニーランドの人気アトラクションなみ(いや、それ以上?)の行列。函館駅行きとロープウェイ乗り場行きに分れていて、混んでいるのは函館駅行きの方なのですが、そんな案内はまったくなかったので、ロープウェイ乗り場行きのバスを待っている人も、みんな函館駅行きの列に並んでいるようでした。私はたまたま、バスの様子を見に行った人から情報を得て事なきを得ましたが、いや、もしかしたら列はひとつで、乗る時に分れるのが正解だったのか?いずれにしてもちゃんと案内を出してあげたらいいのにね。ま、誘導する人(多分、アルバイト)も慣れていない感じだったし、前日からのバス代替輸送開始なので仕方ないかな。


食事
【ラッキーピエロ】


ODR氏から箱館に行ったらラッキーピエロのハンバーガーは是非とも!とのことだったので。



アメリカのダイナーみたいな雰囲気。ハンバーガーも美味しかったです。

【五島軒】


1879(明治12)年創業の洋食店。店名は九州の五島列島出身の料理長に因むそうです。
五島軒と言えば、やっぱりカレー。私は明治時代のポークカレーと大正時代のビーフカレー(ネーミングはイギリス風カレーですが)を一皿で味わえる「あいがけカレー」をいただきました。

【函館朝市】
ホテルは駅の近くだったので、朝食に朝市で海鮮丼を。ホテルと提携しているお店だったのですが(ホテルでの朝食券を朝市での朝食に変更できました)、自分で店を選ぶとしたら、たくさんあってどこに入ろうか結構迷うかも。普段はあまり海鮮物を食べない私には、そもそも値段が高いのか安いのかという相場がわからない…。

【麺厨房あじさい】
ラーメンの有名店。ODR氏からも、とりあえず有名店ならここかな、と。函館のラーメンと言えば塩ラーメン。五稜郭近くのため観光客も多く、平日でも並びました。有名店の宿命ですかね。


喫茶
【茶房旧茶屋亭】


ベイエリアにあるレトロな喫茶店。建物自体が明治時代末の頃のもの。室内もまさに大正ロマンの雰囲気で、ガラスも古びた感じで素敵でした。



カップや皿もレトロでハイカラ。ああ、函館だなぁ~。八王子ではちょっと出せない雰囲気です。


■そして旅は終わる


そして帰京。
北海道新幹線で。ケンシロウに「明日への秘孔」をつかれ北海道をあとにします。4泊なんて長いなぁ~って旅行前には思っていたのですが、終わってみればあっという間。夢のような時間でした。駆け足でめぐったため、見られなかった場所も多々あり、次回はテーマを決めて観光してみるのもいいかなぁ~なんて思ったのでした。

今度はいつ北海道に来られるかな?
次なる夢の時間を楽しみに、その日まで、また日常と現実の世界で生きていかねば。新幹線の中でそんな感慨に浸っているうちに寝入ってしまい、目が覚めたら、せっかくの海底トンネルは抜けてしまっていたのでした。


-おわり-


※写真は今回もまた加工してあります。悪しからず…。


にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ    






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 【note】(か...   
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。