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恭子先生の教室日誌

=考える子に 挑戦する子に=

合格することと同じくらい価値があることは、合格しなかったこと

2014-05-12 12:55:33 | 日記
認定テスト2014年度第一回が終わった。
今回は 教室から9人が受けた。
最終教材認定テスト受験生がいるときは、これが最後になる子もいるので 
必ず顔をだすことに決めている。

しかし この日は永田町でのフランチャイズ関係の勉強会と重なり、
認定テストの試験会場に顔をだせそうもない。
一番 聞きたかった講師の話も上の空の私、
とうとう 会場を出た私は 新宿での認定テスト試験会場に向かっていた。

最終教材認定テスト開始時間は11:50 集合時間は開始10分前
新宿についたのは11時33分 試験の始まる前にどうしても生徒たちに逢いたい。

まだ始まっていなかった会場に入り、生徒と私の目と目があった瞬間 
ぱっと広がった子どもの笑顔  これが見たかった。
すぐに会場を出たら、外の廊下にいたのは、私の教室の保護者ばかりだった。

そうだった。心配で なかなかドアから離れられないのだ。
私の姿を見て ひとつの親心が涙ぐむ。
緊張がほぐれたのが解る。親も私の生徒だった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

明けて 翌日は学習日
(すでにメールで自己採点の報告は入っていたが・・・・・)
合格を少しは期待しても悪くない報告だった。
出た問題を「これが出た、あれが出た」と覚えていられるほど 力がついていたのだ。

それなのに、恭子先生の返事は
「合格することと同じくらい価値があることは、合格しなかったことだよ。
どっちにしても 力の限り頑張った結果だからだよ」
中学受験のために進学塾へいくタイムリミットはすでに過ぎている。
別れを知っている少年は 出てくる涙を見せたくなくて 母の後ろに隠れる。

もう1人は高校基礎課程認定を受けた小2
「全部できたきっと100点だあ」と明るいというか、毎度の能天気な報告。

年中さんの時から、毎年 幼児優秀児認定受験 中学認定と テストを楽しんで
何回も明るく不合格した子が、今回生まれて初めて一発合格を目標にしたのが
おかしいです。
そして それなりに自分から猛勉強したのです。(小学2年生なのに)
恭子先生の返事は
「それなら71点でギリギリ合格できるかも」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「合格することと同じくらい価値があることは 合格しなかったこと」
全力投球したすべての子どもたちに、こう言える恭子先生です。
だって 認定テストだから。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ありがとうございました (小林先生に出会って)
2014-05-13 20:31:06
ありがとうございました、その言葉しか思い浮かびません。先生に育てていただいたこの数年が、yにとって素晴らしい時間に成るかことは間違いありません。ありがとうございました。
返信する
Unknown (能天気ちゃん)
2014-05-13 23:50:15
先生のお姿を見てホッとしたのと同時に、お忙しい先生が、認定テスト受験の子供たちの顔を見て頑張れ、と一言仰って下さる一瞬だけのためだけに、わざわざ永田町から往復して下さったことに胸が熱くならずにはいられませんでした。


前々回同様、ぎりぎり不合格でも笑って受け入れ、また次に繋げていけるパワーをも育てて頂いていると感謝しております。
返信する
孟子三楽 (恭子)
2014-05-14 12:15:20
天下の英才を得てこれを教育するは三楽なり。

まさに子どもたちとお付きあいする楽しさはここにあり。
子どもは変わるからです。

子ども(人)は自分のことを一番高く評価してくれる人の期待に応えようとします。
指導者と生徒の一対一の個人別指導の関係がこれを可能にします。
公文式の可能性の追求が実現する関係です。
Y君も能天気ちゃんもご家族や先生の期待に応えるために強くなりました。

昨日 宿題だけもらいにおばあさまに連れてきてもらったまゆちゃんは
教室で勉強したくなり、おばあさまはいったんお帰りになりました。
ここにも強くなった子が一人。
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