本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。
朝晩随分冷えて来て、高雄に紅葉を見に来られる方も増えています。
人出が増えるにつれて、ナビが案内する細~い山道では慣れない道で離合困難となり渋滞になっているのに遭遇します。皆さんくれぐれも細い山道には入って行かれませんように。ナビに連れて来られた知らない道で「なんや、この道・・・」と思ったら引き返されることをお勧めします。
先週、京都府立林業大学校より北山丸太加工と北山杉枝打ちの実習に来られました。
まず、木取りの要領から、当組合理事長が講師として説明し、水圧を使った皮むきを見たり、またヘラを使っての皮むきを体験し、木肌にキズをつけない要領などを実習いたしました。
そして枝打ち作業に欠かせない鎌研ぎも、講師に習いながら各自で念入りに行いました。
なかなか根気のいる作業ですが、この鎌研ぎをしっかりしておかないと、上手く枝を打ち落とすことが出来ない大事な作業なんです。
そのよく研いだ鎌を持って実習山林に入り、各班に分かれ枝打ち作業開始。
講師の説明を聞き、見様見まねでやってみますが、なかなかスパッとうまく打ち落とす事が出来なくて、皆さん苦労されていました。そして中にはズルッと皮をむいてしまったりと、山主さんが見たら顔をしかめられそうな場面もありました
しかし、だんだんとコツをつかんで、後半には梯子を使いながら上手に出来る学生さんもおられました。
短い時間の中で、技術を習得するとまではいきませんが、子供を育てるような思いで北山杉を育てている山主さんや、枝打ち職人さんの思いが、少しでも伝わっていれば、今回の北山林業研修の成果があったと思います。
願わくば、この中から将来の北山林業後継者になる方が、育ってくれるとうれしいな・・・と思いながら、実習地を後にしました。
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