今日のいいこと。

あんまりいいことない日々かも?だけど・・・
1日ひとついいこと発見!しよーっ!

「かりんの家」(NNNドキュメントより)

2010年02月22日 | 別刊!ちょっとまじめなお話を。
 最近ニュースでよく聞く幼児虐待・児童虐待の末の殺人事件。
 (あえて傷害致死とは言いません)
 日本では3日に1人の子供が虐待により亡くなっているそうです。

 虐待とまでいかなくても、親が子供を育てることを放棄(育児放棄)したり、不慮の事故や、重い病気など様々な理由で子供を育てられない場合があります。
 そういった場合、子供達は児童養護施設で暮らすこととなるのです。


 先日2/15に「NNNドキュメント」で取り上げていたのが、仙台に9年前にできたという『地域小規模児童養護施設』である・・・

 『かりんの家』。

 通常の児童養護施設は大舎制(20人程度が5・6人の部屋で暮らす)といういかにも「施設」っぽい感じの体制です。

 「かりんの家」は通常の住居に6人の定員にスタッフ・・・というよりも親代わりの大人が3人住み込み、一つ屋根の下で家庭的な施設運営をするという点が大きく違います。

 確かに違うなーって思ったのは、この1年間の取材中に18歳になった女の子が施設を出なくてもよいという特別措置が与えられた点。
 通常18歳で施設を出なければならなく、そこからの生活が非常に困難であるという事を聞いたことがあるからです。

 そして「かりんの家」の中で起きている様々な出来事やスタッフの対応。苦慮する姿には・・・ (ノ_・。)

 間違いなくその小さな心に傷を負っている子供達。
 口には出さないけどいろんな形で親代わりのスタッフへサインを出します。

 そのサインを見逃すまいと真摯に向き合うスタッフ。
 共に悩み、深い愛情を注ぎ対応する姿に・・・ (;へ:)

 子供達は傷の深さよりも深い愛情を感じているように見えました。


 番組の最後に、6人の子供達と親代わりのスタッフが10年後20年後に見て笑おうと、設立した当初に植えたという庭のカリンの木の前で、ビデオに未来への夢を語ります。
 一人として悲しい言葉を発しない、ちょっとできすぎって感じの子供達に心を打たれます。

 親は無くとも子は育つ。
 悲しい言葉です。

 心理学的にも子供の頃に受ける愛情の枯渇は重大な影響をもたらすと言います。

 でも、取り戻すことはできるのだと思いました。
 
 
 あらすじ(NNNドキュメントHPより
虐待、育児放棄、育児困難…様々な事情から児童養護施設に身を寄せる子どもは今、全国で3万人を超えている。9年前、仙台市内に誕生した地域小規模児童養護施設の第一号「かりんの家」。地域社会に溶け込んだ民家で、6人の子どもがスタッフ3人と一つ屋根の下、暮らしている。①母親に抱かれた記憶がないと言う12歳の少女。思春期を前に心の葛藤をスタッフにぶつける。②高校の卒業式のあと4歳下の弟と、病院にいる母親を訪ねた18歳の姉。③スタッフのことを実の両親と信じていた4歳の男児は、初めて自分の出生の一端を知ることになる…。「かりんの家」を舞台に、親と暮らせない子どもたちの現実を見つめる。


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