「京都・北山丸太」 北山杉の里だより

京都北山丸太生産協同組合のスタッフブログです

お弁当箱の思い出

2011年08月25日 | 日記

少し蒸し暑くスッキリしない空もよう...山の神さまも夏バテかな?

今日はKさんのお宅にお伺いしてご夫妻に昔の暮らしをお話していただきました。

うわぁ!凄く立派なお家。こんにちわ~~お邪魔します。

白い壁といい感じに色褪せた格子に見上げればふっとい梁をのぞむ吹き抜けで町家のようで町家でない。だってここは杉の里、中川ですもの。

 

Kさんご夫妻はもう現場のお仕事は離れていらっしゃいますが、長年林業に携わり今では時の流れを見据えながら北山杉を守っておられます。

どの家庭でも男性は危険と隣り合わせの枝打ちや伐採・本仕込み。女性は家事や子育てをしながらの下草刈り、こむき、磨きなどを受け持つのが普通でした。

さて、そんなお二人の一日はどのような時間割だったのでしょう?興味深く聞いているうちにお二人もハモったりして懐かしく思い出していただけたようです。

 

am5:30~6:00 起床・ご飯を用意してお茶を沸かす

    6:30 朝食

    8:00 仕事に出発

  10:30 休憩をとって作業

pm0:00 昼食(お弁当)

    1:30 作業

    3:00 休憩をとって作業(道具を手入れしたり刃を研いだり)

    5:00 作業終了

    6:00 お風呂に入って夕食

    9:00  就寝

こんな感じなのだそうです。ここで奥さまが何やらゴソゴソと出してきてくれました。

これ、木でできたお弁当箱。中川の山職人さんはみんなこのお弁当箱なんだそうです。

これに好きな分量のご飯を入れて、山でお茶を沸かし塩ものの魚を串に刺して焼いたり。自家製のお漬物や塩こんぶ。

聞いていたらお魚の匂いがしてきそうでハイキング気分になってしまいますが、これが北山杉を生業とする家族の生活の有り方。

夜明けとともに起き、日が暮れたらお家に帰る。贅沢をせずにひたすら北山杉とともに暮らす。まさにロハスな生活。

携帯電話なんかなくても仲間がいる。風が知らせてくれる。

年季の入ったお弁当箱はそんなKさんの山職人としての数十年間を、そして毎日ご飯を入れた奥さまの愛情を物語っていました。

 

次回は「ちょっとだけKさんのお宅拝見」

 

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