長野へ 2

2021-05-05 14:49:44 | 日記
一夜明けて、小布施の北斎館に行きました。
北斎は80歳半ばで江戸から遠く離れた小布施に来町して逗留し、地元の祭屋台や岩松院の天井絵を描き、88歳で亡くなるまで頂を目指して画業に専念した足跡を映像や作品で楽しめました。そのエネルギーに改めて驚き、「富士越龍」という晩年に描かれた肉筆画に彼の決意を見て感動しました。


その後、折角来たんだからと思い諏訪大社にお参りしました。「古事記」にも登場する最も古い神社の一つであることを感じさせる風格がありました。一の柱に圧倒されました。遠い昔に下社に伺ったので今回は上社にコロナ退散を祈願しました。

信州では五月晴れに恵まれ、青空にひときわ美しい雪をいただいた山々の姿に吸い込まれました。その雄大な姿は見る者の心までも大きくするように思われました。盆地である京都では感じられない感覚で、一回り人間が大きくなったようにも思うのですが、帰ったら元の木阿弥かもしれませんね。

長野には有名な温泉が一杯ありますが、自然に囲まれた温泉は心身共にリフレッシュできるので、人生も後半になれば時折訪れて日頃の疲れを癒すことも必要ですね。

上田を訪れるのははじめてではなかったのですが、今回は気候もよかったせいもあり、コロナで溜まったストレスをいくらか発散できて心身共に軽やかになれました。充華さんとのお稽古のおかげで素晴らしい長野を満喫しました。

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