第６話 スウェーデン王国入り物語

　　３月１７日午前９時、X2000に乗る。ストックホルムを離れ、一路ヨーテボリへ。
ストックホルム中央駅でトランクを持って、階下に降り、ホームに上がるために、
階段で上がる。エレベータを使えば良いのであろうが、動線上にはないし、さらに
エレベータを使えば、３人ほどしか入れないので、時間がかかる。２０㌔のトランク
を自分の力で持ち上げる体力、腕力がないと、女子も男子もこの研修旅行には参
加できない。

　昼過ぎにヨーテボリに到着後、一泊するホテルオペラにチェックイン。通訳のAさん
と研修に来ていたKさんと合流。午後最初に視察先、ハリーダ・コミューンのSAMHALL
　AB（国営の障害者就労場所）に向かう。現場まで随分雪道を歩いたが、小生にとっ
てSAMHALLは初めてであり、新鮮。Kさんは、我が社の近くの大学生。その方のゼミ
の先生は、小生が最初に勤務した研究所の直接の上司。世間は狭い、世界も狭い！