先日、京都市上京区にある油の老舗、山中油店さんが所有される京町家をゲストハウスとして改修され、その内覧会にご案内いただきました。
京都市内に残る京町家は年々減少していて、その保存が課題となっていますが、こちらのようにゲストハウスとして改修して多くの方が宿泊目的で活用できるようにされる事例も最近少しずつ増えてきているようです。
この町家は、今では珍しい10軒連棟長屋。そのうち6軒がゲストハウスとなりました。
そして今回、そのうちの1棟に北山杉の小丸太や腰板をご使用いただきました。
間接照明をうまく使った、北山杉小丸太の天井意匠です。とってもいい感じですね!
こちらの部屋も天井板の下に北山杉の小丸太を配し、意匠としてとてもうまく使われています。
そして玄関には北山丸太の面皮を活かした腰板。とても味のある表情です。
こちらは寝室。とてもリラックスできる空間でゆっくり眠れそうですね。
この日は門川京都市長もお見えになり、京町家を残し活用する取組みを視察されました。
店主は、築100年のこの町家を、今回の改修であと50年は使っていきたいと言われてました。
古都京都をかたちづくる町家を次の世代に引き継ぐ努力は、簡単な事ではないけれど、惜しまずにやっていただきたいものだと思いながら、この町家を後にしました。
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