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海のコミュニティと山のコミュニティ。

来年度の教材として使うためにNHKのBSハイビジョン?の番組を録画したものを夕方から見ていた。

1時間だろうと思ってみていたが、2時間番組であった。

小生およびうちのゼミで関わっている<仙台市若林区荒浜>の1年間を、2005年から1年間にわたって取材した番組である。

当然、東日本大震災の前の1年を通して美しい<荒浜地区>を撮影したものだ。

無理を言って昨年末にお借りしたものを、何と今日全編見ることができた。お正月も気になって少しは見ていたのだが、メモを取ることもなく

<漫然とちょっとの時間だけ>拝見した。

今日は、そのお借りしたDVDを明日お返しするために、コピーをしようと目論んだ。

目論みは見事に挫折。

コピー防止機能が付いている?

コピーできないのである。

残念。

明日お返しして、また春にお借りするしかない。

貸していただけるであろうか。

 

先ほど知ったばかりであるが、<荒浜地域>には、<貞山掘>という地域のシンボルがある。

また、年に1度秋に地元6つの町内会が争う運動会の会場<荒浜小学校>がある。

荒浜地区は、漁師の町でもあり、農家の町でもある。

漁師と農家が日々<おすそ分け>し合う姿がリアルに描かれている。

四季を通じて、地域が<一つのかたまり>として、動いている。

子ども達も、その<かたまり>の中で、すくすくと生活している。

東日本大震災でその海のコミュニティは完全に崩壊した。

 

蘇らない、甦れない<荒浜>、は今後どこを目標に、何を目標に歩んでいくのだろうか。

 

山のコミュニティは、高齢化が激しい。津波にあうことはないが、土砂崩れは起きるだろう。

おすそ分けができるような近隣社会も存在しにくくなっている。

 

自然災害は、いともたやすく、戦後から最近まで続いていた<コミュニティ>を破壊した。

自然災害に立ち向かう、<コミュニティの再構築>が急務であるが、それがいかにして可能か。

具体的な処方箋は、医者でも書けない。

 

番組タイトルは、<イナサ>。南東の風のことだそうだ。

この番組は、<風>がキーワードとなっている。

地域社会学、福祉社会学を学ぶものには、必視の番組である。

 

////////////////

    昨日のアルコール 

             350cc の発泡酒 

    今朝の血圧と脈拍

             右・・・125-80-71

             左・・・129-77-78

 

                                       

 

 

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コメント
 
 
 
海森 (さくらコバトン)
2013-01-28 23:57:31
大学の授業に通称、海森というのがあります。生物系の授業ですが、白神山地への合宿もあるそうです。現地の人たちも協力してくださっているそうです。
今日は社会人学生の新年会兼打ち上げでした。キョトン先生の授業を履修していた方の前職は、競艇選手ですって!
 
 
 
拝復、サクラコバトン様 (キョトンC)
2013-01-29 07:39:21
もの凄い転身ですね。

まだまだ、現役でやれそうなスリムさなのに。
授業態度は、極めて良かったですよ。
 
 
 
イナサ (賢助)
2013-01-29 10:00:27
私は2005年にアナログ放送で見ていました。以前の地元ということもあり、懐かしい場面が多かったです。震災後は荒浜を訪れていないので、今はどうなっているのか気になりますね。先生の調査を通して知ることができれば幸いです。

さて、ダビングですが、DVDをVHSにダビングすることはできるのではないでしょうか。時代遅れですが、画質は悪くてもないよりはマシかも、です。
 
 
 
拝復、賢助先生様。 (キョトンC)
2013-01-29 10:07:47
荒浜は、すっかり流されてしまいました。

今は、当時の熱い住民さんの一部が、復興に向けて
頑張っているようです。

今日返却なので、次回、チャレンジしてみます。
 
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