二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

響焔7月号〜聰俳句鑑賞

2020年07月08日 | 俳句

七月七日だれもいないから雨降る

 七月七日は言うまでもなく七夕である。七夕は梅雨の真っ最中だからなのか、ほとんど雨のような気がする。晴れて天の川を見た、などという記憶は多分ない。
 そう、七月七日に雨が降るのは梅雨だからなのだ。だけど作者は「だれもいないから」だと言う。言ってくれたわね。一体どこにだれがいないと言うのか?だれがいたらいいのか?何か織姫と彦星に言いがかりをつけられているようでもあって愉快だ。
 掲句例えば「七夕やだれもいないから雨が降る」としても句になるだろう。でも七夕では見せすぎてつまらなくなる。同じ意味の季語でも言い方を変えるだけでこんなに読者をはっとさせる。さらに破調も功を奏し、確か句会で特選でいただいたと思う。近年で一番惚れた句です。



今年の七月七日もやはり雨でした  

雨どころか最近は異常な豪雨続き

特に今年は

九州地方の被害の酷さに目を疑います

心よりお見舞い申し上げます




コロナに豪雨…

地球はどうなってしまったのでしょう

人類に対する自然界の怒りなのでしょうか













最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まほろば)
2020-07-11 14:08:46
七月七日誰もいないから雨降る(ナイス!)『七月七日』と七が続き、誰もいない・・そこに降って来る雨。そこに確かに立っている作者の絶望と希望に満ちていることか!とても普遍的な表現ですね。
Unknown (kyouen01)
2020-07-11 18:53:04
まほろばさん、こんにちは♪
ご鑑賞ありがとうございます。
私が感じ取れなかったところまで読んでいただきました。読者によって受け取り方も色々あって、そこも短い詩の俳句の良さですね。

コメントを投稿