共和産業㈱採用担当者の日々

共和産業㈱の採用担当者、田中が採用活動その他の日記を書いていきます。

世の中の景気は上向き、されどザラッとした感触も。

2017年03月24日 09時33分56秒 | 気になるコト。

おはようございます。

22日、英国でテロがあったにも関わらず、

日本の国会は

どつき漫才、ショートコント「野次の見本市」的なニュース一色でした。

おい、大丈夫か、ここで政治を停滞させるところちゃうやろう。

人件費他の国会運営費考えたら例の土地売却額や値引き額なんて元がとれるんじゃあないの?

しょーもない大人の見本、でもそれを選挙で選んだのも自分たちの責任。

あんな大人になっちゃだめやでとTV見ながら子供と話していた次第です。

さて、

就職活動に絡むハナシかと聞かれれば微妙ですが

まぁ知っておいたほうが良い話ですのでお付き合い下さい。

本日のネタは、

『景気が良くなり始めると倒産が増える』

というハナシ。

普通、景気が悪くなると倒産が増えるイメージがあるかと思われます。

ま、それはそうなのですが

景気がよくなって本当に上昇基調になると瞬間的にですが倒産リスクも上昇する傾向があります。

え、なんで?って学生の方々は思われるかもしれません。

営業部の人たちが頑張って売上増に貢献してくれているときこそ

経理、特に与信管理(平たく言えば取引先の倒産リスクに注意すること)の担当者は

ふとした情報や自分の感覚的に『ザラッと』した時に対策を考えなくてはなりません

なぜか?

実は理由は簡単です。

特に製造業に多いパターンで、

売上から回収までのタイムフローは以下の通り。

1:得意先からの注文または注文見込が発生。

2:仕入先への原材料の注文。

3:上記原材料を用いて製造、完成。

4:得意先への発送、および追加注文時対策の在庫発生。

5:得意先への売上=売掛(ツケのようなもの)発生。

6:得意先への請求書送付

7:得意先からの現金回収(請求額または売掛が現金になる)段階

つまり得意先からの注文(見込)から回収までって結構時間が掛かります。

状況によって手形や期日現金などでの回収となってくると注文から現金化まで

2か月~長くて6か月かかる場合があります。

ここで厄介な問題が発生します。

得意先からの現金回収よりも、

2:仕入先への原材料の注文分の支払による現金の減少がほぼ間違いなく先に発生します。

この時点で現金(当座預金含む)が無い場合、

そしてそのための借金をする余力が無い場合、

不渡りが発生します。

現金になる見込みのある資産:売掛金・受取手形等があっても

支払いのための現金、特に小切手・支払手形の期日に現金が無い場合、

それが2回、半年以内に発生すると、

銀行は取引停止します。事実上の法人にとって死刑宣告(倒産)です。

普通支払って1社だけ、ということはあり得ません。

従いましてずらっと期日が迫っているはずですので、

1回目の不渡りでもう事実上の死刑確定(倒産)となる場合がほとんどです。

これが発生しがちな

資産(お金になる見込みのモノ)はあるのに倒産してしまう『黒字倒産』です。

正直当社は直接関係なくとも

どきっとするような情報が舞い込んでくることもありますので注意が必要です。


社会人にとっての常識ではあるのですが、

せっかく営業部が頑張ってくれている、

売り上げもええ感じに上がってくる、

営業部員のモチベーションも上がる、

ここで取引先倒産による損失、不良債権を発生させる訳にはいかない。

多くの法人の年度末がこの3月。

注文が増え、売り上げも増える3月。

したがって、

4月~5月の与信管理は気が抜けない。

対策はここでは書けませんが意外とチカラワザかつベタな手法、

アンテナはっていろんな対策を考えて、営業部に提案する。

これも田中の仕事です。

でもね、たまーに学内企業説明会で他社、『〇〇さんは超優良企業やで。』とか言うのは、

こんな仕事をしているから。

カラクリは単純です。

さて、今日は珍しく真面目なハナシを。

では本日も脳天気に参りましょう~

金曜日だぜぇ、給料日だぜぇ、テンションあがるぜぇ!

共和産業株式会社
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採用担当田中
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